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VRが言語の学習を実践的に変える


Mondly VR

外国語をVR空間で学べるアプリMondly VR


言語の学習と言えば、かつてはテキストと紙の辞書や電子辞書を使いながらするものだった。


日本における英語のように学習者が多い言語であればネイティブと会話ができるスクールに通って学ぶという方法もあるが、時間の制約があり、料金も安くはない。


チャットボットと会話のできるMondlyのVRアプリを使った学習ならばいちいち単語を調べる必要もなく、好きな時間に好きなだけ練習できる。


外国語を学ぶ


飛行機の翼


外国語の需要


インターネットが普及したことで、専用の電子辞書を持ち歩くことなくいつでもどこでも辞書が引けるようになった。機械的な翻訳の精度も上がっており、なんとなく意味の通じるやり取りくらいならば難しくない。


スマートフォンが1台あれば地図を検索することもできるので、そうした意味では海外旅行のハードルは低くなったと言える。


だが、技術の発展によって世界が狭くなり、異なる国の人と関わる機会が増えたのも事実だ。日本に居ても海外からの旅行者を見かけることは珍しくないし、インターネット上では簡単に国外のサイトにアクセスできる。


そうした意味では、外国語に接することは多くなったと言えるだろう。


優秀になった機械翻訳システムにも限界があるので、比喩表現や省略が含まれる会話、造語が含まれる物語などを自然に訳せるわけではない。単に不自然な文になるだけならば内容を推測することもできるが、ときには完全な誤訳になってしまうこともある。


外国語を扱うスキルの需要は技術によって低くなった面と、高くなった面がいずれも存在する。


アプリで学ぶ


ITの発展と外国語の需要を受けて、数を増やしているのがスマートフォンで使える学習用アプリだ。


シンプルな単語クイズが出題されるものからシチュエーションに合わせた例文が学べるもの、ゲーム性のあるパズルのようなものまでバリエーション豊かである。


中には、単語の発音を音声によって確認できるアプリまである。


アプリの欠点


こうしたアプリ、そして従来の語学学習の欠点は実践的でないことだ。


本格的な学習の入り口として覚えた単語の量や文法の知識は役に立つが、そうした基礎知識が役に立つのは十分な学習量が確保されてからになる。


一部のアプリは、長い下積みを飛ばして「よくあるフレーズ」を覚えることを目指している。これは短期間の旅行に向けた準備として特に有効な方法だが、そもそも選ばれたフレーズが実用的でないことも多い。


また、単語の発音を聞ける機能は合成音声による読み上げを使っているだけのアプリが多い。発音記号が苦手な場合に参考にすることはできるが、ネイティブとの実際の会話にはあまり役に立たないだろう。


会話の中で学ぶ


Mondly VR

バーチャルキャラクターとの対話で学ぶ


かねてから外国語学習に有効だとされているのが、実際にその言語で会話することだ。


語学留学


そのための最も分かりやすい方法は語学留学だ。教師や他の学習者、そして現地の人々の中でその言語を使って生活することで、自然に頭を切り替えることができるだろう。


10日から数週間程度の短いものから1年近い長期のものまで様々なプランが用意されているが、時間的・金銭的な制約から海外への長期滞在が可能な学習者は限られてしまう。


有効性は高くても、実行しにくいのが難点だ。


語学スクール


日本に居ながらにして外国語での会話が練習できるのが語学スクールに通うメリットだ。


時間を決めて通う必要はあるが、留学と違って休日や夜など空いている時間を使って学習できるメリットが大きい。


最近ではビデオ通話でレッスンが受けられるようなサービスも登場しており、時間的な自由度はさらに高まりつつある。


留学に比べれば金額も安いが、外国語に触れられる時間も短いのでこの点では一長一短だ。


VRアプリで学ぶ


これからの外国語学習法として期待されているのが、VRアプリを使って学ぶ方法だ。


VR技術を使えば、本当にその場にいるかのような体験を作り出すことができる。体験がリアルになれば、本当にその国を訪れた気分で学習できるはずだ。


『Mondly VR』のアプリではレストランで食事を注文する、ホテルにチェックインするといったありがちな場面が用意されており、チャットボットを相手に実践的な会話の練習ができる。


実際に「使える」シーンやフレーズが選択されていることも重要だが、会話の相手が人間ではなくロボットであることもメリットとなり得る。


チャットボットとの会話


シンプルなチャットは、ユーザからの呼びかけに対してランダムな発言を返したり、特定の単語に反応して決められたリアクションを取るだけのものだ。


だが、Mondly VRのチャットボットは非常に多くのフレーズに対応しており、ボットの発言パターンも人間が操作しているかのうように豊富である。


チャットボットは人間ではないが、学習をする上では人間よりも優れている点すらある。


ユーザが悩んでいればいつまででも待ってくれるし、内容を聞き取れなければ何度でも繰り返してくれるからだ。


もちろん語学教師も学習者のペースに合わせてくれるはずだが、相手も人間だ。チャットボットならば、ベッドに入って寝る前に勉強を始めてそのまま寝てしまっても迷惑をかけることはない。


また、Mondlyアプリのボイスは合成音声ではなく録音されたものなのでボットの発音も自然だ。


 


体験をリアルに感じられるというVRアプリの特徴を活かした語学学習アプリは、実際に現地に行ったような体験をもたらしてくれる。


Mondly VRではまだVRで学べるシーンの種類が少ないが、対応する言語は日本語も含めて28と非常に多い。


既に1,500万ダウンロードされたアプリだが、今後シーンの種類が増えればさらに有用な学習アプリになっていくだろう。


 


参照元サイト名:Huffington Post

URL:http://www.huffingtonpost.com/entry/virtual-reality-the-new-and-sexier-way-to-learn-languages_us_5983c162e4b00833d1de26e2


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