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“最もセクシーな男”と東京観光に行ってきた! ライアン・レイノルズ「デッドプールがガーディアンズに参加すると……」



俺ちゃんが日本にやって来た! 5月28日(月)、300人以上のファンに出迎えられてライアン・レイノルズが成田国際空港に到着。29日(火)には映画『デッドプール2』(6月1日公開)のレッドカーペットイベントに参加し、500人近く集まったファンとの交流を楽しみました。



大忙しの合間を縫って、実はしっかりと東京観光も楽しんでいたレイノルズ。このたび、その観光バスに潜入を果たしちゃいました! マジ奇跡……ッ!


車内では映画の話もたっぷりと聞いてきたので、半分プライベートな姿と共にお届けします。



▲渋谷のスクランブル交差点に大興奮


「使えなかったネタはカタログが作れるほど」


――『デッドプール2』最高に楽しかったです! デッドプールがこれほど愛される存在になったのはなぜだと思いますか。


レイノルズ:デッドプールはコミックの世界でも非常にユニークなキャラクターだ。他のスーパーヒーローが言ったり、やったり出来ないことをする特権がある。ダーティな部分もあって、道徳的にも曖昧だからこそ、共感を呼ぶキャラクターになっていると思う。キャプテン・アメリカやスーパーマンとは違う。だけど今作では、昨日よりはクソ野郎じゃない存在になろうと努めていると思うよ。


――デッドプールに通じるようなユーモアのセンスはどのように身につけたのでしょうか。


レイノルズ:僕の父親がユーモアを多用する人だったんだ。彼の影響でバスター・キートン、ハロルド・ロイド、マルセル・マルソー、ジャック・ベニーといったコメディアンたちの映像をよく見ていた。その後はビル・マーレイやチェビー・チェイス、エディ・マーフィなどの真似をして不謹慎な笑いを学んだかな。僕は4人兄弟の末っ子で、よく空想して遊んでいた。ツラい時やイジメられた時は、ユーモアで切り抜ける術を使っていた。笑いで自己防衛するのは、デッドプールに通じるところがあるかもしれないね。


――前作ではアドリブの台詞でスタジオに怒られたり、カットされたりした場面があったそうですが、大ヒットを受けて今作ではより寛大になったのでは?


レイノルズ:使えなかったネタはカタログが作れるほどあるよ。実を言うとディズニーに関するブラックジョークがあったんだけど、ご存知の通りFOX買収の報道があって、ポストプロダクションの最中に全て諦めることになった。でも僕らはイースターエッグが大好きで、1回見ただけじゃ全く分からないネタもいっぱいあるはずだ。背景にも多くのネタを仕込んだよ。何度も劇場に足を運ぶか、ホームエンタテインメントで確認するか、とにかく目を凝らして探してみて欲しいな。



▲ウルヴァリンも訪れた増上寺でお参り



「サノスとは共演してみたい」


――ディズニーのFOX買収の可能性と関連した質問をひとつ。デッドプールとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのクロスオーバーについて、Twitterでジェームズ・ガン監督とやり取りされていましたよね。現時点でどんなアイデアをお持ちですか?






レイノルズ:今のところ全くアイデアはないけど、ガーディアンズはクソったれだし、モラルがないし、口が悪いし、彼らと上手くやっていけるか心配だ。僕が決定できることじゃないという前提で話すと、もしかしたら、アベンジャーズやガーディアンズのメンバーひとりとペアリングするっていうのは面白い作品になるかもしれないね。チームの中にデッドプールが入ると、みんな5分以内に僕を殺そうとするんじゃないかな。できれば、サノスとは共演してみたいね。指パッチンでデッドプールが消えちゃうんだ。


――もちろん、X-フォースとしての続編も楽しみにしています。


レイノルズ:アイデアを出し合いながら脚本を練っていて、全く違う方向に持っていこうと話しているんだ。今までのスーパーヒーロー映画ではやったことがない、違うジャンルに挑戦したいと思っているよ。


「カナダは絶対に日本と戦争しちゃいけないね」


――デッドプールは日本とも関係性が高いキャラクターですが、ご自身が何か影響を受けた日本のカルチャーはありますか?


レイノルズ:尊敬しているアーティストはたくさんいるよ。映画界で言えば、もちろん黒澤明が大好きだ。彼が残した遺産はものすごく大きい。今はまだ詳しく言えないけど、次の作品のアイデアとして、実は黒澤作品のひとつからヒントを得ている部分もある。あと、一番好きな作家が村上春樹なんだ。彼の影響でニューヨーク・シティ・マラソンに参加したし、『ノルウェイの森』、『海辺のカフカ』は大好きな作品だよ。


――ぜひ日本でもデッドプール映画のロケを実施して欲しいです!


レイノルズ:ぜひやりたいね。親友のヒュー・ジャックマンが日本での撮影を気に入っていたんだ。X-フォースはインターナショナルな物語になると思うから、世界中いろいろな場所にいくことになると思う。でもデッドプールが刀を二本差しているのは正式じゃないよね? ルールを破っても許されるかな。


――二刀流の剣士もいるんですよ。あと、三刀流というのも。


レイノルズ:本当に? カナダは絶対に日本と戦争しちゃいけないね。



▲デッドプール軍団とパシャリ


以下、本編のネタバレを含みます


「おっと、バスを止めてくれ!」


――『デッドプール2』でお気に入りのシーンはどこですか?


レイノルズ:一番気に入っているのは、ジャガーノートと戦って大変な怪我を負った後のシーンかな。ブラインド・アルの家にみんなが訪ねてくるシーンだ。劇場で観客と一緒に見た時も大爆笑が起こって嬉しかった。まさに恥知らずのデッドプールだね。


――ラストはご自身がネタにしてきた過去の失敗、いわば黒歴史を清算するようなネタをぶち込んでいますよね。実は『グリーン・ランタン』が大好きだという人もいると思うのですが……、


レイノルズ:おっと、バスを止めてくれ!


――今後、デッドプールがグリーン・ランタンを受け入れる可能性は……?


レイノルズ:それは良いアイデアだね。例えばグリーン・ランタンに命を救われる物語。その時は君の名前をクレジットするよ。


――反対に、ジョークにしたくない、ご自身が大切にしている出演作はありますか?


レイノルズ:気に入ってるのは、『あなたは私の婿になる』、『[リミット]』、『ハッピーボイス・キラー』、『ワイルド・ギャンブル』かな。でも、自分のことをネタにして笑えるというのは大切なことで、楽しいからやっていることだよ。


――本日はありがとうございました! デッドプール含め、今後もご活躍を楽しみにしています!







映画『デッドプール2』公式サイト:

http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/


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