スピード違反の検挙数の9割以上は、警察官自らがスピード違反の取り締まりを行う「有人式」。中でも気を付けたいのが「ネズミ捕り」です。都市部では光電式、地方ではレーダー式でスピード違反を取り締まります。そして、ネズミ捕りはレーダー式と光電式で対応策が違っているのでした。

ネズミ捕りのレーダー式と光電式

ネズミ捕りの構成は「現認係・停止係・取り調べ係」3つの任務に分かれます。現認係は、測定装置の背後の物陰に潜んでヘッドセットを装着してスタンバイ。設定したスピード以上のクルマを感知するとヘッドセットが「ピー」と鳴ります。

現認係はすぐさま対象車両のナンバー、クルマの種類などの特徴を、無線か有線で停止係に伝えられます。この情報を元に停止係が違反車両を選別して駐車スペースに誘導するわけです。

停止係はスピード違反の事実をドライバーに告げて、免許証と車検証を持って取り調べ係のところに行くように伝えます。そして、取り調べ係がドライバーに違反事実を認めさせて違反キップを切るというわけです。

ネズミ捕りのレーダー式と光電式とは、現認係が行っているスピード測定の方式の違いになります。レーダー式はオービスでも採用されている電波による測定方法。光電式は送受光器と反射器のセンサーユニットを使用します。

光電式ネズミ捕りは違反せずに済む

ここで、主に都市部で行われるのが光電式のネズミ捕り。3m間隔に置かれたセンサーユニット間をクルマが何秒で走るか時間を計測して速度を算出します。センサーユニットが設置されるのは現認係の真横あたりの道路上。付近にはバイクなどが衝突しないように三角コーンが置かれてることもあります。

このため、光電式のネズミ捕りは現認係や三角コーンを見つけてから速度を落としても、スピード違反せずに済む可能性が高くなります。また、測定スピードが異常に高い場合は、ピッチングの影響も考えられるでしょう。

地方で多いといわれるレーダー式ネズミ捕りは、10.525GHzの電波を走っているクルマに当て、跳ね返る周波数の変化で速度を測定します。警察官が違反していると思しきクルマを現認すると、その時だけ電波を発射するステルス型が大半。レーダー式の測定装置が置かれるのは現認係より5~10m手前になります。

このため、レーダー式はレーダー探知機に反応はしますが、それは警察官が狙い撃ちした瞬間ということ。気づいた時にはすでにスピード測定は終了しています。対向車のパッシングやネズミ捕り出没スポット情報に気を付けるほかありません。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ネズミ捕りはレーダー式と光電式で対応策が違う