日産自動車株式会社は2019年1月3日(木)、VR/ARを活用しドライバーに見えないものを可視化する技術「Invisible-to-Visible (I2V)」を発表しました。


「Invisible-to-Visible」とは

「Invisible-to-Visible(I2V)」とは、現実と仮想の世界を融合することでドライバーに見えないものを可視化し、究極のコネクテッドカー体験を生み出す新技術です。

車内外に取り付けられたセンサーが収集した情報とクラウド上のデータを統合することで、クルマ前方の状況を予測したり、建物の裏側やカーブの先など周りの状況を把握・予測して映し出すことができます。

また運転の楽しさを向上させるためにAR技術であるアバターが活用され、助手席にお気に入りの3Dキャラを置いて一緒にドライブを楽しむことも可能です。

この新技術によって、仮想世界やコミュニケーションの可能性が広がり、より便利で快適なドライビング体験ができるようになります。

日産総合研究所のエキスパートリーダー 上田哲郎氏は、

「『I2V』で「見えないものを可視化」することで、ドライバーはより自信を持って運転を楽しむことができます。

『I2V』の双方向な機能は誰もが自分の好みにあわせて楽しんで使うことができ、一人一人の興味や運転のスタイルに合った特別な体験を生み出します」

引用元:プレスリリース

とコメントしています。

「I2V」技術は、アメリカ・ラスベガスで開催されている家電見本市「CES 2019」日産ブースにて体験することができます。

ARゴーグルを装着して3Dのインターフェースやディスプレイを採用したデモンストレーション用のコックピットに乗り込み、

・市街地ツアーへの参加

・建物の裏側やコーナー近辺を見通す

・車窓から見える雨模様の景色が快晴に変わる様子

・混雑したショッピングモールの駐車場で空きスペースを見つけるためのサポート

・プロドライバーのアバターによる運転スキル向上サポート

など、さまざまな機能を体感できます。



「Invisible-to-Visible」の特長

いままでにないコネクテッドドライビング

「I2V」では、

・車両が走行している交通環境は「SAM (Seamless Autonomous Mobility)」

・車両の周囲は「プロパイロット」

・車内環境には、車室内センサーがセンシングした情報を統合する日産独自のOmni-Sensing(オムニ・センシング)技術

が活用されおり「I2V」に必要な全方位の情報収集を行います。

そこへ車両の周囲360度に仮想スペースをマッピングして

・道路状況

・交差点の見通し

・道路標識

・近くの歩行者

など、ドライバーが安全に運転ができるよう情報を提供してくれます。

また車室内の乗員の状況もリアルタイムに把握し、何かを探したり、休憩をとるタイミングのアドバイスをするなどして、ドライブがより快適で楽しいものになるようサポートしてくれます。

充実した運転モード別サポート

自動運転時

自動運転モードの時には、

・雨天時に窓から見える雨模様の景色に快晴の景色を重ねて映し出し、快晴の中を走行しているかのような体験

・初めての場所に行く場合には、仮想世界「メタバース」で活動する現地に詳しいローカルガイドを探し、そのローカルガイドがアバターとして車内に出現して、乗員とコミュニケーションを図りながら必要情報をリアルタイムで提供

など、車内で過ごす時間をより快適で楽しいものにしてくれます。

ガイドが提供した情報はクラウドに蓄積され、他の人が同じ場所を訪れるときにもその情報が利用されます。

車両に搭載されたAI(人工知能)システムもこれら情報を活用しながら現地周辺での運転を効率化します。

マニュアル運転時

マニュアル運転モードの時には、

・Omni-Sensing(オムニ・センシング)で収集された情報をドライバーの視野に重ねて投影し、見通しの悪い場所や路面の状態、対向車の有無などを把握

・交通渋滞や予想移動時間に関する情報を映し出すだけでなく、渋滞の原因や渋滞先で何が起きているのかといった見えない情報を可視化したり、どの車線を走行するのが最適かのアドバイスを受けることができる

・目的地に到着したあと「I2V」でSAMにアクセスすると、空いている駐車スペースを探したり、難しい駐車操作をガイドしてもらえる

・プロドライバーのアバターによる運転スキル向上サポートシステムが搭載されており、プロドライバーをアバターとして車内に出現させたり、バーチャル車両として前方視界に現わすなどして、リアルタイムで個人レッスンを申し込むことができる

など、魅力的なサポートを提供してくれます。

まとめ

今回発表された「Invisible-to-Visible」には魅力的な機能が満載です。

AR技術が活用され助手席の好きなキャラと会話しながら一緒にドライブデートができるなど、安全・快適に運転するための情報が得られるだけでなく、わくわくするような機能も兼ね備えています。

誰もが自分好みにカスタマイズして使うことができて、ドライブがさらに楽しい時間になることは間違いないですね。

ソース:「Invisible-to-Visible」プレスリリース[日産自動車ニュースルーム]









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情報提供元:VR Inside
記事名:「ドライバーの見えないものを可視化!日産自動車がVR/ARを活用した新技術を発表