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ハイパフォーマンスを作る、超「姿勢」力講座 【第2回】姿勢を良くしたければ背中を意識してはいけない



前回は【首が前に出る姿勢】について書いた。


 


首が前に出るのは症状であって、原因がそこにあるわけではない。背骨のいちばん下、土台となる骨盤が寝ているために背骨が丸まり、その先端の首が前に出るのである。ぜひ座る際は骨盤を立ててほしいが、そんな簡単にそれができたら苦労はいらない。


 


そこで今日はこちらの話をしようと思う。


 




姿勢が良くならないのは「背中」を意識するから


 




こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専門ジムZERO GYMでビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。


 


フィットネスや瞑想の指導をしていて思うのは、自分の行動を変える際に、多くの人が「意識を向ける対象を間違っている」ということです。


 


具体的に言ってみましょう。


 


前回の記事にも書いたのですが、首の後ろ側というのはパソコン仕事が多いと詰まりやすくストレスがたまりやすい部分です。そのため、首の後ろ側を伸ばしてほしいのですが、そのためには「首を伸ばして」と言ってはいけないのです。


 


なぜか?

首を伸ばそうとすると、あごが上がります。



こんな感じです。首を伸ばすというと、上に引き上げることに意識が行くので、あごが上がりがちです。これでは首の後ろ側は伸びませんね。


 


この場合、「あごを引いて」と伝えなければいけません。



このように、「意識を向ける対象」と「求める結果」を間違うと思ったような結果が得られないことが起こります。


 


では、姿勢に関してはどうか?


 


多くの方が姿勢に悩んでいるにもかかわらず、改善されない理由。それは上記同様に、意識を向けるポイントが間違っているのです。


 


あなたは姿勢を正そうとしたとき、どこに意識が向いていますか。


 


松尾の個人的調査だと以下の3つに分かれます。


①肩甲骨(黄色)

②広背筋(青色)

③腰(赤)



姿勢を伸ばそうとする際に肩甲骨をぎゅっと寄せる方、広背筋で背骨を引き上げる方、腰の詰まりを伸ばそうとする方、それぞれです。姿勢を正すだけでもこれだけ個人差があるので面白いですね。


 


これら3つの共通点は筋肉に意識が行くんです。そして、そこを力で無理に伸ばそうとします。しかし、立ち返ってみましょう。筋肉で背骨を伸ばしつづけられる力があれば、そもそもあなたの背中は丸まっていません。


 


つまり、その力はあなたにはないのです。

※ここは悔しくてもきちんと認めましょう。


 


では、どうするのか。


 


姿勢を正すときは背骨を伸ばすことが大事です。だからこそ、背骨のいちばん下の骨盤へ意識を向けることが必要です。とりわけ、「仙骨」を意識してください。


 


仙骨とはどこか?


 


おっと、記事が長くなってしまったので今日はここまで!

それでは、良いビジネスライフを。


 


では、また来週!


 



松尾伊津香(まつお・いつか)

疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。

https://matsuoitsuka.com/


◆当記事はアエラスタイルマガジン(運営:朝日新聞出版社)からの提供記事です。(元記事公開日:2017年12月18日)



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