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エーザイ、Toll様受容体研究の実用化による全身性エリテマトーデス治療薬の創製をめざした産学官共同研究開発契約を締結し、研究活動を開始


TOKYO, Jul 10, 2020 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、当社を代表研究機関とする研究プロジェクト「産学連携オールジャパン体制による本邦Toll様受容体研究の実用化:全身性エリテマトーデス薬の創製」について、日本において4つの大学との間で産学官共同研究開発契約を締結しましたのでお知らせします。本研究プロジェクトは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、AMED)の医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に採択されており、当社が創製した新規の経口Toll様受容体(TLR)7/8阻害剤E6742を用い、産学官連携による日本発の全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus: SLE)治療薬の創出をめざします。

SLEは、自己免疫疾患であり、皮膚、筋骨格系をはじめ種々の臓器障害を引き起こす難病です。日本での推定患者数は約6~10万人であり、特に、20代から40代の女性で発症が多く、アンメット・メディカル・ニーズが極めて高い疾患です。治療の主体は副腎皮質ステロイド、ヒドロキシクロロキン、免疫抑制剤であり、副作用が少なく有効な新規治療薬の創出が望まれています。

最新の研究知見からTLRのファミリーであるTLR7/8が、SLE発症機序に関連しているとの報告があり、TLR7/8を標的とした薬剤によるSLEの疾患制御の可能性が示唆されています。E6742は、TLR7/8への選択性と強力な阻害活性を有しており、新たなSLE治療薬となることが期待されています。

本研究プロジェクトにおいては、当社がE6742の臨床開発を主導します。また、TLRおよびSLE研究に関する国内トップクラスの研究機関(学校法人産業医科大学、国立大学法人大阪大学、同北海道大学、同東北大学)並びに当社研究開発子会社である株式会社カン研究所において、アカデミア主導臨床観察研究を実施し、SLEの病態解明に取り組みます。

当社は、産学官連携に基づく新たなイノベーションを創出し、アンメット・メディカル・ニーズを充足することにより、患者様とそのご家族のベネフィット向上へ貢献してまいります。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202041.html

概要:エーザイ株式会社

詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。



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