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TPD DASH!! [Special Interview]



東京パフォーマンスドールの妹ユニット『TPD DASH!!』。今年夏フェスやリリースイベントに出演し、急成長を遂げている彼女たちが、1年ぶりのオリジナル脚本での舞台『DASH!!一本火事のもと season2』に挑戦する。


11月3日(金・祝)、4日(土)の本番に向けて稽古中の『TPD DASH!!』に、舞台での役どころや見どころ、そして進化し続けているライブパフォーマンスについて直撃インタビュー。


――まず初めに、自己紹介と『DASH!!一本火事のもと season2』でのご自身の役どころを教えてください。



榎並 東京都出身、高校2年生17歳の榎並利紗です。劇中では、アニメが大好きな高校3年生の女の子の役です。アニメーション監督を目指していて、「まずいです」や「すごいねぇ、えらいねぇ」っていうおばちゃん口調が口癖です(笑)。



キッド 栃木県出身、高校1年生16歳のキッド咲麗花です。私の役は高校1年生の女の子なんですけど。高校2年生のはるお先輩のことが大好きで、ラブレターを渡したいけど、どうしても渡せなくて。最初は気持ちの面で渡せなかったけど、渡す決心をした後も、風に飛ばされたり、落として水浸しになったり、何かしらのハプニングが起こって渡せないことが続いて。それでも諦めないポジティブな女の子です。



横山 神奈川県出身、高校1年生16歳の横山歩夢です。私の役は高校2年生の、アイドルや女優を目指しているけど、なかなかうまくいかなくて、どうしたらいいか分からない女の子です。



谷川 東京都出身、高校1年生16歳の谷川陽菜です。私はテニス部のキャプテン役で、テニスをやったことはないんですけど(笑)。リーダーシップもあって、とにかく元気な明るい女の子の役です。



黒須 東京都出身、高校1年生16歳の黒須遥です。私は『はるお』という、ヘッドホンが宝物の男の子役です。ポジティブ思考というか、何事も楽しみたいタイプ。みんなが悩み事を打ち明けてくるんですけど、自然と相手が明るい気持ちになれるように元気づけるような、意外とイケメンな男の子だって私は思っています(笑)。


――今回の『DASH!!一本火事のもと season2』は、去年にあった舞台の続編になるのでしょうか?


黒須 そうですね。セリフにも、たまに前作の内容が入ったりするところもあります。


谷川 でも、今回のSeason2だけを観ても内容は伝わります。


キッド 前回は夏のお話で今回は秋のお話。キャラクターは引き続き変わっていないです。前作と変わらず、4人の女の子が1人の男の子を好きになるっていうストーリーで、一人ひとりの個性が分かるような舞台になっています。


――11月3日、4日の公演に向けて、現在お稽古中ですが、演じる中で気を付けているところ、心掛けているところを教えてください。


黒須 はるおは、とにかくいつもテンションを高くしなきゃいけないので。元気がないと駄目だから、全部テンションを上げて演じなきゃいけないのが大変です。


――演じる時は、普段のテンションから高く切り替えないといけないんですね。


黒須 疲れますね(笑)。


キッド 言っちゃ駄目(笑)。


黒須 あ~あ!


一同 (笑)。


――でも、はるお先輩のテンションと普段の黒須さん、あんまり変わらないようにも思えます。


黒須 あ~。でも、今回はだいぶ叫んだりとかが多いから、喉が大変なんです(笑)。


キッド 元々、喉が弱いからね。


黒須 はるおをやることによって、喉がガサガサになる(笑)。


一同 (笑)。



(c)2017 cubeinc.


榎並 私は天然ボケみたいな性格の役で、結構明るい女の子なんですけど、でも悩みはたくさんあって。高校3年生なので来年になったら卒業だから進路どうしよう? みたいな。普段は明るいけど、悩んでいるシーンではちょっと暗くなるので、次の場面でテンションが下がっちゃうっていうのが分かるから、それにひっぱられて先にテンション低めになったりして、毎回新鮮に演じるのが難しかったりします(笑)。


キッド 脚本を書いた先生が、私自身に寄せて役を書いて下さっているなあっていう感じがしています。すぐに焦っちゃうところや、周りからは「すごいね! できるね!」とか言われるけど、自分の中では全然自信がなかったりするところが自分と似ていたり、私自身の趣味を入れてくれていたり。似ているからやりやすいっていうところもあるけど、私だけを出しても観ていても楽しくないから、私プラス、何か観ていて面白いものを入れようと。あとは独り言が意外と多くて(笑)。


――前作では、“妄想中”みたいなシーンがありましたが。


キッド あ~(笑)。


――今作でも?


一同 お? お?(笑)


キッド キャラクター的に妄想するタイプなので、まあ期待していいんじゃないかなと思いますね(笑)。


横山 私も咲麗花と一緒で、役と私自身が似ていて。アイドルを目指していて、いろいろオーディションを受けているんだけど、なかなかうまくいかない。でも周りはすごく応援してくれているけど、その期待に応えられない自分が悔しくて悩んでいて。本当は、もっと素直になりたいんだけどなれない。先生も私のことを見て台本を書いているからなのか、ちょっとツンツンしている感じのところがすごく似ているなあって思っています。でもふざけるのも好きなんですよ。はるおをいじめたりするのがすごく好きで(笑)。いじめてげらげら笑っているっていうシーンと、自分の将来のことを考えてちょっと悩んでいるっていうシーンとのギャップ。その差を観ている人にどう感じさせられるかが難しいです。そこを伝えられるように頑張ります。


谷川 私はテニスをやったことがないんですけど、前回はテニスラケットを持っていればそれでどうにかなったんですね(笑)。今回はラケットを持っていろいろやっているんで、ちょっと苦労しているんですけど、いろんな方に教えて頂いて頑張っています。あと、みんな極端な性格のキャラクターを演じているんですけど、私は一番普通の女の子の役なんです。“普通”っていうのが一番難しくて、どうやって演じればいいんだろうって思っているうちに硬くなっちゃったっていうのが、前作の反省点だったので、今回はリラックスして演じられたらなと思っています。今お稽古している中で、アドリブみたいに思わず笑っちゃうみたいな、作ったものじゃなくて自然と楽しくなっちゃって感情が出ちゃうっていうのが、ちょっとずつ自分なりにできるようになってきたので。今回の舞台では、そのリラックスした自然体な笑顔を楽しんで頂けたらなと思います。



(c)2017 cubeinc.


