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お父さんの肩車が子供にとって最高の乗り物です ドラエモンのポケットから出てきそうな『Piggyback Driver』



子供の頃、お父さんに肩車してもらった経験のある人は大勢いると思います。子供の「こっち行って」とか「もっと早く」といったリクエストに応えてくれる優しいお父さんもいるでしょうが、子供のリクエストはそっちのけで自分のやりたいように肩車をするお父さんも多いのでは? 肩車で子供達が絶対的な主導権を握れるという画期的なヘルメットが登場しています。その名も『Piggyback Driver(ピギーバック・ドライバー、以下、ピギドラ)』。Piggyback(ピギーバック)とは、おんぶとか肩車を表す英単語です。


『ピギドラ』には、バイクや自転車のようなハンドル、LEDウィンカー、ターボ、クラクションが標準装備されています。



ハンドルを右に切ればあら不思議、お父さんの首も右に曲がるので当然のごとく、右方向へと進んでいきます。左に切れば、お父さんは左方向へと進みます。右折や左折時には、LEDのウィンカーが点滅して進路を告知します。



ハンドル中央に配置されたボタンを押すとターボ発動。加速装置といってもいいでしょう。お父さんが加速するはずです。



クラクションは周囲に注意を促すための機能です。ターボや最高速度などの詳細なスペックはピギドラを装着するお父さん次第で劇的に変化するようです。中にはターボボタンを押してもターボがかからないお父さんもいるかもしれません。


Piggyback Driver(YouTube)

https://youtu.be/YkNKxHR49Ck


ドラえもんが「パパ車ハンドル~」とか言ってポケットから取り出しそうな『ピギドラ』は、PARTY NEW YORK(以下、PNY)というデジタルデザインスタジオが開発しました。PNYは「総勢8人の少数精鋭が集まるスタジオで、オンラインの広告表現からデジタルインスタレーション、映像制作からプロダクト開発まで、使用する技術にはこだわらず、良いものを高い純度でつくることのみにこだわって活動」する日本の広告代理店出身者達が設立した会社です。同社はこれまでにナイキがフィリピンのマニラに建設した『Nike Unlimited Stadium』という世界初のLEDランニングトラックプロジェクトや、犬用ウェアラブル・デバイスの『Disco Dog』といったユニークなプロジェクトを手掛けています。


Nike Unlimited Stadium(YouTube)

https://youtu.be/F67V5J40hv8


Disco Dog –The smartphone controlled LED dog vest(YouTube)

https://youtu.be/SO4DSasFB5o


PNYの担当者に『ピギドラ』を思いついた経緯について聞いてみると、「新しいプロダクトとしてメンバーでブレインストーミングする中で生まれたものの1つ」だそうで、「子供を肩車するときに、当時やっていた『天装戦隊ゴセイジャー』とかの戦隊ものの合体ロボットに私を見立てて、“運転”するような遊びをしていました。“お父さんを運転する”というアイデアは、自分が子供と遊んだときの体験にも基づいています」とも語ってくれました。


『ピギドラ』が欲しい場合、どこで購入できるのか、また価格はいくらなのか単刀直入に聞いてみると、「現在、『Kickstarter』というクラウドファンディングで次の量産に向けたプロトタイプの開発資金を集めようとしています。9月以降に『Kickstarter』での資金集めを始める予定ですが、そこではもちろん、一般の方もプロトタイプを購入することができるようになるはずです。価格は、なるべく安くできるように鋭意検討中ですが、どうにか日本円で2万円以下には落としたいと努力しています。ただ、そこで資金集めに成功しても、本格的な量産と販売を行うためには、もっと大きなロットで、もっと大きな開発・流通リソースとパートナーとして一緒にやらせて頂く必要があります。そうすればもっと価格を下げて、いろんなところで買って頂けるようになるはずです。日本の玩具メーカーや電機メーカーさんなど、組めそうな方々と是非いろいろお話したいです」との回答。日本からでもオンラインで購入できるのかと思っていましたが、まだプロトタイプの段階なんですね。


最後にPNYの担当者は「9月目標で準備している『Kickstarter』でのクラウドファンディングには、もちろん日本からも参加頂けます。将来的には量産と流通の道筋を立てて、日本のおもちゃ屋さんでも扱ってもらえるような商品になっていくと良いなあと思っています。実際に子供を肩車して一緒に遊ぶと非常に楽しいものなので、是非いろんな親子に体験して欲しいです」と話してくれました。


今年の夏はものすごい猛暑なので、さすがにこの時期ヘルメットかぶって子供を肩車というのは体力的にキツイというお父さんのほうが多いと思います。ただ、PNYが予定している資金集めは9月以降ということなので、秋以降であれば子供と一緒に問題なく楽しめそうです。乗り物となるお父さんのほうの性能に問題がなければ、『ピギドラ』は親子のスキンシップを図るにはもってこい的なプロダクトではないでしょうか。『Kickstarter』でどれだけ資金が集まるのかも引き続き注目していきたいと思います。


『Piggyback Driver』公式サイト [リンク]


※画像:

http://piggybackdriver.nyc/

http://prty.nyc/work/piggyback-driver


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(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


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