竹田城は、兵庫県朝来市(あさごし)にある古城山に築かれていた城です。
約400年前、赤松広秀(あかまつひろひで)が最後の城主になり、石垣郡を現在の形に整備したといわれています。
城自体の詳細は明らかになっていなく謎が多い城跡ですが、石垣はほぼ当時のまま残っており歴史の重みを感じさせます。
そんな竹田城跡の魅力は、雲海が起こることで現れる絶景にもあります。
条件は以下の通り。
・一番起こりやすいのは9月~11月の晩秋
・時間は明け方から朝8時くらいまで
・前日の最高気温と最低気温の差が大きい
・風が弱い
・晴れている
朝来市は、史跡の保護と登山道での事故防止のため、冬季の一定期間は入城を禁止しています。訪れる時期にはご注意ください。
しかし、竹田城跡に登ることができなくてもご安心を!
実は他にも雲海に浮かぶ石垣を見ることができるスポットが2か所あるんです。
竹田城跡を見下ろすことができる立雲峡(りつうんきょう)
円山川を隔てた向こう側にある朝来山の中腹に位置する立雲峡。
ここから見える大パノラマが、「天空の城」と言われるゆえんです。
朝日と共に見られる藤和峠(ふじわとうげ)
こちらは、立雲侠と反対側、竹田城の裏側にあたるスポット。
朝日の逆行で影になった城跡はまた神秘的で、写真に収めたくなります。
時期や角度で全くちがう表情を見せる竹田城跡。
写真だけではなく、自分の目でこの壮大な眺めを味わいたいものですね。
公式サイト:朝来市