幹線道路ではまず見かけませんが、住宅街などで「青・黄・赤」と3色揃った信号ではなく、黄色や赤色の1灯だけの信号が設置されていることがあります。信号機全体の3%を占める「一灯式信号」は、一日中同じ色で点滅していることが特徴。交通違反で狙われる一灯式信号のルールをしっかり理解しておきましょう。

一灯式信号は黄点滅もしくは赤点滅

一灯式信号は、おもに住宅街の生活道路など一般的な三灯式信号を設置することが難しい場所での交通整理用に設置されています。一つのランプが青・黄・赤と色を変えるわけではなく、黄色または赤色のどちらか1色だけが光る仕組みです。

十字路の交差点に一灯式信号がある場合、4方向に向けてランプが設置されるケースと、1本の道路のみ2方向にランプが設置されるケースがあります。2方向の場合はランプは赤色のみで、4方向の場合は片方の道路が黄色、もう片方の道路が赤色になることがほとんどです。まれに4方向全部赤色の信号機も存在します。

そして、一灯式信号は、一日中点滅していることが大きな特徴。4方向に向けて黄色と赤色がある場合、片方の道路はつねに黄点滅、もう片方は赤点滅です。それでは、一灯式信号機の黄点滅や赤点滅はどんな交通ルールなのでしょう。

信号機の黄点滅や赤点滅は道路交通法施行令で交通ルールが決まっていて、自動車・自転車に関しては黄点滅の場合「他の交通に注意して進行する」、赤点滅は「停止位置において一時停止しなければならない」です。一般的な青・黄・赤の三灯式信号機でも黄点滅や赤点滅になることもあり、意味は同じです。

一灯式信号は交通違反で狙われやすい

例えば、片方の道路はつねに黄点滅、もう片方は赤点滅の交差点では、黄点滅の道路は一時停止なしで通行OKで、赤点滅の道路は一時停止が必要ということ。実質的に黄点滅の道路が優先道路扱いです。

一方の、赤点滅側の道路には一時停止用の停止線が引かれているので、自動車や自転車はその手前で一旦停止しなければなりません。ちなみに、歩行者に関しては赤点滅の場合「他の交通に注意して進行する」になるので、自動車が近づいていなければそのまま交差点を渡れます。

一灯式信号は、交通ルールをしっかり理解していない人もいるためか、交通違反の取り締まりで狙われやすいポイントです。赤点滅で一時停止しなかった場合、当然ながら信号無視になります。

とはいえ、同じ信号無視でも赤信号を無視して交差点へ突っ込んだ場合と比べ、赤点滅で一時停止しなかった場合の反則金は安く設定。違反点数はどちらも2点ですが、赤信号無視は反則金9000円に対して、赤点滅の一時停止違反は7000円です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「交通違反で狙われる「一灯式信号」のルールは?