1995年に発売された任天堂のバーチャル・ボーイという3Dゲーム機を覚えている人もいるのではないでしょうか?
赤いゴーグル上の本体が印象的で、VRの先駆けともいえる任天堂のゲーム機です。
そんなバーチャルボーイを最新のVR技術を利用して再びプレイすることができると、海外メディア「VRFocus」が報じました。
そもそも任天堂のバーチャルボーイって何?
バーチャルボーイは1995年に任天堂が発売した立体的な3Dグラフィックを使ってプレイできるゲーム機です。
今考えれば、VRの先駆けともいえる、このゲーム機は当時としては画期的だったと思います。
しかし、発売当初は残念ながら売り上げは良くなく、失敗に終わってしいました。
発売後、一年もたたないうちにデバイスは廃止され、バーチャル・ボーイの生産は打ち切られてしまいました。
バーチャルボーイは立体感を感じることはできましたが、残念ながら見にくいデザインで、画面が赤色でしか表示できず、当時の他のゲームと比べて自由度が低かったことが失敗してしまった原因ではないかといわれています。
VRの普及でバーチャルボーイに再び注目が集まる!
失敗に終わり、忘れ去られてしまった任天堂のバーチャルボーイ。
しかし、2016年にVRの普及が進んだことで、
「そういえば、任天堂にVRっぽいゲーム機あったよね?」
と、バーチャルボーイの存在が再び注目を集めだしました。
最新VR技術で任天堂バーチャルボーイをプレイできる!
バーチャルボーイはすでに生産終了しているので新たに購入してゲームをプレイすることはできません
しかし、今回バーチャルボーイをVR内に再現してプレイできる「VBjinエミュレーター」が海外で登場しました。
VBjinエミュレータを使うことによって、プレイヤーはバーチャル・ボーイと同じ、見事な赤色のビジュアルと32ビットのグラフィックをVRで体験できるようになります。
VRjinエミュレーターはWindowsPCとOculus RiftなどのVRヘッドセットを利用して楽しめます。
VBjinエミュレータはGitHubからダウンロードすることができるようです。
まとめ
昨年の2017年に「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が発売され、大ヒットしたように最近は家庭ゲーム機のレトロブームがやってきているようですね!
残念ながら、発売当初は売れ行きが振るわなかったバーチャル・ボーイもそのブームの波に乗ってさらに進化して戻ってきました!
ゲーム自体のテクノロジーも発展しVRのような高い技術のゲームでも手ごろな値段で、昔よりもかなり品質の良いゲームが表れてきてはいます。
それでも昔のゲームを懐かしみながら、今でも遊びたいと思うのは子供のころからゲーム機が家庭にあった今の30代~40代の大人にとっては当たり前なのかもしれません。
きっと、当時たのしく遊んでいたゲームをまたプレイしたいという思いと共に、もっとクオリティの高い物に自分が作り直してしてみたい!
と考える大人になった開発者たちがこのブームを作り出しているのでしょうね。
もちろん大人になったプレイヤーも当時を懐かしみながらこの新しい形のゲームを楽しむことができると思います!
今では新しいVRやARの技術もいつかはレトロ・テクノロジーと呼ばれる日が来るのかもしれませんね。
参考サイト:VRFocus
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