FXのレバレッジとは?計算方法、最大倍率、規制について解説

少ない資金で大きな利益が得られるチャンスのあるFX
多くの投資家に人気のFX取引に必要不可欠な「レバレッジ」という仕組みがあります。

FXにおいてレバレッジは必須知識であるため、レバレッジとはどういうものなのか、そしてどのようなメリット・デメリットがあるのか解説します。

また、レバレッジ倍率が高いおすすめのFX口座を厳選して紹介します。

FXの「レバレッジ」とは?

FXのレバレッジとは、手元の資金を取引保証金として担保とし、何倍もの金額で外貨取引ができる仕組みをいいます。

通常であれば、100万円分の外貨を購入するには現金100万円を用意する必要があります。しかし、10万円を取引保証金として10倍のレバレッジを掛ければ、手元に10万円しかなかった場合でも100万円分の外貨取引ができるようになります。

これがFX一番の魅力である「レバレッジ」です。

レバレッジのメリット

実際の資金より大きな取引ができるレバレッジですが、そのレバレッジだからこそ生まれるメリット・デメリットが存在します。

FXでは大金を動かすことになるので、メリット・デメリットをについてしっかり確認しておきましょう。

少ない資金で大きな利益が狙える

FXで億万長者が生まれる大きな理由の一つは「少ない資金で大きな利益を狙える」ということです。

例えば、現金100万円を使って100万円分の外貨を購入し、利益率5%だった場合の利益は5万円です。
しかし、現金100万円を取引保証金として10倍のレバレッジを掛け、1,000万円分の外貨を購入した場合は利益率が5%だったとしても利益は50万円となります。10倍のレバレッジをかければ、得られる利益も10倍になるのです。

一方で、レバレッジをかけた状態で損失を出した場合は、損失も倍増するので注意が必要です。

損失を最小限に抑えるロスカットもある

レバレッジをかけると損失が大きくなってしまうことがあります。その損失を抑えて借金を発生させないために、「ロスカット」という強制決済システムも存在します。

ロスカットは証拠金維持率が一定以下になると発動する仕組みです。

証拠金維持率とは、「評価損益を加減した証拠金(有効証拠金)を取引に最低限必要な証拠金で割った数値(必要証拠金)」のことです。

例えば、以下のような条件で取引を行ったとします。

  • 取引証拠金は10万円
  • レバレッジは10倍
  • 1ドル100円の時に10000ドル分(100万円分)の外貨を購入
  • 購入後ドルの価格が5%下落し、含み損が5万円発生した

この場合の証拠金維持率は以下のとおりです。

  • 10万円(取引証拠金)-5万円(含み損)=5万円(有効証拠金)
  • 5万円(有効証拠金)÷10万円(取引証拠金)=0.5(証拠金維持率)

0.5をパーセンテージに直すと50%ですので、このときの証拠金維持率は50%となります。

仮に証拠金維持率が80%未満の場合でロスカットが発生するFX口座の場合だと、証拠金維持率が足りていないのでロスカットが発動し、5万円の損失が確定します。

この仕組みがあるからこそ投資家は不要な借金を抱えずにレバレッジを効かせたFX取引を行うことができるのです。

売りから始められる

FXの特徴は、外貨を買わずにいきなり売りから始められることです。現物取引の場合は必ず取引する現物を保有した状態でないと売ることができませが、FXでは外貨現物を保有しなくても売りから入ることができるようになっています。

これをFXでは「ショート」といい、その反対に買いから始める場合は「ロング」といいます。

売りから入る取引というのは「あらかじめ売る価格を決めておき、あとで購入する」という取引であり、あらかじめ決めておいた売却価格よりも安い価格で購入するとその差額が利益になるという仕組みです。

売りから入る取引を理解することは、信用取引やレバレッジ取引を一度もしたことない方には少し難しいので、売りから始めるショート取引の流れを簡潔に説明します。

売りから始める取引の流れ

ここでの取引では説明を簡略化するために手元資金10万円、レバレッジ1倍と仮定して説明します。

  1. 1ドル100円の時に1000ドル(10万円分)を売り(ショート)で取引
  2. 1ドルが90円に暴落し、ドルの価値が10%下落
  3. 1ドル90円の時に1000ドル(9万円分)を購入
  4. すでに1ドル100円のときに売る価格を決めている(ショート取引をしている)ので、売却金額(10万円)と購入金額(9万円)の差額1万円が利益として確定

