日本を代表する伝統芸能の一つ「人形浄瑠璃・文楽」を題材とした北駒生先生の漫画「火色の文楽」が新感覚・音楽朗読劇SOUND THEATREとして10月5日、6日に舞浜アンフィシアターにて上演されました。様々なプロの技が融合した公演の様子を紹介します。

「火色の文楽」は、「バレエ界の星」と呼ばれ将来を期待された青年・迫弓矢が怪我によりバレエへの夢を絶たれ、人形浄瑠璃・文楽に出会い、新たな人生を歩む姿を描きます。人生の全てを懸け、もがき悩み這い上がる、青年たちの“火”の物語です。

今回の朗読劇では、これまでのSOUND THEATREと同じく土屋雄作さんが音楽を手掛けており、ピアノやヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの中に、三味線や太鼓といった和楽器が加わった、本作ならではのハーモニーが奏でられました。

そして、朗読劇と言いつつも、今作ではなんと劇中でプロによる人形浄瑠璃のパートも! ステージ後方のセットが回転し、文楽の義太夫と三味線奏者が登場。

人形はアンフィシアターならではの円形にせり上がってくる機構を使用し、ステージ中央から現れるなど、登場にもエンターテイメント性のある演出で観客に刺激を与えます。

回転するステージ上で行われることにより、横や斜めなど正面以外の角度から人形浄瑠璃を観られる機会は、他ではなかなかないのではないでしょうか。

もちろん、声優キャストによる朗読劇は素晴らしく、文楽にかける情熱を見事に声の芝居で情感たっぷりに伝えます。

日笠陽子さん、熊谷健太郎さん、市川太一さん、高橋広樹さん、植田佳奈さんらのキャラクターの成長や変化を感じさせる演技、てらそままさきさん、井上和彦さん、秋元羊介さんらベテラン声優陣が演じる師匠たちの抜群の安定感、何役も演じ分けるキャストの技術、さらに、主人公で義太夫を目指す迫弓矢役の天﨑滉平さんの太夫独特の声色には鳥肌が立ちました。

弓矢と湊の関係や、弓矢の兄弟子の千鳥太夫、さらに麻虎のエピソードなど、文楽を軸に描かれるそれぞれの人間ドラマに生の熱が加わり、思わず目頭が熱くなる場面も。

五感を刺激することをテーマに、照明、音楽、衣装、スモークなど様々な特殊効果にこだわり、朗読劇の枠に収まらい豊富な演出で楽しませてくれるSOUND THEATRE。

今作ではプロの声、芝居、演奏、人形浄瑠璃といくつものプロの技が融合し、また1つ新たな扉が開いたステージとなりました。

新感覚・音楽朗読劇 『SOUND THEATRE × 火色の文楽』
【開催日】10月5日(土)・10月6日(日)
【会場】舞浜アンフィシアター 
【朗読】
迫 弓矢:天﨑滉平 入江 湊、他:日笠陽子 柳川 弦治、他:熊谷健太郎 大楠 柑太:市川太一
藤竹潮路太夫:てらそままさき 松永珠市、他:井上和彦 蓮本光臣、他:秋元羊介 
菊元千鳥太夫、他:高橋広樹 末広 蕗、他:植田佳奈

原作:北駒生「火色の文楽」(ゼノンコミックス/ノース・スターズ・ピクチャーズ)
脚本・演 出:キタムラトシヒロ
公式サイト:
http://hiiro-no-bunraku.soundtheatre.jp/[リンク]
(C)北駒生/NSP 2017

関連記事:
朗読劇×人形浄瑠璃!?「SOUND THEATRE × 火色の文楽」天﨑滉平・熊谷健太郎・市川太一インタビュー
https://otajo.jp/81733

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「天﨑滉平が義太夫を熱演!朗読劇と人形浄瑠璃が融合した新感覚ステージ「SOUND THEATRE×火色の文楽」レポート