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『リメンバー・ミー』エイドリアン監督にガジェ通記者が描いた“アレブリヘ”を見てもらったよ!



現在、大ヒット中上映中であり、体内の水分が抜けるほど泣けると話題の『リメンバー・ミー』。皆さんはもうご覧になりましたか? 本作には主人公・ミゲル、死者の国で出会う愉快なガイコツ・ヘクター、ミゲルの友達犬・ダンテなど様々な魅力的なキャラクターが登場しますが、「アレブリヘ」の存在も忘れてはなりません。



「アレブリヘ」とは、メキシコの伝統工芸品。カラフルで水玉模様や縞模様が独創的。映画では、顔がトラで翼とツノを持った「ペピータ」というアレブリヘが大活躍しています。上の画像で、ヘクターの上を飛んでいるカラフルでかっこいいキャラクター、それがペピータです。



映画の中にはこのペピータ以外にもたくさんの素敵なアレブリヘが登場するのですが、カラフルなもの、カッコいいもの、可愛いものが大好きなガジェット通信記者たちはもう夢中! 早速オリジナル・アレブリヘを考えてみました。さらに、そのイラストを『リメンバー・ミー』エイドリアン・モリーナ共同監督に見ていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。


mocaの作品「温泉猿アレブリヘ」



「自分たちで考えたアレブリヘを楽しく描いてみよ〜」という、このゆるふわ企画に、いきなりの完成度で参戦したのは、デザイナーのmoca氏。温泉に入るお猿という日本らしいモチーフを、見事にカラフルなアレブリヘへと進化させています。水色、ピンク、それぞれのお猿の柄の違いにもご注目。


オサダコウジの作品「錦鯉アレブリヘ」



かつてネット上で、自身のFlashアニメ作品を発表していたオサダ氏。良い意味でネットカルチャーっぽいアレブリヘが完成しました。錦鯉の特徴である、白と赤のカラーリングはそのままに、目の周りの装飾で見事なアレブリヘ感を漂わせています。


ときたたかしの作品「うさぎアレブリヘ」



世界中のディズニーリゾートを取材する、強きディズニー愛を持つときた記者の作品。ビックリした表情のうさぎがとってもキュートだが、これはアレですよね? あの子ですよね? 「色遣いは一番アレブリヘっぽい」と皆が口を揃えていうカラフルさが特徴的だ。


藤本エリの作品「トキアレブリヘ」



最後は恥ずかしながら筆者の作品を。日本を象徴する鳥のトキをアレブリヘ風にアレンジ。欲張って富士山にマリーゴールドもあしらってみました!



この4枚のアレブリヘを持ってエイドリアン監督を直撃!



エイドリアン:わ〜! ファンタスティック。とてもキレイだね。(しみじみ眺めながら)どれもカラフルでビューティフルだ。



エイドリアン:僕はフリーダ・カーロのワークショップで猿を作ったんだ。この猿と同じ様に色をつけたんだよ! 皆さんの絵を見ていると楽しんで描いてくれたのが伝わってきて嬉しいよ。


この映画で言っている大切なメッセージの一つが「創造的になろうよ!」という事だと思うんですね。音楽をすること、絵を描くこと、文章を書くこと、どんな事でもいいのですが、「いつか誰かがGOを出してくれたらやろう」ではなくて、自分の中でやりたい気持ちが高まったら、そこでやるべきだと思うんです。映画の中でミゲルが一歩踏み出した様にね。



と、オリジナルアレブリヘを気に入ってくださった様子。エイドリアン監督ありがとうございました! 続けて映画についても聞いてみました。



――本作では『トイ・ストーリー』シリーズ、『モンスターズ・インク』などを手がけた、リー・アンクリッチ監督とタッグを組んだわけですが、特にどのあたりにエイドリアン監督のエッセンスが反映されているのか教えていただけますか。


エイドリアン:私はもともとストーリーアーティストをやっていて、色々な要素を結びつけて物語を作るという作業をしていました。今回の『リメンバー・ミー』では共同監督の他に、脚本にも携わっていて、このお話でどこが一番大切なのか、その大切な要素をどう表現するのか、という事を何度も話し合って決めました。


ミゲルが元の世界に帰るには、家族の祝福(許し)が必要であるとか、人は死んでからも忘れられると魂の死(二度目の死)が訪れるという、そういったアイデアを出させていただきました。


――異文化の世界観でありながら、自分のことの様に入り込めるストーリー展開が素晴らしかったです。


エイドリアン:皆さんが知らないメキシコ文化の世界に入ってきてもらう為に、ミゲルの家族をモチーフとして描いているんですね。世界中、それぞれ文化は違えど、家族との愛、付き合い方、問題は共通していると思います。家族の話を描けば文化が違っても理解してもらえると思ったのです。


メキシコではたくさんの取材をして、アレブリヘのワークショップへ行ったり、パペロピカド(切絵)を作る所を見たり、たくさんのお墓を見たり、色々な家族を訪問しました。この死者の祭が人々にとってどの様なものなのか、どの様に感じているのかを身近で感じようとしました。


――ちなみに、日本にはお盆という、死者の日と少し似ている慣習があります。


エイドリアン:お盆のことも、この映画を作る上でリサーチして知ったんだよ! お盆と死者の日が本当に似ていて嬉しかったです。世界中に死者を悼む日があるのだなあと感動しました。


――『リメンバー・ミー』は日本でも、もっともっとファンを増やしていくと思います。今日はありがとうございました!



『リメンバー・ミー』絶賛公開中!

https://www.disney.co.jp/movie/remember-me.html


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