starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

シャンプーは頭皮のダメ―ジ? 湯シャンのメリット・デメリット








「湯シャン」が推奨される3つのポイント




そもそも、湯シャンが何故推奨されるかについてですが、理由は主に下記の3つのポイント(メリット)にあります。




洗浄力の強いシャンプーで必要な皮脂を洗い流さないようにする




一つ目が、近年の頭皮ケアで問題になりやすい「シャンプーの強すぎる洗浄力」を回避するというもの。

通常、人の頭皮は皮脂などによって潤いが保たれていますが、現在市販されているシャンプーの中には皮脂を除去する洗浄力が強すぎて、頭皮に潤いを保つための保湿成分すら洗い流してしまうものが多く販売されています。

湯シャンであればそもそもこういったシャンプーを使わないため、頭皮の保湿成分が洗い流されてしまう心配が無く、頭皮がダメージを受けなくなるというものが一つ目のメリットです。




自力での保湿により、皮脂の分泌量などが適切に保たれるように




シャンプーによって頭皮に必要な保湿成分まで洗い流されてしまうと、頭皮は潤いを保つため過剰に皮脂などを分泌するようになります。

毎日強い洗浄力のシャンプーを利用すると、このサイクルがどんどん悪化し、頭皮からの皮脂分泌が過剰なべた付く頭皮環境になっていってしまうのですが、これをリセットしていくというものが湯シャンの二つ目のメリット。

湯シャンを行えば頭皮から過剰に保湿成分が取り除かれてしまう事が無くなるため、頭皮が徐々に皮脂を大量に分泌させる事を辞め、べた付く事が無くなっていくというものです。




頭髪も皮脂によるコーティングでツヤがある健康的な状態に




本来、髪の毛は頭皮から分泌される皮脂がキューティクルをコーティングする事で艶のあるなめらかな状態になります。

しかし、洗浄力が強いシャンプーを利用すると、髪の毛のコーティングも全て落としてしまうため、その後にコンディショナーやトリートメントなど油脂による髪の毛のコーティングを行う必要が出てきます。

これも、そもそもシャンプーを使わなければコーティングされた油を除去しすぎないため、髪の毛を美しい状態で保ちやすくなります。




湯シャンが実際に続けにくいポイント(デメリット)




以上のように、湯シャンによって頭髪のケアを行えば頭皮環境が整って健康的な髪の毛が育つようにする事も可能なのですが、実際にやってみようとすると続けにくくなるいくつかのデメリットもあります。




開始から暫くすると頭皮がべたつくようになる




湯シャンを始めると、今までシャンプーで除去していた皮脂が残り続けるようになるため、開始から3日程度もすれば、ほぼ確実に頭皮がべたつく状態になります。

元々使っていたシャンプーの洗浄力が強く、皮脂の除去率が高かった人であれば1日だけでも相当べた付くでしょう。

頭皮に過剰な皮脂が残った状態になると、髪の毛が立ち上がらなくなるため、全体的に髪のボリュームが少なく、スタイルが決まらない状態になってしまいます。




たまった皮脂で頭皮が痒みなどのトラブルを引き起こすように




湯シャンによって皮脂を落とさなくなると、皮脂が頭皮に残ったり、毛穴に詰まったりするようになります。

お湯だけでもホコリなどの汚れを落とす事は出来ますが、皮脂などの油汚れはやはりシャンプーなど界面活性剤を利用しなければ中々除去する事が出来ないため、徐々に古く酸化した皮脂がたまってトラブルを引き起こすのです。

ただ単に酸化した皮脂が刺激となって痒みを感じたり、毛穴が詰まって髪の育成を阻害するだけならまだしも、脂漏性湿疹や頭皮のニキビなどのようにトラブルが悪化すると、炎症によって頭皮が強いダメージを受けてしまう可能性もあります。




そもそも体質改善するためには長期的な対応が必要




このような状況でも、しばらく我慢を続ければ徐々に頭皮の過剰な分泌が抑えられ、湯シャンでも大丈夫な健康的な頭皮環境を作る事が出来るというのがメリットではあるのですが、実際に頭皮が皮脂の分泌量を減少させていくまでには、短くて数か月程度の期間が必要となります。

数日間我慢すれば良いというのであれば実現も可能ですが、数か月の間べたつきや痒みと過ごさなければならないとなると、中々現実には難しいですよね。




そもそも日本の環境では適度なシャンプーが必要




以上のように、湯シャンにはメリットもデメリットもあり、もちろん湯シャンだけで問題がないような健康な頭皮環境が作れる事がベストではありますが、現実的には湯シャンだけで過ごすのはなかなか難しいという状況。