――それでは最後に、本番に向けて意気込みを教えて下さい。


榎並 前回は、咲麗花ちゃん以外のメンバーが舞台に立つのが初めてだったので、言われたことをやるので精一杯だったかなって。もちろん、みんな頑張っていたけど、多分精一杯で。今回は1年経ってその間に演技レッスンを何回もして、『TPD DASH!!』としても少しは成長したかなって思っています。先生にも「もっとできるから」って言って頂いているので、やっぱり『TPD DASH!!』にしかできない舞台を作って、ボーカルもダンスも演劇もできるグループになれるように頑張るので、ぜひ観てほしいです。あと結構演じている役が本人と似ていたりもするので、そこを楽しんで頂きたいです。



キッド 前回を踏まえて、すごく反省点も出ているし、さっき陽菜が言っていたんですけど、何かを言われた時にどうやってリアクションするのかっていうところが、最近は自然にできていたり、体の動かし方や辛い体勢ほど面白いっていうことも学んだりして。成長が見えたらなって思っているので、観て頂きたいです。あと何より、私たち以外にも、前回も出演して下さった田鍋謙一郎先生のセンスが、お客さんと世代が近い?というか(笑)。


一同 (笑)。


キッド お客さんがどういうことを面白いと思われるか、すごく考えていらっしゃるから面白いなって思うセリフや場面があると思うので、ぜひぜひ観に来て頂きたいなと思っています。今年の夏に出演した舞台『魔都夜曲』の経験が、今回の舞台に繋がるように頑張っていけたらなと思います。



横山 去年から演技レッスンを受けてきて、演技の幅も広がったし、前作の反省点をいかして、今回はこうしたいっていう新しい目標もどんどん見つかって、今みんな頑張っています。演じているキャラクターがそれぞれ本当に全く違っていて、そのいろんなキャラクターが集まっているから、本当に面白いです。あと咲麗花が言ったように、田鍋先生が本当に面白くていろいろ考えて下さって、『TPD DASH!!』らしい明るさが詰まった舞台になっています。きっと楽しんで観て頂けると思うので、ぜひ観に来て欲しいです。



谷川 田鍋先生の書いて下さった台本がとにかく面白くて、読み合わせの時からみんなで笑っていました。今の私たちの世代にとっても面白いし、私たちが生まれる前のネタも入っていて(笑)。そういう小ネタも挟みつつ、たくさん笑いのあるストーリーになっています。今回、新しく挑戦したこともあって、season1とはまた違った楽しみ方があると思うので、ぜひ楽しみにしていて欲しいと思います。



黒須 今回も前回に引き続き、本当に面白いんですよ。笑いたい方はぜひ来て下さいって。


キッド うんうん、それ言おうとした!……あのごめんね、1個言っていい?


黒須 うん、いいよ(笑)。


キッド 笑いたい、考えたくない、ゆっくりしたいっていう人は観た方がいい!


一同 (笑)。


黒須 その3個のどれかが当てはまる人は絶対観た方がいい。


谷川 あと、暇な人もぜひ。


一同 (笑)。


黒須 もしお時間があったら観に来たほうが楽しいです。


キッド 忙しくても観に来て欲しい。


黒須 楽しい時間が過ごせると思います。でも、すごくおもしろいなかにも、それぞれの悩みや、気持ちの変化や波があって、観ていて飽きさせないようにしています。楽しかったり、ハラハラしたり、いろんな感情になれると思うので、ぜひ来て下さい!



谷川 あと今回サポートメンバーとして佐藤恵璃佳と井上心菜の2人も出演してくれます。そして田鍋先生とね!


キッド サポートメンバーというよりも、本当にいなくては駄目なキャラクターになっています。


谷川 今回の楽しみとしては“イマジネーション”っていうのがポイントになってくるので。


一同 あ~!(笑)


――“イマジネーション”がポイント?


黒須 イマジネーションっていう言葉が出てきたら、「そういうことか」って思って下さい。そしてみなさんのイマジネーションも働かせてください!


キッド あと、“一歩”。


榎並 そうだね。


谷川 田鍋先生いわく、「『TPD DASH!!』の舞台はなんでもあり」。だからいろんなことに挑戦しています。


――今日はありがとうございました。


一同 ありがとうございました。



STAGE Information


『DASH!!一本火事のもと season2』

2017年11月3日(金・祝)・4日(土)

14:30開場/15:00開演、18:30開場/19:00開演

【出演】TPD DASH!!、佐藤恵璃佳、井上心菜、田鍋謙一郎

【会場】ガジェット通信フロア(東京)

【料金】

※全席自由

1回公演券:4000円

1日通し券:7500円

2日通し券:15000円

※各公演ごとに別途1drink代頂きます。

【チケット販売】

一般発売

http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002240386P0050001P006001P0030001[リンク]


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