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カスタマイズ可能なスマートグラス「X1」が登場、プレオーダー受付中



米国のAR開発企業、Thid Eye Genによるスマートグラス「X1」が登場した。


ThirdEye「X1」について


概要


Third Eye GenはARハードウェア、ソフトウェア開発を行う企業で、エンタープライズとコンシューマー両方向けの製品、サービスの提供を行なっている。


同社が今回リリースしたスマートグラス「X1」は、解像度1280×720の両眼ディスプレイを備え、開発者曰く、本デバイスは装着感を考慮して設計されており、業務での使用の際も快適に装着できる。


スマートグラス「X1」は、Third Eyeがかつて米国防総省との協働によってプロジェクト開発を行なった経験を活かしており、同社がそのときに開発したARハードウェア・ソフトウェアの経験を活かしているという。


特徴


本デバイスはハンズフリーの操作が可能であり、頭の動きによって操作するため、コントローラーを手に持つ必要がなく、スマートフォンやタブレットも必要とせずに単体で動作することができる。


また、データのやり取りはクラウドを経由して行うため、遠隔地にいるチームメンバーや同僚とのデータのやり取りが容易であり、データの追加、保存、削除も素早く、手間をかけずに行うことができる。


「X1」はカスタムが簡単にできる設計になっているため、ユーザーの環境に合わせた最適な設定ができるという点も、本デバイスの強みだ。


活用例


スマートグラスは現場での業務において様々な面で役立つとされ、たとえば製造業での品質管理や、倉庫内での仕分け作業などにスマートグラスを導入することで、従来の業務を大幅に簡略化し、コストカットを実現できる他、医療現場や建築、教育など、様々な領域においてスマートグラスが活用できる。


「X1」も様々な領域においての使用を考慮しており、たとえばリアルタイムの画像認識機能を使用して、小売業であれば顧客の年齢層や感情などをデータ表示して把握できるので、従来よりもきめの細かいサービスを提供できる。


また教育では、教師の講演をホログラム表示して、遠隔地にいる学生に対して、まるでそこにいるかのような臨場感のある遠隔授業が可能になり、これはN高校ですでに行われている取り組みだ。


ThirdEyeは教育向けのコンテンツ開発も行なっており、たとえば「X1」を使用して3Dデータ化したカリキュラムを共有したり、キャンパスツアーをARで行うこともできる。


リリース情報、スペック


「X1」は来年に行われるCES 2018にてデモ展示する予定だが、製品のリリースは2017年第4四半期を予定しており、現在公式サイトにてプレオーダーが可能。


「X1」のスペックは以下の通り。



































解像度1280 x 720 x RGB
視野角40度
プラットフォームAndroid 6.0
カメラHDカメラ内蔵
接続ポートmicroSD、イヤホンジャック、USB
センサーGPS、加速度センサー、ジャイロスコープ、光センサー
バッテリー駆動時間6時間
重量170グラム

AR市場 2023年には7兆円規模の市場に?



AR市場は2016年には23億9,000万ドル(約260億円)市場であったが、7年後の2023年には613億3,900万ドル(約6兆8,000億円)市場に成長するとの予測が出ている。


今後、スマートフォンやタブレットをプラットフォームにしたARが、ゲームやエンターテイメントなどを通して一般に普及し、またエンタープライズ領域では業務にスマートグラスを活用する動きが加速し、そこから発生するニーズに基づいて様々なデバイスやサービスの登場が予測できる。


スマートグラスの需要が上昇


エンタープライズ領域では、現在AR機能を搭載したスマートグラス、もしくはヘッドセットの需要が高まっており、これらはおもにヘルスケアやリテール、eコマースなどの領域において特に需要が高い。


現在、ビジネス市場でもARヘッドセットの需要は高まっており、最近の例ではグーグルグラスが「Enterprise Edition」としてビジネス向けモデルとしてリニューアルし、同デバイスを業務で活用する企業は50以上にものぼり、ボーイングやGEなども加わっている。


従来の製造業や工場での作業、倉庫作業やデザインなどの現場作業にコスト削減やプロセスの簡易化をもたらすスマートグラスは、今後様々な分野においてニーズの高まりを期待できる。


ゲームとエンターテイメントを中心に市場が成長


現在、ARを活用したゲームは様々なものが出ており、たとえば「ポケモンGO」はARという言葉を知らない人でも多くの人がプレイしているし、その他にも「Ingress」や、初音ミクとARでデートできるサービスも展開されており、日本、海外問わず様々なARゲームが登場している。


また、EPSONのスマートグラス「BT-300」を使用したドローンレースゲームや、マイクロソフトのARデバイス「HoloLens」を取り入れたアトラクションが横浜で稼働開始しており、ARの実用化はゲーム、エンターテイメント分野が最も進んでいる。


上記の予測によると、AR市場はゲームとエンターテイメントを中心に発展するとの予測が出ており、アップルのAR開発キット「ARKit」の登場によってARアプリの制作環境が整い、AR普及の追い風になるだろう。


AR市場の中心はアジアに?


現在、AR市場を牽引する企業は、そのほとんどが欧米企業で、たとえばGoogleやMicrosoft、Appleなどの大企業をはじめ、Magic LeapやDAQRI、MetaやBlipparやWikitudeなどのスタートアップが挙げられる。


これらの企業はアメリカ、もしくはヨーロッパを拠点にする企業であるが、上記の予測によると、今後AR市場の勢力圏は欧米からアジアへ移行すると予想しており、中国や日本、インドや韓国の企業が今後追い上げてくる可能性が高い。


参照元:VRFocus


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