そしてそれは、現代日本の環境という部分にも大きな問題があります。




日本は高温多湿という世界的にも稀な気候




日本の環境で湯シャンが合いにくい理由の一つが、特に夏場の高温多湿な環境があげられます。

暑くて汗や頭皮が分泌されやすい上、湿度が高く汗の蒸発すらしないという気候は世界的に見ても実は珍しく、これが日本人がお風呂好きな理由の一つとも言われています。

実際、暑くても日本のように湿度が高くないブラジルなどではシャンプーの頻度は数日に1回と少ないですし、気温が低く乾燥しているヨーロッパ圏でもそれは同様。

もちろん、水道環境が整備されているという日本の良さという面もありますが、気候的に日本はシャンプーをしないで過ごしにくいという理由があるのです。



ちなみに、そんな高温多湿の日本でも江戸時代までさかのぼれば洗髪の回数は月に1~2回(夏場はもう少し多いといわれる)。これを考えると気候が理由というのは弱い気もしますが、昔と比べて現代は室内がエアコンで涼しく、屋外はヒートアイランド現象でより暑いという状況になっている点や、室内が涼しいからこそ適度な汗をかく能力も弱まり、皮脂が過剰に分泌されるようになっている面もあります。




労働時間が長くストレスがかかりやすい環境




日本や韓国など、東南アジアの数か国は世界の中でも労働時間が長い方として知られています。

労働だけではなく、現実問題としてストレスがかかりやすい状況にある事は確かで、現代はストレス社会とよく言われますよね。

ストレスがかかると、体内ではストレスに対抗するため男性ホルモンなどの働きが優位になるのですが、男性ホルモンは皮脂の分泌も促進させます。

つまり、ストレスがかかりやすい現代はそのまま皮脂が分泌されやすい状態であり、湯シャンだけではケア出来ないという状況にもなりやすいのです。




いきなり湯シャンではなく、洗浄力の強すぎないシャンプー利用を




それでは、結局今まで通りのシャンプーを続けるしかないのかというと、そういうわけではありません。

問題はあくまでも強すぎるシャンプーなので、洗浄力が適度で、頭皮の保湿成分を除去しすぎず、且つ頭皮の過剰な皮脂汚れは落とせるような形でシャンプーを利用していくという方法が、頭皮ケアを行う上でのポイントとなります。

その為には、普段利用しているシャンプーの使い方を変えるか、シャンプー自体を変えていくという方法が挙げられます。




シャンプーを薄めて使うようにする




一つ目の方法が、今まで使っているシャンプーを薄めて使うようにする方法。

普段使っているシャンプーを、通常よりも多いお湯で泡立ててから使うようにする事で、徐々に一回の洗髪で使うシャンプーの分量を減らしていき、洗浄力を弱めていくというものです。



そもそもシャンプーを原液のまま頭皮に付けて洗髪しているような人の場合、頭皮に付ける前にしっかり泡立てるという本来の使い方に変えるだけでも、強すぎる洗浄力を抑える事が出来る場合があります。



但し、この方法は毎日利用するシャンプーの量をきちんと調整しながら減らしていく事が必要です。

一気にシャンプーの量を減らすと必要な洗浄力も得られなくなりますので、長期間かけてゆっくりと調整していくようにしましょう。




そもそも洗浄力が強すぎないシャンプーを使う




二つ目の方法が、そもそも洗浄力が強すぎないシャンプーを利用する方法です。

洗浄力が強すぎないシャンプーとして、最近は泡立たせるのではなく、ヘッドマッサージをしながらゆっくりと余分な皮脂を除去するようなシャンプーが増えてきていますので、そういったものを利用すると良いでしょう。

強すぎる洗浄力の成分が入っておらず、頭皮環境を整えるために成分が多いタイプのものがおすすめです。

ただ、強い洗浄力のシャンプーから弱い洗浄力にいきなり変えた場合でも、落としきれない皮脂がたまっていってしまうなどの場合があるため、最初から完全に切り替えるのではなく、当面は3日に1度は今までに使っていたシャンプーを使うなど、頻度を少しずつ落としていくというような形で長期的に切り替えていくようなケアが良いでしょう。




おすすめシャンプー1




N Brand



おすすめシャンプー2




405クレンジングコンディショナー



そもそも湯シャンだけではケアが難しい現代。適度なシャンプーの利用がベスト




結論として、そもそも完全な湯シャンだけでは、高温多湿な気候やストレスのかかる現代ではケアが不十分。

適度な洗浄力でのシャンプーを利用し、しっかりと頭皮ケアを行う事が健康的な頭皮や髪の毛を作るためには重要ですので、上手にヘアケア用品を利用するようにしましょう。


    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.