こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガインストラクターの美宅玲子です。肩甲骨は「天使の羽」とも言われ、きれいに見える背中に憧れている方もいるのではないでしょうか。自分では見えない場所でありながら、意外と年齢が表れる部分です。今回は、肩甲骨がスムーズに動く様子が見えるような、しなやかな肩や腕・背中をつくるチェック&エクササイズをご紹介致します。
肩甲骨柔軟性チェック
右腕を背中に回し、左の肩甲骨を触れますか?反対側はいかがですか?
さらに、左肘を曲げて左手を腰の後ろに置いておいて、右腕を背中に回し、左の肩甲骨を触った時に、肩甲骨の下に指を差し入れて、指の第一関節まで入りますか?反対側はいかがですか?
猫背になっていると、肩甲骨が背中(後側の肋骨)に張りついて、動きが悪くなってしまいます。腕を後ろに回す柔軟性も出ないものです。理想的には、肩甲骨の下から指の第一関節までを入れられると、十分に柔らかいと言われています。
肩甲骨を動かせると、脂肪燃焼効果も
肩甲骨の周りには、全身の中でも数少ない「褐色脂肪細胞」が集中しています。肩甲骨を動かすことで、褐色脂肪細胞を刺激し、脂肪(いわゆる体脂肪、白色脂肪細胞)の燃焼を促すと言われています。
その肩甲骨を動かせる可動域があるのは、脂肪を燃焼させる可能性も高いということです(肩甲骨をよく動かせば)。肩や腕・背中の脂肪をすっきりさせるのは、しなやかな肩甲骨周りです。
肩甲骨周りの可動域・柔軟性を高めるエクササイズ
「気をつけ」の状態から、肘を直角に曲げた「小さく前へならえ」の姿勢からスタートします。脇は締めたまま、前腕をできるだけ外へ開き、キープします。普通に呼吸を繰り返しながら10秒×3セット。
次に、両肘を曲げて手首を腰に当て、両肘を前へ引き出してキープします。普通に呼吸を繰り返しながら10秒。手首を置く高さを上げて3セット。
これらは肩関節をねじる動きを柔軟にするストレッチ&筋トレですが、肩関節と肩甲骨はつながっているので、「肩甲骨はがし」の効果もあり、肩甲骨が動きやすくしなやかになります。
おわりに
いかがでしたか?肩甲骨周りを柔らかくして、肩凝りを予防するだけでなく、無駄のない美しいデコルテを作り、脂肪を燃焼しやすくしていきましょう。
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