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富士通とAWS、クラウドでのレガシーシステムのモダナイゼーション加速に向けてグローバルパートナーシップを拡大


東京, 2024年3月18日 - (JCN Newswire) - 富士通株式会社(以下、富士通)とAmazon Web Services(以下、AWS)はこのたび、レガシーシステムのモダナイゼーションの加速に向けてグローバルパートナーシップの拡大に合意し、本協業を「Modernization Acceleration Joint Initiative」(モダナイゼーション・アクセラレーション・ジョイント・イニシアティブ)として2024年4月1日より取り組みを開始します。

富士通株式会社 執行役員SEVP グローバルテクノロジービジネスグループ長 島津 めぐみ氏、Amazon Web Services Inc. グローバルサービス担当バイスプレジデント Uwem Ukpong氏富士通株式会社 執行役員 SEVP グローバルテクノロジーソリューション 島津めぐみ氏、Amazon Web Services Inc. グローバルサービス担当バイスプレジデント Uwem Ukpong氏

本協業では、お客様のメインフレームやUNIXサーバ上で稼働する基幹システムのアセスメントから、移行、モダナイゼーションまでの一貫した迅速でセキュアな支援を提供します。両社は、金融や小売、自動車をはじめとする製造業など、多様な業界のお客様がAWSクラウド上でレガシーシステムのモダナイゼーションを推進し、クラウド上に刷新した基幹システムで実現する俊敏性(アジリティ)や強靱性(レジリエンシー)を活かして、急速に変化するビジネス環境に対応できるよう支援します。

背景

将来の予測の不確実性が高まる中、企業が競争力の向上や持続可能な経営を実現するために、基幹システムをクラウド化し、俊敏性(アジリティ)や強靱性(レジリエンシー)を備えた経営環境に移行するモダナイゼーションの重要性やニーズがグローバルに高まっています。しかし、レガシーシステムのモダナイゼーションは、大規模で複雑な既存システムの理解と解析、データフォーマットの変更と整合性を確保しながら、既存の業務プロセスへの支障や新システムへの移行に伴うリスクを最小限に抑える必要があり、豊富な知見と経験を持つ専門チームによるサポートが不可欠です。

協業の概要

富士通とAWSの取り組みである「Modernization Acceleration Joint Initiative」では、富士通の様々な業種における、生産管理、販売物流などのミッションクリティカルシステム構築で培ってきたシステムインテグレーションの技術や知見と、お客様によるクラウドテクノロジーのビジネス活用を支援するAWSプロフェッショナルサービスの経験を融合し、「AWS Mainframe Modernization」などのAWSのクラウドサービスを活用しながら、お客様のイノベーションをより迅速かつ安全に支援します。

また富士通とAWSは、富士通製メインフレーム「GS21シリーズ」を利用されているお客様のサポートのため、メインフレームのモダナイゼーションを実現するため一連の開発ツールやサービスである「AWS Mainframe Modernization」を最適化しました。「AWS Mainframe Modernization」のリファクタリングソリューションである「AWS Blu Age」を、AWSプロフェッショナルサービスのサポートのもとで活用することにより、COBOL、PL/I(ピーエルワン)といったレガシーなプログラム言語をJavaに自動的に変換します。これにより、「GS21シリーズ」をお使いのお客様は移行とモダナイゼーションに必要な期間とコストを削減することが可能です。富士通とAWSは実際に、「GS21シリーズ」で稼働する富士通の自社の基幹システムについて、「AWS Blu Age」を活用したモダナイゼーションを行い、COBOLを用いた同基幹システムがスムーズにJavaに変換され、変換後もAWSのクラウド上で従来と同様に稼働していることを確認しています。

また、先行事例として、株式会社髙島屋様のレガシーシステムのマイグレーションを、「AWS Blu Age」を用いた本取り組みとして推進しています。マイグレーション時の移行性に加え、富士通とAWSの両社による推進に対する安心感を評価頂いており、富士通とAWSのノウハウやサービスを結集することで、移行の期間短縮やコスト削減を見込んでいます。

富士通は、モダナイゼーション後も、お客様がビジネスに注力できるように「Fujitsu Uvance」の「Hybrid IT」における、クラウドの運用最適化を支援する「Fujitsu Cloud Managed Service」によりサポートを行います。

本協業において、富士通とAWSはまず富士通製メインフレーム「GS21シリーズ」を利用されているお客様を対象とし、順次「GS21シリーズ」以外の富士通製UNIXサーバや他社製メインフレームを利用されているお客様へ対象を広げ、2029年までの5年間で欧州、北米、アジアなど40社、団体のお客様の移行を支援します。

さらに将来的にはAIや生成AIを活用したレガシーシステムのモダナイゼーションにも取り組み、システムのコード解析やクラウド環境管理、検証などにおいて、さらなるコスト削減や俊敏性、強靭性、イノベーションを実現し、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を支援します。

富士通株式会社 執行役員 SEVP グローバルテクノロジーソリューション 島津めぐみのコメント

AWSとグローバルパートナーシップを拡大し、レガシーモダナイゼーションにおける協業に合意できたことを大変嬉しく思っております。AWSクラウドと、当社の長年にわたるメインフレームやUNIXサーバ事業で培ってきた基幹システム構築の知見を掛け合わせることで、多くのお客様の迅速で安全なモダナイゼーションを実現します。また、モダナイズ化の次のステップとして、クロスインダストリーで社会課題を解決していく事業モデル「Fujitsu Uvance」の様々なオファリングを活用して、お客様の持続可能なビジネスに貢献していきます。

Amazon Web Services グローバルサービス担当バイスプレジデント Uwem Ukpong(ウウェム・ウクポン)のコメント

AWSとのパートナーシップを拡大するという富士通のコミットメントを歓迎します。 レガシーシステムのモダナイゼーションの加速は、デジタルトランスフォーメーションの実現に向けて不可欠なものです。2012 年以来、富士通とAWSは協力して、日本と世界のお客様がイノベーション、生産性の向上、課題の解決を行えるよう支援してきました。 富士通と協力して両社の専門チームによるお客様支援の質を高め、現在の生成AI時代において、お客様がメインフレームデータから洞察を得られるよう支援できることを楽しみにしています。

URL https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/03/18.html 


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