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ビニール肌の原因と改善法!薄い皮膚を分厚くして丈夫に!


スキンケアを頑張っている方ほど陥りやすいビニール肌。そのままビニール肌に気づかずお手入れを続けてしまうと、ますます状態は悪化し、トラブルやエイジングサインにつながります。

ビニール肌を防ぐには、これまでのお手入れ方法を見直し、正しいスキンケアで改善していくことが大切です。

本記事では、ビニール肌の原因と改善法について解説します。

ビニール肌について

ビニール肌について
出典:byBirth

ビニール肌は、肌トラブルの一つです。ここでは、ビニール肌の「特徴」と「原因」について解説します。

ビニール肌の特徴

ビニール肌は、角質層が失われて肌が薄くなり、キメが失われているのが特徴です。

肌のキメは、通常皮丘と皮溝によって凸凹としています。ところが、ビニール肌にはキメがないため、肌に凹凸がなくツルツルに見えます。光を反射しやすいためツヤ感があり、毛穴も目立たないため一見キレイな肌に見えるのも特徴といえるでしょう。

しかし実際は、角質層が薄くバリア機能が低下しているため、紫外線などの外的刺激のダメージを受けやすく、皮膚内部の水分が蒸発するため乾燥します。

つまり、ビニール肌とは、敏感肌と乾燥肌が同時に起きている過酷な肌状態なのです。

ビニール肌の原因

ビニール肌の原因
出典:byBirth

ビニール肌になってしまう原因は、主にスキンケア方法に問題がある場合が多くあります。ここでは、ビニール肌を引き起こす原因を3つ紹介します。

過度な角質除去

頻繁に角質除去を行うと、角質層が薄くなってビニール肌の原因となります。

例えば、スクラブ入りの洗顔で毎日顔を洗うと、肌との間に摩擦が起こって必要な角質まで剥がれます。また、ピールオフパックや毛穴パックも、吸着力が高いため頻繁に行うと角質層を薄くする原因となります。

ビニール肌が気になる場合は、使用頻度を減らすか落ち着くまでは使用しないほうがよいでしょう。

クレンジングや洗顔の洗浄力が強すぎる

洗浄力が強いクレンジングや洗顔は、皮膚に必要な皮脂まで落として肌を乾燥させます。肌が乾燥すると、角質層が硬くなってもろくなり剥がれて薄くなるため、ビニール肌となるのです。

クレンジングや洗顔をした後に、肌につっぱりやひりつきを感じる場合は洗浄力が強いサインのため、見直しが必要です。

肌をこすっている

手で肌をこする行為は、角質をはがしてビニール肌の原因となります。例えば、スキンケアで肌をこする行為は次の通りです。

  • 洗顔で顔を洗う
  • 化粧水、乳液、クリームなどを塗布する
  • マッサージ
  • パッティング

上記の行為を行う際は、できる限り摩擦が起こらないように注意することが大切です。

ビニール肌の改善法

ビニール肌の改善法
出典:byBirth

ビニール肌を放置しておくと、肌が無防備な状態なため、あらゆる肌トラブルやエイジングを引き起こします。早めに対処して、予防しましょう。

ビニール肌の改善法は次の3つです。

過剰なスキンケアを控える

ビニール肌は過剰なスキンケアによって角質層が薄くなった状態です。まずは、スキンケアをやりすぎないよう意識しましょう。

とくに避けたいスキンケアは次の通りです。

  • マッサージ
  • 美顔ローラー
  • コットンの使用
  • ピールオフパック
  • スクラブ入り洗顔

上記の行為は、肌が擦れて角質層を薄くする原因となります。

ビニール肌では、クレンジングと洗顔で汚れを落とし、保湿をするという最低限のスキンケアにとどめましょう。使用するクレンジングや洗顔は、洗浄力が高すぎないものを選びます。

具体的には、オイルやバームタイプは脱脂力が強いため避け、ミルク、クリーム、ジェルタイプをおすすめします。とくにミルクタイプは、クレンジングの中で最も肌に負担がないため、ビニール肌の方でも安心して使用できます。保湿成分が配合されているものを選べばなおよいでしょう。

日焼け止めクリームをしっかりと塗る

ビニール肌は、バリア機能が低下しているため、紫外線のダメージを浴びて赤みや炎症を引き起こします。紫外線は季節問わず毎日降り注いでいるため、日焼け止めクリームを欠かさず塗りましょう。

日常生活で使用する日焼け止めクリームは、SPF15~30、PA++と記載されたものを使用します。UVカット効果が高すぎると刺激となる場合があるので、炎天下で外出する場合のみの使用にとどめることをおすすめします。

また、日焼け止めクリームには紫外線散乱剤が使われているものを選びましょう。日焼け止めクリームによく配合されている紫外線散乱剤は次の通りです。

  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛

UVカット効果成分は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤に分かれ、それぞれ特徴が違います。紫外線散乱剤は、有機化合物ではないため肌の負担が少なく安全性が高いため、ビニール肌には適しているといえるのです。

落としやすいメイクを心掛ける

ビニール肌には、落としやすいメイクを意識しましょう。

メイクは、ビニール肌にとって刺激となり、炎症やトラブルの原因となります。とくに、ウォータープルーフタイプなど肌への吸着力が強いメイクは、落ちにくく肌にとって大きな負担となります。

ビニール肌にメイクをする場合は、肌に優しいコスメを選びましょう。例えば、ミネラルコスメはシンプルな成分で作られており、クレンジングを軽くするだけで落ちるので、肌への負担が軽減できます。

また、気になる部分にのみポイントメイクを行うのもよいでしょう。クレンジングの使用も部分的となるため、肌への刺激を最小限に抑えられます。

まとめ

ビニール肌
出典:byBirth

ビニール肌は、見た目はツルツルしてきれいに見えますが、キメがなくバリア機能が低下し乾燥しているため、トラブルやエイジングが起こりやすいのが特徴です。

ビニール肌の原因はスキンケアの仕方にあり、具体的には「過度な角質除去」「クレンジングや洗顔の洗浄力が強すぎること」「肌をこすっていること」の3つが挙げられます。

改善するためには「過剰なスキンケアを控える」「日焼け止めクリームをしっかり塗る」「落としやすいメイクを心掛ける」ことの3つが大切です。

ビニール肌の薄い皮膚にキメを取り戻し、分厚く丈夫な健やかな肌をつくりましょう!

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