こんにちは、コラムニストの愛子です。今回ご紹介するポーズ、もしかすると「ただ立っているだけじゃない?」と思われるかもしれません。でもこれが全ての立ちポーズの基本姿勢なので、とっても大切。そして正しく立つことは、ヨガだけでなく全動作の基礎となります。ぜひ丁寧に取り組んでみてください。
ターダ・アーサナ(山のポーズ)
ターダには「山」という意味があります。
別名:サマスティティ
サマとは「直立」「まっすぐ」「不動」という意味で、スティティは「不動の姿勢」を意味します。
(1)足を揃えて立つ。両足の親指と踵をつけ、足裏全体で体重を支える。
(2)膝を引き上げるようなイメージで、太ももを引き締め、同時にお尻も引き締める。
(3)お腹を引き締め背骨を伸ばす。
(4)肩をリラックスさせ、腕を体に添わせて自然に下ろしておく。
(5)首をリラックスさせ自然に伸ばし、横から見たときに、耳、肩、膝、踝が一直線に並ぶように真っすぐ立つ。
これが立ちポーズの基本姿勢です。
ポイント&軽減方法
~ポイント~
・どちらかの足に体重が偏らないように、両足で均等に体を支えるようにしましょう。
・可能なら最初に立つとき、足指を大きく開き、小指から順に床につけましょう。姿勢が安定しやすくなります。
~軽減方法~
足を揃えるのが辛い方は、腰幅程度に開くと楽になります。
効果
・正しい姿勢が身に付く
・体の歪みが整う
・バランス感覚がアップする
上記の効果により、他のアーサナも上達しやすくなります。
おわりに
簡単そうに見えますが、正しい姿勢でただ立つって、実は意外と筋肉を使うし難しいものです。しかし本来それが自然な姿勢ですから、体が健康であれば心地良く感じられると思います。同じ人でも日によって感じ方が違うこともあります。例えば寝不足のときには辛く感じるように。自分の今日の状態を知るためのバロメーターにもなるポーズです。
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