大雪が降りやすい冬場は、道路交通情報で渋滞情報以上に気になるのがタイヤチェーンに関するものです。ところが、かつて道路交通情報で「チェーン等規制」と呼ばれていたものが、いまは「滑り止め等」という言葉に変わっています。これには理由があって「チェーン規制」は昔と違う意味で使われているのです。

チェーン規制が2018年冬から変わった

冬の雪道を走行する際、スタッドレスタイヤが使われはじめたのは約30年前からです。それまでは、雪道走行ではタイヤに金属スパイクを打ち付けた「スパイクタイヤ」や、タイヤチェーンを取り付けるのが一般的でした。

ところが、スパイクタイヤのスパイクには道路の舗装を削ってしまうという欠点があり、全国各地で利用規制がはじまりました。そこに登場したのがスタッドレスタイヤで、現在はこちらの方が主流です。ちなみに、スタッドレスタイヤの「スタッドレス」は「突起がない」という意味です。

スタッドレスタイヤの性能は年々上がり続け、よほどの大雪でない限りチェーンと併用しなくても普通に雪道を走行できます。ところが、道路交通情報では過去の流れから雪道の道路規制では「チェーン等規制」が使われ続けました。ところが、2018~2019年シーズンからこの言葉は聞かれなくなったのです。

チェーンを付けないと走れない新規制

その理由は「スタッドレスタイヤで走行する自動車でもチェーンを付けなくてはダメ」という新しいチェーン規制が導入されたためです。これは、2018年はじめの大雪で各地で通行止めが多発したことから導入されたもので、2018年12月14日から規制がはじまりました。

現在、チェーン規制の対象路線となっているのは大雪時に立ち往生が予想される山形県や新潟県、長野県にある13区間で、うち高速道路が7区間、一般道が6区間となっています。あわせて、チェーン規制対象区間には、それを示す道路標識も設置されました。

もし、ラジオの交通情報で「チェーン規制」という情報が流れた場合、スタッドレスタイヤだけでは走行できないので、チェーンも持って行かないと引き返す羽目になるので要注意。また、大雪の際はスタッドレスタイヤ+チェーンの方が安全に走れるので、冬場は非常時用に常に自動車に積んでおくのが得策です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「最近の交通情報「チェーン規制」を聞かない理由