starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

伝説の番組『TVチャンピオン』に出演してきた! 出演打診から収録までの裏話を全部言っちゃうね



1990年代に『大食い王選手権』などインパクトの強い大会を数多く開催してきた伝説のテレビ番組『TVチャンピオン』(テレビ東京系列)。


2006年に打ち切りとなり、その後も不定期で特別番組は放送されてきたのですが、今年から『TVチャンピオン極~KIWAMI~』としてレギュラー放送が復活していたことをご存知でしょうか。




※TVチャンピオン極 ホームページより


実は私ノジーマですが、7月21日に放送(※)された『カップ麺アレンジ料理王選手権』なる大会に本名で出演して参りました。出演が決まったことを友人などに伝えると驚かれると同時に「どうせ優勝する人が決まってるんでしょ?」「どうやって出演が決まったの?」などと質問攻めに。それならばせっかくなので、明かせる範囲でTVチャンピオン出演の裏話を紹介したいと思います。


※ BS JAPANでは7月15日に放送


出演依頼は『Facebook』のメッセージから


出演の依頼があったのは今年の4月中旬。放送の約3ヶ月前、収録の2ヶ月前というタイミングで、テレビ東京や番組の制作会社からではなく、リサーチ会社のスタッフからFacebookのメッセージで送られてきました。


内容は私の著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』を読んでいただけたということと、番組に興味のある人を探しているということ。そして興味があれば簡単なプロフィールやカップ麺アレンジの作品レシピを教えてほしいとのことでしたね。


つまりこの時点で出演は確定しておらず、書類選考を経て出演者が4名選ばれるとのこと。あとでわかったのですが、この時点ではかなりの人数に声をかけているようでした。



1ヶ月後に具体的な選考がスタート! 出演した場合のメニューを考案


そして約1ヶ月後。TVチャンピオンの連絡が来たことをすっかり忘れていた頃に、今度は制作会社のスタッフからメールが届きました。どうやら書類選考は通過できたようです。


届いたメールには番組の企画書と履歴書のようなアンケート用紙が添付されていて、さらにカップ麺のアレンジ案をテーマ別に考案し、そのレシピを書いて返送することになりました。どうやら番組収録時にどのような料理を作るのかをチェックするようで、これが最終選考になるそう。


考案したレシピは計3種類。1週間程度で考え、担当スタッフと何度かやり取りをしながら若干の手直しを加え、5月末に行われる出演者決定会議の結果を待つことになりました。いったいどうなることやら……。


見事番組出演が決定! 考案したレシピをさらに詰めていくことに


そして6月1日。制作会社のディレクターさんから電話があり、選考に無事通過して番組出演が決定したとのこと。やったー!! 有名な番組に出演できることが決まって本当に嬉しかったですねえ。


とはいえこの時点で番組収録まで2週間を切った状態。あまり時間がありません。急きょ翌日に制作会社に出向いて打ち合わせをすることになりました。



打ち合わせでは番組出演に関する諸注意を教えてもらったりもしたのですが、メインの議題はレシピについて。今回の収録ではカップ麺メーカー5社から商品を提供してもらっていたのですが、提供してもらっているからには満遍なく5社の商品を使わなければならないとのことでした。例えば誰も日清食品のカップ麺を使わなかった、なんていう事態は避けなければならないのです。これぞまさに大人の事情……!


そのため、提案したレシピで使用するカップ麺を変更したり、他の出演者とメニューがかぶったりしないように注意しながら実際のメニューを固めていくことになりました。正直ここまでしっかり決めなくてもいいんじゃないの?というレベル。決勝に進んだ場合のメニューまで細かく決めていたので「これは僕が決勝に進むように台本が書かれてたりするのかな……?」なんて思ったりもしちゃいました。


ちなみに出演料の話も教えてもらいました。参加者は一律で3万円。優勝するとプラス7万円で賞金総額10万円となります。


本番まで自宅でメニューの試作を繰り返す


打ち合わせ後も制作会社とメールでのやり取りを繰り返しつつ、本番で作るメニューを試作しながらブラッシュアップしていきます。そして作ることになったメニューは以下の4つ。



