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コンビニ“いかフライ卵とじ”選手権!「いかフライ丼」にして一番うまいのはコレ



“揚げ物”を卵でとじ続ける、強制卵とじの時間です。「卵でとじれば大体良くなる」を合言葉に、ひたすら“丼用の卵とじ”を作り続けます。


この企画、言うなれば筆者は銀河鉄道に乗った旅人です。新たな揚げ物を追い求め、向かうは終着駅・惑星 卵とじ。そこで揚げ物にされる運命にあるとも知らずに……。


……すいません、妄想が過ぎたようです。さて今回は、以前から気になっていた“いかフライ”系のおつまみスナックです。

コンビニのおつまみコーナーや酒屋さんにたいてい置いてある、食べ始めると止まらないアレでございます。


どれも卵でとじたら絶対にうまいであろう確信はあるのですが、その中でもどれが一番うまいのかを決めるべく、調理に臨みたいと思います。


今回のエントリー“いかフライ”はこちら。


・いかフライ(なとり)



・カライーカ(ジョッキ)



・ソフトいかフライ(ファミリーマート)



・いか天&のり天(ファミリーマート)




いかフライ&ソフトいかフライ


まずは一番オーソドックスな『いかフライ』と『ソフトいかフライ』から。



この2品、素で食べてみても干渉しあうような味わいではないよね、ということで、まとめてとじてみました。本当はこの時、ご飯が足りなくなってしまってたからなんですけどね……。


卵とじは基本的にスライス玉ねぎ1/4程度、卵ひとつ、そしてカツ丼のタレ(水+麺つゆ+砂糖、もしくは水+醤油+砂糖+粉末だし)です。ここでは以前にもらった富士そばさん公式の「かつ丼のたれ」を使って検証しています。



参考記事:富士そば公式のかつ丼タレ(本物)で「強制卵とじ」しまくってみた / タレレシピも公開

https://getnews.jp/archives/2499509 [リンク]


で、あらためていかフライとソフトいかフライです。



卵でとじたら、見た目だけは既に立派な料理ですが……味はいかがでしょう。※シャレではない




『いかフライ』側から一口がぶり。いかフライ特有のあの香ばしさがカリカリの食感から立ち上ります。一方、火が入ってフニフニになった衣の部分もイカの旨味たっぷりで最高。甘めのタレと絡んだ、やわらか卵に重なるイカの味わいがこんなに相性がいいとは。やっぱり間違いなかった!



『ソフトいかフライ』側はどうでしょう。もともとソフトな食感なのですが、煮崩れることなくむしろ弾力が増してるくらいの歯ごたえ。イカの旨味自体はソフトいかフライの方が強く感じるかも。



衣の持つマヨネーズの風味が、かつ丼のタレの隠し味となって広がります。マヨが主張することはないですが、人によって好みが出るポイントかもしれません。塩味や旨味自体は強く感じるので、こちらで作る時は少しタレ薄めで良さそう。


カライーカ


お次は『カライーカ』。



余談ですが、カライーカは山栄食品のものと(株)ジョッキのものがあるようですね。筆者が知っていたのは山栄食品のものなので食べ比べてみたかったのですが、あいにく入手できず。今回はジョッキのもので検証です。



手順はこれまでと同じく、タレと玉ねぎをひと煮立ちからの、ささっと溶き卵。煮込む必要は無いので1~2分で完成です。





さてさてカライーカなのですが、一味を主体とした香辛料が加わるだけで、先のノーマルいかフライとは一変します。



お鍋のタレはかつおだしなので、基本的にイカとの相性は言うまでもなくバッチリなんですが、ここにスパイスが加わることで、魚介の風味を爽やかで刺激的なものに変えてくれます。



思わずちょっと笑みがこぼれた美味しさです。



いか天&のり天


ラストは『いか天&のり天』




筆者、ちょっとだけ勘違いしてたのですが、いか+のりが混じった天ぷらではなく、イカ天ととのり天の両方が入ってるのですね。めっちゃ些細なことですけども。


さあ、これも同じようにひと煮立ちからのさっと卵とじしましょう。




仕上がりの見た目は、海苔のおかげか、かなりの和食ぽさ。



いただいてみると、先のカライーカ同様、こちらも食して笑いが出てしまいました。まず、海苔の風味と卵が抜群に良い。それのみならず揚げてあるからこそのコクと風味もすごく出ています。そこにいかフライの持つ濃厚な魚介の旨味が加わり、味わいとして完成された多層構造。死角なしじゃないですか?



先ほど「見た目がかなりの和食」と言いましたが、味わいも和食のどんぶりとして完成されてますね。衣が割としっかりしているので、これも煮崩れどころか弾力ある食感をしっかりと保っていました。もともとのフライにしっかり味が付いているので、試作する場合には少し薄めのタレで良いと思います!



コンビニいかフライ卵とじ総評


総合力はやはり『いか天&のり天』でしょうか! いかフライ単体でも強いところに、海苔という新たな海の風味を加えたのが大きいと感じました。そして、いかも海苔も、醤油&かつおだしの甘いタレと劇的調和しまくり。



『いかフライ』は最もベーシックな、いかフライ丼のベンチマーク的な揺るがぬ味わい。しみじみ美味しいですし、カリカリの食感もいかフライならでは。この美味しさを基準に、色々と更なるかけ合わせも試してみたいです。



『ソフトいかフライ』はハッキリとした味の濃さとマヨネーズ風味がポイント。ハマる人にはこちらの方がダントツになりそうな個性があります。


個人的には『カライーカ』のスパイシーな味わいが好みでした。パクチーとかナンプラーでも合いそうな気がしますんで、そっち方面も試してみたいですね。



色々買い込んでみたものの「違いが出なかったらどうしよう」という不安があった今回の強制卵とじですが、想像以上の個性が出たのが驚きでした。


今回「いかフライ系は卵とじ鉄板」説がほぼほぼ、立証されたのではないでしょうか? 簡単に試せるので、皆さんも是非お試しください!


※「強制卵とじ」シリーズ記事はこちら

https://getnews.jp/tag/%e5%bc%b7%e5%88%b6%e5%8d%b5%e3%81%a8%e3%81%98


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