GENERATIONS片寄涼太、遅刻サプライズに大歓声

2019年05月14日 19:56:00
エンタメ
Dessart

片寄涼太・川栄李奈ら舞台挨拶に登場

湯浅政明監督の最新オリジナルアニメーション映画『きみと、波にのれたら』の完成披露舞台挨拶が5月14日、都内の劇場にて開催。同作でW主演を務める「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の片寄涼太、女優・川栄李奈、さらには声を担当する松本穂香、伊藤健太郎、湯浅監督が出席した。

遅刻サプライズに大歓声

主人公の一人『向水ひな子（むかいみずひなこ）』役の川栄は「短い時間ですが楽しんでいってください」とコメント。湯浅監督は「楽しんでいってください」と呼びかけた。

この日のイベントでは、渋滞で遅刻中の片寄の代わりに、水槽ビジョンに主人公の『雛罌粟港（ひなげしみなと）』が映し出された。川栄が「みなと〜」と呼ぶと、港は「ひな子、ここだよ」と返答した。

場をつなぐために、港と観客の質疑応答を実施。女性客から「ひな子との思い出のシーンを教えてください」と質問されると、港は「2人でオムライス食べたことかな」と回答した。それを聞いた川栄が「食べましたね〜美味しかったね〜」と相づちを打つも、港は無反応。焦った川栄が再度「あれ？美味しかったよね？」と答えを求めると、ようやく港から「美味しかったね」と返事をし、客席は笑いに包まれた。

その後、別の観客から劇中歌を歌ってほしいとお願いされるも、港は「恥ずかしい」とのことから拒否。港は唐突に「そろそろ時間だ！」と逃げるように宣言すると、水槽ビジョンから片寄が現れた。片寄曰く「本当は後ろでみなさんを観てました」と遅刻ではなく、サプライズで遅れて登場したと明かした。

その後のトークセッションでは、映画の仕上がりについて話しが及んだ。片寄は「アニメーションなんですけどすごく人間味がある作品。人の命とか人生とかが描かれている素敵な作品だなと思いました」とコメントし、声優初挑戦となる松本は「自分の声が、自分の姿じゃないもので、不思議な気持ちだった。この映画はまっすぐで純粋で、そこに作品で監督の素敵な絵が混ざってとてもパワーのある映画になってる」と作画を絶賛し、伊藤は「観ていると、大切な人がより大切にも思えるしもっともっと考えさせられる映画。観てくれる人たちが何年後かに見返した時に、大切だと思える作品に成ると思って楽しみにしてもらって大丈夫です」と太鼓判を押した。

また同作は、自信を持てない人の背中をそっと押すような作品になっている。とのことで、キャスト陣が背中を押してもらったエピソードについてトークを展開。片寄は「親とか。上京する時に、高校生だったんですけど、高校の教師をしてるんですね自分の父が『大学なんていつでも行けるから、今やれることをやったほうがいい』って、そこで迷いが吹っ切れた。父からすると、高校の教師で大学なんで、いつでも行けるなんて言っちゃいけないと思うんですけど、すごくびっくりしました」と振り返った。

川栄は「自分の決めたことに否定しない母の『何でも好きならいいんじゃないの』って言葉にいつも救われます」、松本は「自信をなくしてしまうタイプなんですけど、マネージャーさんが『松本さんは役者として生きていく人だから』って言ってくれたことがあるんですけど、すごく思い返します」、伊藤は未だに幼稚園の先生と繋がりがあるらしく「仕事とか立て込んだりしてて疲れ切ってて、『死にそうだわ』って話をしてたら、『死にそうだったら大丈夫。死ぬなら俺が飛んでいくから』って言われて、まだ俺頑張れるなって思いました」とそれぞれ話しに花を咲かせた。

そのほか、同作のタイトルにちなんで、『この夏波に乗っておきたいこと』についてのトークへ移行。片寄は「この映画を観ないと波には乗れないですよ、みなさん。とか言っちゃったり」とハニカムと、客席からは笑いが。

川栄は「この映画を観て、本当に波に乗りたいなと思いました。映像がすごくキレイで、サーフィンしてるシーンとかも、私泳げないんですけど、サーフィンやりたいと思えるぐらいキレイでした」と目を輝かせた。

松本が「映画の中で料理シーンが出てくるじゃないですか、美味しそうなシーンがあって、なので私は料理を頑張りたいと思います」と意気込むと、隣の片寄は「ここに先生がいるじゃないですか！」と、川栄が料理上手な一面を持っていることを暴露。その川栄はというと「作るだけですよ」と謙遜すると、片寄は「このキャラ出したくないらしいです」とイジっていた。すかさずMCが得意料理を聞いてみると、川栄は「煮物です」と一言。会場から驚きの声が沸き上がっていた。

同作は、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門・クリスタル賞（グランプリ）受賞作品『夜明け告げるルーのうた』（17 年）、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞受賞作品『夜は短し歩けよ乙女』（17 年）、Netflixで配信中の「DEVILMAN crybaby」など数々の話題作を世に送り出し、世界を魅了してきた湯浅政明が手がけるオリジナルアニメーション作品。

また、主題歌には主演の片寄が所属する『GENERATIONS from EXILE TRIBE』の「Brand New Story」に決定。本作のために書き下ろされ、夏を感じさせる爽やかな歌声に乗せて、物語のキーとなる曲として作品をドラマティックに彩る。

海辺の街を舞台に描かれる感動の青春ラブストーリー『きみと、波にのれたら』は、6月21日（金）に全国で公開される。