シーフードヌードルで海鮮チヂミ風にしたもの。



担々麺をコロッケ状にしたもの。



味噌ラーメンのスープにとろみをつけて、麺を細かくカットしてカレーライスっぽくしたもの。



あとは僕の著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』にも収録されている自信作「どん兵衛グラタン」をさらにアレンジしたもの。


どれも試行錯誤を重ねてインパクトある味にすることができました。制作会社のディレクターさんも「野島さんのメニューはかなりいけそうだと思います」とお墨付きをくれたので「ああ~、これはもしかしたら優勝するように台本が書かれてるのかもなぁ~」とか思ってしまいました。


それにしても出演が決まってから約2週間、TVチャンピオンで作るメニューのことを四六時中ずっと考えていたような気がします……。


いよいよ収録当日。楽屋には有名人がいっぱい!



番組の放送予定日からちょうど1ヶ月前。ついに収録日がやってきました。前日のうちにカップ麺以外の必要な食材を買い込み、朝早くから都内の撮影スタジオに乗り込みます。もちろん材料代は経費が出ます。


スタジオの中では他の番組の収録も行われていたようで、楽屋には見たことのある有名人の名前がちらほらと……。



石田純一さん……!! あの石田純一さんがすぐ近くの楽屋に……!



さらにヤックンもすぐ近くに……!! 今自分がテレビの中の世界に来ているのだなと実感させられました。



僕の楽屋は選手4名共同となっていたのですが、まだ誰も部屋にいなかったので、その隙にどん二郎Tシャツに着替えて気合を入れます。すると……



スタッフさんがゼッケンを持ってきて「こちらを付けてください」とのこと。どん二郎隠れるやん!! せっかく本の宣伝もできるかと思ったのに残念です……。


そのまま楽屋で待機していたのですが、集合時間になっても他の選手が姿を現しません。まさかの不戦勝? いやいやそんなことはありませんでした。皆さんすでにスタジオの方に移動して見学をされていたようです。早速僕もスタジオに行ってみると……



おおおおおっ……! これはすごい! かなり本格的なセットが組まれていました。しかもスタジオにいるスタッフの多いこと多いこと。1本の番組を撮影するのにものすごくたくさんの人が動いていることがわかりました。これは責任重大。さらに気合が入りましたね。



そしてこれが今回のために用意された5社75種類のカップ麺。圧巻すぎる! こんなに立派な陳列棚のあるスーパーとかコンビニが近くにあったらテンション上がるだろうなあ。見かけたことのないカップ麺もいくつかありました。


ついに収録スタートもあっさり敗退! 忖度なしのガチ対決だった!!


スタジオのセッティングが終わりいよいよ収録スタート。まずは選手が登場するオープニングの撮影を行い、そのまま対決の撮影に入ることに。イラストレーターの深蔵さんと対戦することになりました。



対戦中の撮影はたまに手を止めて実況が喋れるタイミングを待つことになりましたが、基本的にはノンストップでどんどん進めていきます。対戦の制限時間は30分なのですが、初戦で披露した「どん兵衛グラタン」は15分もあれば完成してしまうので、途中で余ったどん兵衛を普通に食べたりしてました。そのシーンは見事にカットされてましたが。



そうこうしているうちに両者が料理を作り終え、審査員3人が試食。そして判定の結果……1対2で惜敗! 負けてしまった! なんだよ! はじめから台本なんてなかったんや……!!


でも負けたのは残念でしたが、審査員の方々や、カメラが回っていない間につまみ食いをしていた解説やスタッフからありがたい感想をたくさんいただけたので嬉しかったですね。


あと初戦負けではありますが4人のトーナメントなので準決勝敗退でもありますし。これからはTVチャンピオン極「カップ麺アレンジ料理王選手権」セミファイナリストを名乗りたいと思います。


第2回があればぜひリベンジをしたい……



こうして早々に敗退こそしてしまいましたが、せっかくなのですべての対戦を観戦。余った料理も試食させてもらい、いろいろ勉強にもなりましたし、本当にいい経験ができました。最後には配信用の動画も撮影し、撮影がすべて終わったのはすっかり夜の時間帯。準備期間から考えると本当に長い挑戦でした。


もし第2回大会が開催されることがあれば、ぜひまた出場して良い結果を出したいですね。またお声がけいただけるように精進していきたいと思います!



―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』

(執筆者: ノジーマ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.