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【VRI Meetup Tokyo #2】「T3R レーシングシミュレーター」の体験と開発者の古賀 琢麻氏に取材


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4月7日(金)に開催した「VRI Meetup Tokyo #2」にて、VR型ドライブシミュレーターである「T3R レーシングシミュレーター」を体験および開発者の古賀 琢麻氏からお話をお伺いしたので紹介していく。


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単なるドライブシミュレーターではない


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T3R レーシングシミュレーターはOculusを活用したドライビングシミュレーターであり、VRにより360度の空間映像のなかでドライビングできる。そんな、T3R VRの最大の特徴は3Dフローティング・フルモーションテクノロジーの搭載である。このテクノロジーにより緻密なバーチャルドライビングを再現することを可能とした。


「T3R レーシングシミュレーター」は株式会社アイロックとタツミ産業によって共同開発された製品であり、開発には同社の代表取締役である古賀琢麻氏も深く携わっている。古賀琢麻氏は今シーズンもNASCARレースにフル参戦している現役のプロレーシングドライバーだ。実際に多くの自動車メーカーの開発ドライバーとして携わり、この経験があるからこそ現実さながらのシミュレーターを作り上げることができた。


フィーリング絶対主義を最も大事に


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フォースフィードバックシステム採用し、グリップ感や縁石に乗り上げたときの揺れ、ハイドロプレーンを忠実に再現。ステアリングは使用するマシンによってフォーミュラー用、ツーリングカー用と使い分けることもできるという。


実際に試乗してわかる「リアルさ」


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VRは何よりも酔わないで没入感のある体験をいかにできるかが重要ではないかと筆者は考えている。レーシングゲームをすることはあっても、レーシングカーに実際に乗る経験というのはごくわずかしかいないだろう。そんななかで、現実さながらのシミュレーターを実現した「T3R レーシングシミュレーター」を試乗(体験)する前は「ひょっとすると酔ってしまうのでは?」と思っていたが、そんなことはなかった。



各シミュレーターの計算は想像を絶するほど緻密に行われているのだろうと試乗して数分は思っていたが、乗っていくうちに没入感に押されてしまい、現実世界で運転している感覚に陥ってしまった。そして酔うことはなかった。VR酔いをさせない工夫もしているという。


予想以上に反響がよく売れている


「T3R レーシングシミュレーター」は名前からもわかるように、「ゲーム」としての位置づけではなく、「シミュレーター」としての位置づけが大きい。車の販売をしているようなディーラーに多く導入してもらっているという。物理的な問題で多くの車をディーラーに展示することは困難ななかで、「T3R レーシングシミュレーター」は重要なポジションにある。


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車の内装をVRを用いて確認するようなことはできても、実際運転した際のハンドリングや運転感を体験することはできない。「T3R レーシングシミュレーター」は車種ごとに挙動が異なり、実際の運転感を体験することができる。実際に試乗体験をVRでできることもあってか、予想以上に売れているという。


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運転するだけにとどまらず、車の色の変更や車の外装をVRを装着したまま確かめることができる。車の運転、車の外装確認はシームレスに動く。車を降りた状態で手を伸ばしハンドルを握ろうとしても、ハンドル手探りで探すことなく、距離感そのままで握ることができる。VRと現実空間の距離感がぴったりで素直に感動した。外装・内装の質感もとてもリアルで、ガラスの反射やカーボンの質感まで確認できる。



ディーラー以外にも「T3R レーシングシミュレーター」は活躍


ここまで紹介をして思うところがあるだろう。「ディーラー以外にも導入しないのか?」という疑問である。古賀 琢麻氏は自動車学校やVR体験ミュージアムといった分野でも導入を現在進行形で推し進めている。とにかくVR市場が大きく揺れ動いているなかで、多くの分野に導入しさらに業界を盛り上げ欲しいと筆者は思う。レーシングゲームはゲームセンターにも昔からあるが、VRに対応した筐体を見かけない。そういった分野においても、「T3R レーシングシミュレーター」の需要は極めて高いのではないだろうか。


 


古賀琢麻氏「車のシミュレーションはVRでしかあり得ない」


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「T3R レーシングシミュレーター」をなぜVRで実現しようとしたのか尋ねたところ、古賀 琢麻氏は「車のシミュレーションはVRでしかあり得ない」と即答。ディスプレイを横に3枚ほど並べてシミュレーションするような技術は前々からあったが、それでは意味がないとキッパリ。VRだからこそ現実のような没入を感じ取れる。だからこそ、没入性とフィードを特に大切にしているという。


VRを装着すると、間違いなく没入性が高く、車に乗っている感覚をシミュレーターで味えるのはVR技術ならでは。ディスプレイを見ながらシミュレーションするとでは、同じシミュレーターでも全く違うものになってしまうと実感できた。

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