30年以上もの長い間、日本中に“愛と勇気”を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン

その生みの親、やなせたかし先生の生誕100周年にあたる今年、シリーズ31作目となる映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』が6月28日(金)に公開となりました。

筆者は入場特典のマラカス目当てに2歳の娘と初週に鑑賞してきたのですが、笑顔で楽しむ周囲のキッズたちを横目に、終盤は涙が止まらず……。「子ども向けだから」なんて色眼鏡ナシに、大人も素直に楽しめる傑作に仕上がっていました。

物語の舞台は、みんなに美味しいアイスを作って届けている「アイスの国」。この国の主として魔法のスプーンを受け継いだバニラ姫は、上手にアイスを作ることができず、アイスの国を飛び出してしまいます。

糸が出なくなったトビー・マグワイア版スパイダーマンよろしく、「アイスの国の姫だから」「アイスを作らなければいけない」という立場上の責務に追われてスランプに陥る(=魔法が使えない)バニラ姫の姿は、大人こそが共感できる存在です。

アイスの国を離れたバニラ姫は、ヘロヘロになりながらも人助けをするアンパンマン、楽しそうに自慢の料理を振舞うしょくぱんまんカレーパンマン、“とある想い”からパンを作り続けるジャムおじさんたちの姿を見て、アイス作りに“本当に大切なもの”に気付いていきます。

そして、「アンパンマン人気投票」(2018年)で堂々の3位にランクインしたコキンちゃんも出番たっぷり。自らの欲望に正直なコキンちゃんと仲良くなり、振り回され、ぶつかることで、何のためにアイスを作るのか、その答えにようやくたどり着くのです。

クライマックスは、ばいきんまんがアイスの国を乗っ取ろうと最強メカ“バイキンアイスロボ”を発明して大暴れ、という様式美的な展開に。

アイスの国を守るため再び魔法のスプーンを手にしたバニラ姫の表情は、『アンパンマンのマーチ』の歌詞とリンクして胸にグサッと突き刺さり、明日への活力と“生きるよろこび”を与えてくれる名シーン。

ここで描かれるのは、アイアンマンやキャプテン・アメリカなど、MCU作品で2時間以上かけて語られるヒーローたちのオリジン(誕生譚)と何ら変わらないのです。いやはや、『アンパンマン』おそるべし。

本作が映画館デビューとなった2歳の娘もポップコーン片手に大満足の様子。上映時間は60分、照明が完全には暗くならず、何より終始マラカスの音が鳴り響いている環境は小さな子どもの映画館デビューにもってこいの一本でした。

映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』
http://anpan-movie.com
6月28日(金)より元気100倍!ロードショー

(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2019

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「アンパンマン映画『きらめけ!アイスの国のバニラ姫』にガチ号泣 2歳の娘以上にドハマりしたパパの鑑賞レビュー