売り(ショート)から入る取引はこのような流れで取引が完了します。

大暴落を予想できた際に有利

FXでレバレッジをかけて売りから入る取引を行った場合のメリットは、取引対象の外貨が大暴落を起こしても利益を生み出すことができることです。

売りから入ることができない現物取引の場合は、大暴落時に利益を出すことができず、大半の場合は損失を積み重ねていくことになります。

売りから入る取引を使いこなせるようになれば、万が一大暴落が発生した際も冷静に対処することができるでしょう。

レバレッジのデメリット

レバレッジの分だけリスクが大きくなる

高いレバレッジをかければ大きな利益を得るチャンスができますが、その反面、損失も倍増します。例えば20倍のレバレッジをかけて損失を出せば、その損失も20倍にるのです。

余力をたくさん残している状態でレバレッジ20倍の取引をしていれば、損失が出ても残している資産を利用してカバーすることができますが、そのような余力がないままレバレッジ20倍というリスクの高いFX取引をした場合はカバーしきれなくなってしまうので注意しましょう。

冷静な判断力を失うと危険

高いレバレッジを掛けて取引を行うと、含み損益の動きも激しくなります。そして、損失を出さずに利益を狙うことばかり考えるようになって周りが見えなくなり、冷静な判断力を失ってしまうことがあります。

冷静な判断力を失った状態の場合、利益が出ていたとしてもまだ利益を狙えると過信し、利益確定をしないでいるうちに相場が逆方向に動き出し、結果的に損失だけが残ってしまったということもあります。

一定以上の損失を出さないためにロスカットという仕組みがFX口座には必ずありますが、瞬間的な大暴落・大暴騰が発生した際にはこのロスカットが正常に働かず、取引保証金以上の損失を出してしまうのです。

FXはあくまで自己責任。ロスカットがあるからと過信して最大レバレッジをかけるのは避けるようにしましょう。

大金持ちになる投資家がいる一方、破産してしまう者もいる

高いレバレッジをかけてFXを行う投資家の中に、大きな利益を出して一気に大金持ちになる人がいる一方、冷静な判断力を失って資産を失ってしまう人もいます。

売りから入る取引をしている投資家もいれば、買いから入る取引をしている投資家もいます。ということは、必ずどちらかが損をして得をしているのです。

損をしなかった方は利益となり、大金持ちになるのはそのためです。これをゼロサムゲームともいうのですが、このゼロサムゲームがあってこそFXの取引は成り立っていることを覚えておきましょう。

レバレッジの計算方法

FX会社によってはレバレッジをかけない「1倍」とすることもできますし、レバレッジ「10倍」とすることもできます。
10倍、25倍とレバレッジ倍率が選択できるFX会社がおすすめですが、取引数量と預入資金との関係でレバレッジが決まることもあります。
レバレッジの計算方法は以下の通りです。

レバレッジ=(通貨ペアのレート×取引数量)÷口座への預入資金

レバレッジ規制とは

投資家の資産を守るため「レバレッジ規制」というものがあります。

金融庁は、高レバレッジのFX取引に関して、

①顧客保護(ロスカット・ルールが十分に機能せず、顧客が不測の損害を被るおそれ)
②業者のリスク管理(顧客の損失が証拠金を上回ることにより、業者の財務の健全性に影響が出るおそれ)
③過当投機の観点から問題がある

として、2009年8月3日に「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」を交付、2010年8月1日に施行されました。
これにより、それまで規制の無かった想定元本(取引金額)に対して必要な証拠金の預託額について、個人を相手に想定元本の4%以上(レバレッジ25倍以下)の証拠金の預託を受けずに業者が取引を行うことが禁止されたのです。

レバレッジ倍率の高いFX口座は?

ここからは実際にレバレッジ取引ができるFX口座を紹介します。
最大レバレッジ倍率は、FX取引を提供しているFX口座により異なります。また、低リスクな取引に必要不可欠なロスカットの基準も異なるのでそれぞれ確認しましょう。

LIGHT FX

運営会社 トレイダーズ証券株式会社
特徴 スプレッドが業界最狭水準
取引通貨ペア数 20ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット 証拠金維持率100%未満

LIGHT FXは、通貨ペアごとに存在するスプレッドが非常に狭く設定されています。さらに、このスプレッドは基本的に1日間ずっと固定であるため、他のFXの口座を利用するよりもわずかながら利益を出しやすく損失を出しにくいという特徴を備えています。

例外は震災などの天変地異や、為替に大きく影響する大企業が倒産するなどの異例の事態が発生したときです。

DMM FX

運営会社 合同会社DMM.com
特徴 圧倒的に使いやすい取引画面
取引通貨ペア数 20ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット 証拠金維持率50%未満

