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「自宅でトイレを済ませてから受診を!」 PCR検査して陰性だった体験マンガが教えてくれる受診の実態



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査について、さまざまな議論が展開されていますが、実際にどのように受けるのか、気になっている人は多いのではないでしょうか。


pixivなどに西洋の鎧を描いたイラストなどを発表している鎧田さん(@0Fami)が、自身がPCR検査を受けて陰性と診断された顛末をマンガにしてTwitterで公開しています。








基礎疾患はなく、レジで働く以外は引きこもりのオタクだという鎧田の1日目。「なんかだるいな」と何気なく熱を測ってみると、37.8℃。「一晩寝とけば下がるやろ」と就寝しますが……。



翌日も熱は下がらず。職場に電話して休みにしてもらいますが、「外に出たらアカンすぎる」「コロナか…?」と思い、その日は熱であまり眠れなかったといいます。



3日目。熱はちょっと下がったものの、夜になると上がり、しばらく仕事を休むことになりました。自治体のHPを見て、「明日熱が下がらなかったら相談センターに電話しよう」と思ってこの日は寝ます。


4日目。やはり昼頃に熱が上がり、相談センターに電話。この頃から軽い咳と息苦しさがあったといいます。



電話が苦手ながら、相談センターからかかりつけ内科へ電話連絡の上で受診することを勧められた鎧田さん。内科に詳細を話して、受診してもらえることになります。公共交通機関を使わず、家族の車で移動。内科では、先生が完全防備で別室に隔離の上診察をしてくれた結果は、「レントゲンの軽い肺炎が写ってるかも」。



「マ?」となる鎧田さん。先生が保健所に相談して、大きな病院のコロナ対応できる救急にすぐ行くことになったのですが、待っている間はボケっと妄想の猫と遊んでいたといいます。「まさかこの後あんなことになるとは…呑気にネコ(妄想)と遊んでいる場合ではなかったのである」という鎧田さん。一体何が待ち受けているのでしょう?



大病院に着いて車で待機していると、防護服姿の看護師が迎えに来ます。その時に鎧田さん、「あ、あの、トイレってやっぱ行っちゃダメですよね?ダメですよね」と我慢しつつ聞きます。「トイレですか!?」という看護師に申し訳ない気持ちになる鎧田さん、自宅から大病院までずっと隔離されており、道中にコンビニ等に寄るわけにいかず、「膀胱が崩壊寸前に…」とのこと。



結局、トイレに行くのはダメ。「ひとまず我慢できますか?」という看護師に「ハイ!」と謎にハキハキ答えますが、「防護服の医者の前で漏らすのは俺がはじめてだろうなぁ」と思います。


診察は、厳重に2mほど距離を取り、丁寧な聞き取りの後にレントゲン撮影、血液検査を実施。すべて厳重に隔離されている診察室で行われたといいます。「うーん、肺炎じゃないね。レントゲンじゃ正直わからないけど。重い肺炎だったらはっきり写るからね」「血液検査はちょっと白血球が多いかな」という医師。「解熱剤と咳止め出すので熱下がんなかったら明日も連絡して」と説明される時には、膀胱が限界に……。結局、トイレは自宅まで我慢した(!)とのこと。



5日目。熱は下がらず電話連絡をして大病院に再診。隔離診察室に案内されて、「待つ間、もしかしてマジでコロナかもなと思い始めた」といいます。ちなみに、この日はトイレを自宅で済ませてから来院したとのこと。教訓が生かされています。


医師は部屋に入るなり「じゃやるね!」といい、頭を壁に向いて上を向くようにされ、綿棒を鼻に刺されます。鎧田さんによると、「そこまで痛くはなかった」とのこと。あまりにあっさり終わったからか、「あ、あの、これは…インフルの検査ですか?」と訊く鎧田さんに……。



「コロナだよ!」と異口同音にツッコむ医師と看護師。事前にコロナの検査だと言われず、ニュースで簡単に受けることができないということを読んでいたので、「マジでインフルの検査だと思ってました」といいます。



PCR検査を受けて2日後に「陰性」と診断された後も、熱があり自宅隔離中だという鎧田さん。「コロナ疑いで病院に行く時は自宅でトイレを済ませてから受診を!」と強調します。


鎧田さんに、「保健所や病院に電話する際に、何度もかけ直したり、つながりにくかったことはありましたか?」と聞いたところ、「保健所・病院・接触者相談センターはすべてスムーズに繋がりました。親身に聞いて頂いて感謝しています」といいます。PCR検査については「鼻の奥まで入りましたが思ってたほど痛くありませんでした。検査が本当に早かったので驚きの方が大きかったです」と振り返ってくれました。


また、「看護師さん達はいかに患者と接触する回数を減らすかを強く意識していました。物の受け渡しがある度に手袋を交換されて大変そうでした」といい、「私が看護師さんとやり取りした物は、保険証・診察券・現金でした。これも全て消毒するため、紙製の物は透明なファイルかビニール袋に入れて持っていくと消毒しやすそうでした。小銭を多めに持っていたので、ピッタリ支払い出来てお釣りを渡すという接触が1回減った事に感謝されました」とのこと。可能ならばこういった気遣いができると病院側の負担を減らすことができそうです。


「今後もお互いに手洗い、うがいをしっかりしていきましょう」という鎧田さんの元には、新型コロナウイルスの対応や病院などの不安な点への質問が集まっているとのこと。そういった質問は、厚生労働省や各都道府県の窓口に電話をしましょう。


各都道府県の新型コロナウイルスに関するお知らせ・電話相談窓口(首相官邸ホームページ)

https://www.kantei.go.jp/jp/pages/corona_news.html [リンク]


※画像はTwitterより

https://twitter.com/0Fami [リンク]


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