もともとレーダー探知機は、オービスやネズミ捕りで速度測定用に使われている10.525GHz(Xバンド)のレーダー波を探知する装置です。加えて、GPSの位置情報でレーダー波を使用しない速度違反の取り締まりに対応してきました。レーダー探知機が察知できる速度取り締まりとできないものを見ていきましょう。

レーダー探知機はトンネル内も警告

現在はGPSレーダー探知機が主流です。事前にオービスの位置データをレーダー探知機に組み込み、GPSでオービスに接近すると警告を発するようにしています。ジャイロセンサーなどでも位置を測位しているため、GPSを受信できないトンネル内でもオービスの取り締まり情報を表示することが可能です。

GPSレーダー探知機は、レーダー式オービスやHシステム、レーダー波を使ったネズミ捕りはダイレクトに察知。直接察知できないループコイル式オービスやLHシステム、光電式のネズミ捕りはGPSデータで対応しているわけです。

ただし、オービスは固定されていますが、ネズミ捕りの場所は神出鬼没。過去にネズミ捕りが行われた地点を登録して、取り締まりの注意を促しています。このため、GPSレーダー探知機はネズミ捕りをすべて察知できるわけではありません。

レーダー探知機は追尾式が察知不能

また、移動式とも呼ばれる「固定式・半可搬式・可搬式」の新型オービスについては、一部のGPSレーダー探知機が固定式のレーダー波に対応。半可搬式と可搬式はダイレクトには察知できないため、最新の位置データで警告する仕組みになっています。新型オービスはGPSレーダー探知機で完璧に察知はできません。

パトカーや白バイが車の背後に付いて速度を測定する追尾式の速度取り締まりも、GPSレーダー探知機では察知不能。追尾式による速度違反の取り締まりがよく行われるスポットとして、位置情報で警告しています。

ただし、GPSレーダー探知機の速度違反の取り締まり情報は、警察がネットや新聞で発表する毎月の「公開取り締まり情報」にも対応。データ更新でGPSレーダー探知機に表示できます。地域ごとの取り締まり指針などの情報も表示可能です。

このほか、GPSレーダー探知機の中には、取り締まり連絡波やカーロケ、レッカー無線などを受信すると「◯◯を受信しました」と注意を促すタイプもあります。とはいえ、実際の取り締まりの交信内容が聞けるわけではありません。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「レーダー探知機で察知できない速度取締りは何?