紫外線によって毛髪・頭皮が受けるダメージ
毛髪へのダメージ
毛髪が紫外線を浴びてしまうと、キューティクルが破壊されてしまいます。キューティクルは毛髪にツヤを与える大切な部分。根元からうろこ状に重なり合いながら、毛髪の表面を覆い外部刺激から毛髪内部を守り、毛髪内部のタンパク質や水分が失われないようにする役割を持っています。
そのため、紫外線によってキューティクルがダメージを受けると、髪内部のうるおいが流出して乾燥して、毛がぱさぱさになったり、枝毛や切れ毛の原因になったりしてしまいます。
また、キューティクルダメージを受けることによって髪のツヤが失われるので、老けて見えてしまう原因にも…。
頭皮へのダメージ
紫外線を肌が浴びてしまうと、コラーゲン繊維などが破壊されて肌の弾力が失われてしまい、シワ・たるみの原因となってしまうように、頭皮も同じようなダメージを受けてしまいます。頭皮はいわば良い植物を育てるための大地。頭皮がダメージを受けてしまうと健やかな毛髪が育ちません。
頭皮の弾力が失われると、頭皮が固くなってしまい血行不良に繋がってしまいます。すると、毛髪の隅々まで栄養や酸素が運ばれなくなってしまい、薄毛や抜け毛の原因に。それだけでなく、髪を黒くする細胞がダメージを受けてしまうことで白髪に繋がってしまうことも。
また、強い紫外線を浴びて肌が皮むけしてしまうように、頭皮も強い紫外線を浴びてしまうと皮むけしてしまい、“フケ”のように見えてしまうことも。見た目に清潔感がなくなってしまうのでなるべく避けたいですよね。
今すぐはじめて！ 毛髪・頭皮の紫外線対策
（1）洗い過ぎには注意
記録的な暑さから、寝ている間に汗をかいて頭皮がべたついてしまって朝にも髪を洗う方も多いのではないでしょうか？ しかし、シャンプーを使うと本来頭皮を守ってくれるはずの皮脂膜を洗い流してしまうので頭皮が無防備になってしまい、紫外線のダメージをもろに受けてしまいます。
朝、髪を洗う場合は、お湯だけでも十分べたつきが落ちるので、極力シャンプーを使わずお湯だけで洗い流すようにしましょう。
（2）日傘や帽子を取り入れて！
一番手軽で簡単なのは、日傘や帽子を取り入れて物理的に紫外線を遮断すること。
日傘や帽子を選ぶの際には黒い生地のものがおすすめ。黒は紫外線を吸収してくれるからです。そのほかにも、髪をまとめて毛髪に紫外線が当たる面積を少なくするのも◎！ その際、首がむき出しになることが多いので、首の裏に日焼け止めを塗るのを必ず忘れないようにしましょう！
（3）頭皮の日焼け止め・ヘアオイルを活用して
髪のパサつきやダメージをケアしてくれるヘアオイルですが、紫外線対策にも有効。オイルが髪1本1本を保護してくれるため、紫外線のダメージを防いでくれると言われています。外出する前に、肌への日焼け止めだけでなく髪にヘアオイルも習慣化しましょう。
頭皮への対策は、頭皮用の日焼け止めを活用して！ 手軽に使うことができるスプレータイプの日焼け止めがおすすめですが、全身用のものは頭皮や毛髪に刺激がある可能性もあるので、頭皮・毛髪専用のスプレータイプの日焼け止めがおすすめです。
毛髪・頭皮の紫外線対策を始めて！
意外と見落としがちな毛髪・頭皮の紫外線対策をご紹介しました。美しい毛髪はそれだけで女性らしさが醸し出せるもの。ぜひともケアに力を入れてみてくださいね。
大谷翔平・野球ニュース