100円均一ショップで販売されているニッケル水素充電池の長期使用レビューを紹介します。テストに時間がかかるため、電池の長期使用レビューは商業誌やサイトでは記事にしにくく、まず見かけることがありません。ダイソーとセリアの充電池を、2016年から約2年間使い続けた結論とは果たして…?

100均の充電池の容量は1,3000mAh

長期使用した単3形ニッケル水素充電池は、4メーカー5ブランドの製品。ダイソーとセリアの100均に加えて、パナソニックの「eneloop」「EVOLTA」と東芝の「IMPULSE」です。ダイソーとセリアの容量は1,3000mAhのみですが、パナソニックと東芝製品は950~2,500mAhまで各3種類ずつの容量タイプで展開しています。

単3形ニッケル水素充電池の特徴として、容量が大きいほど充電可能回数は少なくなります。1,000mhA程度の小容量タイプは約5,000回、1,900mhA程度の標準容量タイプは約2,100回、大容量タイプは約500回です。

これらはメーカーのカタログなどで公表されています。容量が大きいタイプは充電回数に比例して内部抵抗の上昇値が早く上がるため、充電回数が少なくなるのです。ちなみに、ダイソー「ReVOLTES」とセリア「VOLCANO-VZ」には、充電可能回数は明記されていません。

100均充電池はアルカリ電池と同等

約2年間、デジカメやLEDライト、受信機といった機器で使用してみました。結論からいうと、ダイソーとセリアの100均の充電池の性能(=容量)は、アルカリ乾電池とほぼ同等の使用感を得られました。

1次電池である単3形アルカリ乾電池の容量は公表されていませんが、定電流負荷をかけた場合のチャートグラフがパナソニックの公式サイトで公開されており、約1,100mAで終止しています。つまり、データ上からも、同等といっていいでしょう。

ダイソーとセリアの100均の充電池を2年間使い続けたところ、充電回数200回あたりから充電はできるものの満充電にはならず、消費電流が大きい機器ではすぐ送信出力低下を起こすようになりました。そして、240~255回の範囲で充電器の充電不能ランプが点滅するようになったのです。

東芝IMPULSE(1,900mAh)の場合、330~350回で満充電状態にならず、410回~440回で充電不能ランプが点滅したため、やはりメーカー品の方が長持ちします。とはいえ、こちらの公称充電回数は約2,100回なので、実際には意外と短いものです。

ちなみに、旧三洋電機時代のeneloopでも公称充電回数より実際の回数は短かったので、ニッケル水素充電池の“仕様”といってもよいかもしれません。

100均充電池をうまく使いこなす

また、ダイソーとセリアの100均の充電池は、パナソニックや東芝製品と比べて自己放電が高いという結果を得ています。充電完了日から1か月以上経過しての使用は、再充電が必要になります。

100均の充電池は充電回数が少なく、自己放電も高いとマイナス面が目立っていますが、そうはいっても1本108円という価格は魅力的。満充電200回が限界と割り切れば十分優秀でしょう。

最後に、これら100均充電池をうまく使いこなすコツを紹介します。それは充電器。急速充電器を利用しましょう。ダイソーとセリアでは普通充電器が販売されていますが、使い勝手はイマイチです。

1度に2本しか充電できなかったり、1,300mAhで10時間以上かかる…といった具合。どこのメーカーでもいいので、充電器だけは急速タイプを用意しておくことをおすすめします。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「100均の充電池を2年間使い続けた結果とは?