大切な資料を誤って消去してしまったり、消された証拠写真を取り戻したい時に威力を発揮するのが「データ復元ツール」です。ただし、海外メーカーの無料ソフトから国内メーカーの有料ソフトまで、データ復元ツールの種類はさまざま。そこで、無料で使えるデータ復元ツールでどこまで戻るか検証しました。

HDD消去直後にデータ復元テスト

パソコンの超定番メンテナンスツール「CCLeaner」のメーカーが開発したデータ復元ツールが「Recuva」です。すべての機能を無料で使える上、HDDはもちろん、USBメモリをはじめとした外部メディアにも対応。ファイルの復元に加えて、発見したファイルを「CCLeaner」と同じ方式で完全消去する機能も備えています。

パソコンのデータ復元手順は、復元したいファイルの種類を選択。復旧させたいドライブやフォルダを選びます。「Start」を押してスキャンを開始。「Enable Deep Scan」をチェックすると詳細スキャンも可能です。

スキャンが終わるとデータ復元できるファイルの一覧が表示されます。色によって復元確率が変わり、緑は復元可能、赤は困難という意味です。ただし、赤でも復元されることはあります。

まずはHDD消去直後にデータ復元をテスト。データを消した直後ということもあり、全ファイルが問題なく復元できました。スキャンと復元も短時間で完了。実際のデータも確認してみましたが、ドキュメントファイルも文字化けなどはなく、完全に元通りになっていました。

消したつもりのデータが復元できた

次は、HDD上書き後にデータ復元をテストします。通常スキャンではデータを復元できませんでした。さらに、3時間かけて詳細スキャン(Deep Scan)も行いましたが、結局1ファイルも復元されません。さすがに、上書きされたデータを元に戻すのは難しいようです。

最後は、USBメモリのデータを復元します。通常のスキャンでは復元できなかったため、詳細スキャンを実行。約6時間かかりましたが、すべてのファイルを復元できたのです。ただし、「ph01.jpg」が「_h01.jpg」になるなど、ファイル名が崩れてしまいました。

消去したデータが元通りになるということは“消したつもり”のデータも復元できてしまうということ。そこで、プロも利用する機材レンタル店でコンパクトフラッシュを借りて検証してみました。

すると、広告撮影と思われる某タレントの画像データが1,000枚以上も出てきてしまいました。重要なデータは1度フォーマットする程度では不十分で、他のデータで上書きするなどの対策が必須でしょう。

【関連リンク】
白バイ隊員がそっと教えるスピード違反の交渉術
覆面パトカーの見分け方は追い抜くクルマの車内
駐禁をとられても警察に出頭する必要はない
赤外線フィルターを使った透視撮影にトライした
駐車禁止を警察が取り締まれない「植え込み」

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「データ復元ツールで現れた消したつもり写真とは