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最大1,000人が参加可能、バーチャル空間でライブを共有できるソーシャルVR「Oculus Venues」が発表



10月11日〜12日にかけて米国のサンノゼにて開催されたOculus Connect 4カンファレンスにおいて、フェイスブックとOculusが開発する新型ソーシャルVRサービス「Oculus Venues」が発表された。


「Oculus Venues」とはバーチャル空間に最大1,000人が集うことが可能で、スポーツやコンサートを鑑賞したり、ライブイベントを共有できるサービスだ。


概要


「10億人にVRを普及させる」


「Oculus Venues」はフェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏によって紹介された。同氏はカンファレンス開始時のスピーチでVRが持つポテンシャルについて言及、同氏はVRが「すべての人に機会をもたらす技術」とし、将来的には全世界で10億人にVRを普及させるという長期的展望を示した。



しかしながら、現時点ではVRデバイスを導入するには多くのハードルが存在する。たとえばVRヘッドセットはHTC Vive、Oculus Rift共に若干の値引きが行われたとはいえ、数万円もするVRデバイスは多くの消費者にとって高額な製品だ。またセットアップ時に複雑なケーブル接続を行わなければならないという点もある。


低価格デバイスと高品質なVRコンテンツが登場


Oculusはこういったハードルを下げるための解決策をカンファレンスにおいて提示した。同社は199ドルの安価なスタンドアロン型VRヘッドセット「Oculus Go」を発表し、また従来のOculus Riftヘッドセットはサマーセール時と同額の5万円での販売を継続することが発表された。


また、VR体験の面においても同社は開発、改善に取り組んでいる。ソーシャルVRサービス「Facebook Spaces」に新機能が追加された他、「Oculus Venues」という新型のソーシャルVRプラットフォームを発表した。


「Oculus Venues」とは


「Oculus Venues」とはフェイスブックとOculusが開発中の新しいソーシャルVRプラットフォームであり、2018年の公開を予定している。これは複数の人数でバーチャル空間で行われるライブイベントに参加できるサービスだ。


ザッカーバーグ氏は、「Oculus Venues」を発表するにあたって以下のように述べている。


「Venues」では世界中のライブコンサートに参加したり、スポーツ中継を観戦したり、映画やTV番組を観ることなどができる。友人や、その他大勢の人たちと一緒に、同時に参加することが可能だ。(中略)VRでは現実では不可能だった手段でつながることが可能になる。これ(「Venues」)はその一例だ。

最大1,000人が参加可能なVRライブ機能


Oculusによると、「Venues」では最大で1,000人がVRライブイベントに同時参加できるとのことだ。


カンファレンスでは本サービスのデモ映像として、360度映像によってキャプチャされたコンサート映像が上映された。コンサート映像はフラットスクリーンの映像に切り替わり、バーチャル空間のアリーナでコンサートを鑑賞する多数のアバターが映るという内容だ。



「Oculus Venues」について現在のところ詳細は公表されていないが、今後数ヶ月にわたって新たな情報を公開していくとのことだ。


バーチャル空間でのライブに参加できるサービスが複数登場


現在、バーチャル空間で他者と交流できるソーシャルVR技術を用いて、バーチャル空間でイベントを開催したり、多人数がVRライブに参加できるサービスが複数登場している。


「cluster.」



「cluster.」は、誰もがバーチャル空間上にルームを作って、イベントに参加したりライブ体験を共有して楽しめるソーシャルルームアプリだ。数千名規模のイベントを開催することができる。


参考:VRソーシャルルームアプリ「cluster.」、シリーズAラウンドで2億円の資金調達&エイベックスと資本業務提携 ~本日より「cluster.」正式版サービスがスタート


「Bigscreen」



「Bigscreen」は、高画質大画面スクリーンをバーチャル空間で共有できるソーシャルVRサービスだ。


大画面のデスクトップPCサイズの画面や、もしくは映画館サイズの巨大スクリーンをバーチャル空間に持ち込んで、様々なことができる。


たとえば、バーチャル空間で友人と映画鑑賞したり、マルチプレイのゲームを楽しんだり、もしくは遠距離にいる同僚とのプレゼンなどにも使うことができる。


その他にも、ウェブを閲覧したり、YouTubeを視聴したり、動画編集、ドキュメントの作成やメールの送受信など、PCを使って行うほとんどのことが「Bigscreen」の中から行うことができる。


参考:ソーシャルVR「Bigscreen」にアップデートが追加、アバターのカスタマイズ機能が登場


「TheWaveVR」



米国のスタートアップ企業、TheWaveVRはソーシャルVRによって音楽ライブをバーチャル空間で共有するサービスを運営している。参加者はヘッドセットを装着してバーチャル空間での音楽ライブに参加すると共に、他の参加者とインタラクションすることも可能だ。


バーチャル空間で没入感の高い環境で音楽ライブを共有できることにより、お気に入りのDJやミュージシャン、フェスティバルに参加するために世界中を駆け回る必要がなく、手軽にライブ参加することができる。同社はこれまでにない新しい形で音楽を楽しみ、友人と共にソーシャルに体験できるプラットフォームの提供を目指している。


※TheWaveVRのアプリは現在米国内でのみ運用しており、日本を含む海外展開の予定については未定。


参考:バーチャル空間で音楽ライブを楽しむ。TheWaveVRが新たなVR音楽イベントを開催


参照元:Road to VR ‘Oculus Venues’ Will Let You Watch Sports, Concerts, &More in VR With Up to 1,000 People


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