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iPhoneと市販のVRビューワーとVRコントローラーで「手軽」「格安」なスマートフォンVRが実現!


世界初となる、iPhone、Androidで使えるVRモーションコントローラー「Vroom」が、海外のクラウドファウンディングサイトのKickstarterに登場した。


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今回、Vroomを開発する株式会社ワンダーリーグの代表取締役である北村勝利氏にVroom開発の経緯や今後の展望についての話を伺った。


<会社紹介>

・2012年から代表の北村氏がモバイル連動デバイスの研究開発を行う。

・2014年に株式会社kitamuraから株式会社ワンダーリーグに社名変更。スマートフォンアプリ開発事業に参入し、第一弾はワンダーリーグというアプリを提供。*現在はVR事業に集中するために休業中

・ワンダーリーグは代表である北村氏の16年に及ぶモバイルビジネスキャリアをベースにした研究開発型企業で、現在の社員は3名(エンジニア二人、デザイナー一人)。


ワンダーリーグ 北村勝利氏

ワンダーリーグ 北村勝利氏


北村勝利氏プロフィール


――Vroom開発のきっかけをお聞かせください。


北村勝利氏:


VR元年と言われる現在、ViveOculusといったハイエンドなVRデバイスはモーションコントローラーを使って遊びますが、スマホは見るだけのものがほとんどです。


唯一、GearVRがゲームパッド・コントローラーを出していますが、一般的ではないですね。やはりVRはVIVEやプレステが採用しているモーションコントローラーだろう、という事で取り組みを始めました。


市販VR装置におけるB2B(業務用)利用評価


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モーションコントローラーがあるだけで、簡易的ではありますがVIVEと同じような状況が作れます。スマートフォン自体はもうほとんどの人が持っているので、、最も「安く」て「手軽」なVRシステムだと思います。


10月4日にGoogleが Daydream Viweと高機能スマートフォンPixelが発表しましたが、こちらは高機能、高価格ですが、新たに購入しなければならない端末であり、iPhoneや既存のandroidといったすでに普及する端末で使えるモーションコントローラーニーズは今後出てくるだろうと思っています。


Pixelに代表される高機能スマートフォンに比べればiPhoneや現行のandroid端末はスペックは下がりますが、手持ちのスマートフォンとVRビュワー、そしてVroomコントローラーという、今あるものを組み合わせて「手軽」で「安価」なVRシステムが構築できるメリットは大きいと思っています。


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課題の存在=世界的な課題


例えば、VRビジネスもエンタープライズ(B2B)の分野が伸びる事が予測されていますが、B2Bの場合クライアント側にVR機器も同時に導入していただく必要がある事から、値段や数量調達、購入方法がネックになる場合があります。現在はPCとセットで買えば25万円以上するhtcのVIVE一択の状況です。PlaystationVRはソフトを自由に作れませんし、Oculus Riftは在庫やコントローラーの調達課題があります。


当社の場合、分譲マンションのモデルルームでのVR活用にフォーァスして事業を進めているのですが、数百人が来訪するモデルルームには多くのVR端末を必要とします。設置スペースや運営方法といった制約もあります。また設備の導入方法(購入、リース、レンタル)も企業ごとに異なります。


この様な状況に、既存のスマートフォンとVRビューワーを組み合わせて実現する、最も費用のかからないVRシステムを実現するために作ったのがVroomコントローラーです。例えば、通信契約のないGalaxy端末とGear VRにVroomコントローラーという組み合わせであれば数百セットを準備できます。予算がなければ、iPhoneとハコスコとVroomコントローラーの組み合わせを提案しています。


同時に、この仕組みをレンタル形式にする事で企業の導入ハードルを下げる工夫をしています。こういった一連のアイデアは不動産業界のみならず、教育現場や研修、店頭イベントといった数量を必要とするVRの利用シーンに貢献できると考えているので、他業種でB2B展開を行う企業の皆様にノウハウ提供ができればと思っています。


加えて、コントローラーのみならずunityでアプリも作れるSDKも用意していますので、様々な利用シーンに対応するアプリが開発可能です。よって誰でも自由にこのスマートフォンVRのB2B活用に取り組めます。この時、皆が同じSDKでアプリを開発すれば、コンテンツの共有が行われて、新しいスマートフォンプラットフォームが作れると考えています。


――なぜ世界へ?


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北村勝利氏:


スペックや表現技術の競争となっているVRテクノロジーの業界において、日本ならではの「iモード」の体験が生かせるのではないかと考えたからです。


ロースペック且つ低い表現機能であっても「安く」「手軽な」サービスにすれば市場を作り出せるという事を私たちは「iモード」のヒットから学びました。


当時もゲームはコンソールからの携帯電話へのスペックダウンの状況にあって、現在のVRも同様の状況だと思っているので、経験者である日本から世界へ情報発信する意義があると考えたからです。


また、世界中に当社のアイデアを採用する企業が増えれば、スマートフォンVR対応のアプリが増え、コントローラーのコストも下がり、VRの裾野が拡大し、結果VRという新ジャンルの拡大に寄与できると考えているからです。そのためにはグローバルな活動が必須だと考えています。


――なぜデビューの舞台にKicksatarterを選んだのでしょうか


北村勝利氏:


まず、正式なデビューは来春なのですが、クラウドファンディングであればベータ版の段階でデビュー出来る事に加えて、グローバルにアピールできる点が魅力でKicksatarterでのデビューを選びました。


今回のターゲットは全世界のunityデベロッパーであり、現在のVRトレンドにビジネスチャンスを探している世界中の企業の方々です。


オープン仕様のモーションコントローラーさえあれば、既存のスマートフォンとVRビューワーで「格安」「手軽」なVRシステムを構築でき、B2Bビジネスを開拓する機会を作れる。というアイデアを世界中の人に共有して、連携して、第三のVRプラットフォームを作って行きたいと思っています。


ぜひ、Kickstarterでの支援をよろしくお願いいたします。


http://bit.do/vroomwonderleague


――ありがとうございました!


Vroom紹介Youtube



株式会社ワンダーリーグ


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