TwitterなどのSNSでは、風俗店のキャストによる盗撮被害の報告が度々上がっています。Amazonで「隠しカメラ」で検索してみると、かなりの数がヒット。簡単に入手できるので悪用するケースも多いのではないでしょうか。
『性風俗サバイバル』（ちくま新書）などの著者で、風俗店キャスト・スタッフ向けの無料生活・法律相談サービス『風テラス』を運営している一般社団法人ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾氏によると、盗撮の相談について「増えているというよりは、以前から数多く寄せられているという状況です」といいます。
『風テラス』では、盗撮が発覚した際に「すぐにお店の人か警察に連絡することが重要」だと強調、「時間が経てば経つほど解決が難しくなります」と警鐘を鳴らしているだけでなく、「現場にお店の人が駆けつけた際には、一部始終をスマホで録音・撮影してください」としています。また、弁護士に相談するタイミングとして、「加害者から示談の申し出があった時点はベスト。その場で回答せず、弁護士と相談して回答しますと伝えてください」と示しています。
一方で、坂爪氏は「デリヘルではきちんとお店が警察に通報してくれるケースが多いですが、ソープではお客に対して慰謝料請求すると、逆にお客が警察に“脅された”と駆け込んで、お店が警察に摘発されてしまうケースもあるので、お客を出入り禁止にするだけで、それ以上の対応はしない、というお店もあります。この場合、女性は泣き寝入りするしかありません」と実態を明かします。トラブルに巻き込まれた際は、一人で悩まずに相談窓口を活用するようにしたいところです。
風テラス
https://futeras.org/ [リンク]
※参考記事 スパイカメラがAmazonで買える時代！盗撮された風俗嬢による被害報告とその対策方法
https://togetter.com/li/1698860 [リンク]
※トップ画像はACより
