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ミシシッピ州のサイトにVRとチャットボットの機能が追加


バーチャル州会議事堂

ミシシッピ州の週会議事堂をバーチャルで訪れる


ウェブサイトを使って積極的に自社の広告を行いたい民間企業に比べると、国や自治体のサイトは機能が少なくて古く、目立たないものになりがちだ。


最近では情報量の多いサイトを持つ自治体も少なくないが、流行の最新技術を取り入れていることは稀である。


アメリカ、ミシシッピ州のサイトは数少ない最新技術を取り入れた例であり、6月に行われたアップデートでVR技術を使った州会議事堂のバーチャルツアーと様々な質問に対応できるチャットボット機能が追加されている。


サイトの新機能


スマートフォンでVRツアー

スマートフォンで州会議事堂をツアー


6月の更新でミシシッピ州の公式サイトにはいくつかの新機能が追加されたが、その中でも目玉と言えるのはチャットボット機能だろう。


チャットボット「Missi」


Missiと呼ばれるチャットボットは、ミシシッピ州にとって初めてのチャットボットだ。


彼女は24時間365日、いつでもユーザからの質問に答えてくれる。


ユーザと簡単な会話ができるだけでなく、質問内容に応じて連絡すべき適切な機関を紹介し、オンライン窓口のURLを教えてくれる。また、オンラインで支払いを行うこともできるようだ。


ミシシッピ州のヘルプポータル画面にアクセスすると右下に表示される、色の付いたバーの部分をクリックするとMissiとのチャットが開く。


狩猟免許から税金に関することまで、彼女は100を超える質問に答えることができるという。


サイトの情報量が増えるのは良いことだが、内容が多くなればそれだけ求める情報を探すのも難しくなってしまう。特にあまりインターネットを使わない層にとってはありがたいサービスと言えそうだ。


チャットボットと言っても、ランダムな返答をするだけのものやキャラクターらしい返答をするもの、天気予報を教えてくれるものまでバリエーションが広い。


Missiはエンターテイメントとしてのキャラクターボットではなく、ユーザの質問に答えることで役に立つボットとして開発されている。


バーチャル州会議事堂ツアー


もう一つの大きなアップデートが、VR技術を使ったミシシッピ州会議事堂のバーチャルツアーだ。


PCやスマートフォンのブラウザからアクセスし、360度画像を使ったVRツアーでミシシッピ州会議事堂の中を見て回ることができる。


VRヘッドセットを持たないユーザでもPCのブラウザからアクセスできるので、議会の仕組みを学んだばかりの子供から観光客まで利用できるはずだ。


Google Cardboardのゴーグルがあるなら、より没入感のあるVR体験が可能となる。


ただ、高解像度の360度写真を使っているためかかなり読み込み時間が長いようだ。


読み込み中のまま止まってしまうこともあったので、そのときは時間を改めてアクセスし直すのが良いだろう。


Amazon Alexaとの統合


スマートスピーカーAmazon Echoを使っているユーザは、音声アシスタントのAlexaに頼むことでミシシッピ州に関する情報を教えてもらうことができる。


パーソナライズ機能を使えば、アシスタントのできることはさらに増える。


自分の運転免許が切れる日を確認したり、ミシシッピ州の特定の窓口に連絡するために電話番号を尋ねたりといったことが可能だ。


2017年に追加された新機能では、地域のニュースや交通情報もAlexaが教えてくれるようになった。


Alexaを使った機能は、MyMS(州が発行する各種免許の期限のアラートや希望する天気情報を設定し、メールで受け取れるサービス)の発展系だ。


もちろんMyMSが使えなくなってしまったわけではないので、Amazon Echoを使っていないユーザやメールでの通知を望むユーザはMyMSを利用することもできる。


進むテクノロジーの採用



観光客を増やすためにVR技術を使ったバーチャルツアーを提供している都市は多い。ミシシッピ州以外にも、チャットボットを提供する都市や州もある。


チャットボットの利用


アーカンソー州もベータ版ながらチャットボットを提供している。


ノースカロライナ州でも、IT部門で内部向けに業務を削減するチャットボットの実験を行っているようだ。


アリゾナ州やジョージア州では、複数の都市がSMSを使ってMissiと同様のサービスを提供している。


 


バーチャルツアーができるVRコンテンツを提供するのは旅行会社やイベントの主催者という例が多いが、都市や州の名所をアピールする方法として自治体がコンテンツを制作するのも有効だ。


ブラウザで閲覧できるVRならば視聴可能なユーザも多く、Story Sphereのようにプログラムの専門的な知識がなくてもインタラクティブなVRコンテンツを制作できるツールが登場している。


VR技術の知名度が高まっているので、今後同様のコンテンツが提供される例は多くなるだろう。


 


参照元サイト名:State Scope

URL:http://statescoop.com/mississippi-debuts-chatbot-virtual-reality-features-on-upgraded-website


参照元サイト名:ms.gov(ミシシッピ州のサイト)

URL:http://www.ms.gov/


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