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米ソニーによる映画『ドラゴン・タトゥーの女』続編、2018年10月に公開へ




第84回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、編集賞を受賞した映画『ドラゴン・タトゥーの女』の続編となる映画『The Girl in the Spider’s Web(原題)』が、米ソニー・ピクチャーズにより2018年10月5日に米劇場公開となる。


『The Girl in the Spider’s Web(原題)』は、映画『ドント・ブリーズ』を監督したフェデ・アルバレスが監督を務める。続編には全く新しいキャストが起用されるとのことだ。


情報筋によると、アルバレス監督がキャストを決める際、リスベット・サランデル役を演じる女優たちの中に、2008年に公開された映画『ブーリン家の姉妹』で共演したナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの姿があったという。ヨハンソンは、1作目でルーニー・マーラが演じた役柄を競い合っていた。しかし、それはデヴィッド・フィンチャー監督の関与に起因するもので、現在も強い関心を持っているかについては定かではない。


アルバレス監督は、「このような機会を得られとても嬉しく思うと同時に感謝しています」と、語り、「ソニーは私にとってファミリーであり、私たちの関係を祝うためにこれ以上に興奮するプロジェクトは考えられません。リスベット・サランデルは、多くの監督が命を吹き込みたいと夢見るようなキャラクターの1人です。我々は素晴らしい脚本を得ました。そして今、私たちのリスベットを見つけ出すという最も楽しい作業をしているところです」と、続けた。


続編の脚本は、スティーヴン・ナイトとアルバレス・バス、ジェイ・バスが執筆した。スコット・ルーディン、ソーレン・スタルモス、オーレ・ソンドベルイ、エイミー・パスカル、エリザベス・カンティロン、イーライ・ブッシュ、ベルナ・ルビンが、プロデューサーを務める。アンニ・ファウルビー・フェルナンデス、リーネ・ヴィンダ・スキューオム・フォンク、ヨハネス・イェンスン、フィンチャーが、エグゼクティブ・プロデュースを手掛ける。デヴィッド・ボーベールが、ソニーを監修する。


ダヴィド・ラーゲルクランツが執筆した書籍『ミレニアム』シリーズの新作は、ハリウッド映画化されたシリーズの中で初のベストセラー作品となる。これまでに出版された書籍はスウェーデン語で映画化され、そのリメイク版として『ドラゴン・タトゥーの女』が製作された。ソニー傘下のコロンビア・ピクチャーズが手掛けた同作は世界中で大ヒットを飛ばし、2億3000万ドルを超える興行総収入を記録した。


この発表は、3月13日(現地時間)に開催されたロンドン・ブック・フェアで、『ミレニアム』シリーズの第5部の出版を記念してラーゲルクランツによって行われた。コロンビア・ピクチャーズは、今後の出版物も含め、全ての『ミレニアム』シリーズの映画権利を保持している。


コロンビア・ピクチャーズの社長サンフォード・パニッチは、「全ての現代文学において、リスベット・サランデルは完全に独特な存在で、私の見解では、恐らく現代文学史上最高の女性キャラクターの1人です。モダン・パンクにおける反抗の態度は擬人化され、彼女は忘れることのできないあらゆるものを具現化した存在であり、近年見た中でも間違いなく最も魅力的なキャラクターの1人です」と、語った。また、「この素晴らしいシリーズで、ダヴィド・ラーゲルクランツが素晴らしい作品を書き続けることは、スティーグ・ラーソンの傑作を称えることになります。我々ソニーは、イエローバード(スウェーデンの映画製作会社)と共に、同シリーズに参加できることを大変光栄に思っています。そして、『The Girl in the Spider’s Web(原題)』のオリジナル映画を製作できることを非常に嬉しく思っています。フェデ・アルバレスは、この映画を監督するのに最適の人物です。フェデ監督は、独自の視点を持った素晴らしい監督です。特に心理的な強さを生み出す彼の才能とスキルは、リスベット・サランデルを叫び声と共に大衆映画文化に返り咲かせることでしょう」と、続けた。





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