DMM FXは極限まで簡単に取引ができるように、取引に必要なあらゆる情報が1画面に簡潔にまとめられています。見たい情報はすべて1画面に集約されているため他の取引ページに移動する必要もありません。

スマホ用のDMM FXアプリも同様にほかのFX口座と比べてとても使いやすい作りになっているため高レバレッジで間違った取引をしてしまう心配もありません。

FXブロードネット

運営会社 株式会社 FXブロードネット
特徴 初心者の参考になると鈴どちらが頻繁に開催されている
取引通貨ペア数 24ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット
  • ブロード1コース:証拠金維持率1%未満
  • ブロード20コース:証拠金維持率8%未満
  • ブロード25コース:証拠金維持率20%未満
  • ブロード25MCコース:証拠金維持率20%未満
  • ブロード25Sコース:証拠金維持率100%未満

他のFX口座と一味違う点は、「FXガチンコバトル」という企画が開催されている点です。この企画ではFX熟練者が行ったトレード結果を公表しており、詳しいトレード内容を無料のメールマガジンで見ることができます。

上手な取引方法が全くわからない初心者にとって、このような情報は非常に貴重です。これらのことを参考にしながらFXに挑戦してみるのも一つの手です。

外為オンライン

運営会社 株式会社外為オンライン
特徴 ずば抜けて高い安全性
取引通貨ペア数 26ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット
  • L25R:証拠金維持率100%未満
  • L25:証拠金維持率20%未満

万が一FXで破産した利用者がでた場合、破産者が抱えている借金をFX業者が立て替えなければなりません。その際に重要なのがその業者の自己資本比率なのですが、この自己資本比率が低ければ低いほど借金を建て替える能力が低いということであり、最悪の場合、借金を立て替えきれずに倒産します。

自己資本比率が250%を下回っていると倒産リスクが高くなるといわれていますが、外貨オンラインは自己資本比率が649.9パーセント(2018年12月末時点)あり、非常に高い安全性を維持しています。

安全に外貨のレバレッジ取引を行いたい方には最適でしょう。

FXプライムbyGMO

運営会社 株式会社FXプライムbyGMO
特徴 スキャルピングができるハイスピード注文に対応
取引通貨ペア数 20ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット 証拠金維持率80%未満

レートパネルをワンクリックしただけで即新規注文・決済することができるハイスピード注文に対応しています。

取引の際に確認が入ることは一切ないためパネルの押し間違いに注意する必要がありますが、そのことさえしっかり気をつけていれば高速注文によるスキャルピングができるようになっています。

スキャルピングで利益を上げたい方に向いているFX口座です。

GMOクリック証券

運営会社 GMOクリック証券株式会社
特徴 取引手数料無料
取引通貨ペア数 19ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット 証拠金維持率50%未満

一般的にレバレッジをかけたFXは取引をするたびに取引手数料がかかりますが、GMOクリック証券ではこの取引手数料が完全無料となっていて、スプレッド以外の余計な損失を生み出さないようになっています。

その代わりにロスカット(強制決済)のときに1万通貨ごとに500円の手数料がかかるためこの点だけ注意が必要です。

例えば100万ドル分の取引がロスカットされるとロスカット手数料として5万円かかります。
ロスカットにかかる手数料の関係上、ロスカットされない程度に資金管理ができる中級者以上向けのFX口座ですので、FX初心者の方は他のFX口座の方がおすすめです。

みんなのFX

運営会社 トレイダーズ証券
特徴 スワップポイントが業界最高水準
取引通貨ペア数 20ペア
レバレッジ倍率 25倍
必要証拠金 通貨レート×通貨単位×4%
ロスカット 証拠金維持率100%未満

FX特有のスワップポイントですが、みんなのFXではこのスワップポイントを業界最高水準のまま維持しています。スワップポイントが高いことを利用してスワップ運用ができるため戦略次第では安定した利益を生み出すことが可能です。

はじめはリスクが少ない少額で練習を!

万が一に備えて、レバレッジ取引に慣れていない間は少額で練習を重ねることが大切です。レバレッジ取引について理解し、リスク管理を徹底できるようになれば勝負に出てるのもよいでしょう。

ただし、為替というのはいつ何が原因で大きく変動するか分からないため、一発逆転を狙った全財産投資というのは避けましょう。

一夜にして数億円の富を得ることができるのがFXの大きな魅力であるものの、ロスカットによる強制決済が発動して借金ができてしまうこともあります。

きちんとレバレッジ取引のメリット・デメリットを把握したうえでFXを楽しんでください。

情報提供元:BITDAYS
記事名:「FXのレバレッジとは?計算方法、最大倍率、規制について解説