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犬を車に乗せる際の『4つのタブー』 絶対にしてはいけないNG行為と必ず知っておくべきリスク


1.車内で自由にさせておく

窓から顔を出す犬

走っている車の窓から楽しそうに顔を出しているわんこの姿、よく見かけますよね。車内をうろうろしながら、右の窓から顔を出したり左の窓に移ったり。

「車が好きなんだなあ」と微笑ましく感じる光景でもありますが、わんこを車内で自由にさせておくのは実はNG行為。以下に紹介する2つの観点から、とても危険な行為なのです。

1.飼い主さんの運転をじゃまするリスク

わんこが運転手さんにじゃれつくことで操作ミスにつながるのはもちろんのこと、わんこが窓から身を乗り出すことでサイドミラーを隠してしまったり、サイドミラーやバックミラーに写りこむことで安全確認を妨害してしまう恐れがあります。

こういった状態で運転していると、道路交通法違反として取締りを受ける可能性もあるのです。

2.わんこ自身の安全リスク

自分がどんなに気を付けて運転していたとしても、事故はいつ起こるかわかりません。不慮の事故に巻き込まれた際に車内フリーの状態でいると、わんこは事故の衝撃を正面から受け、思いがけない大ケガをしてしまう危険が高くなります。

運転中、あなたがシートベルトをしているように、そして子どもがチャイルドシートやジュニアシートを着けるように、わんこにも安全対策が必要です。

わんこを車に乗せるとき、最も良いのはケージに入れておくことです。その子の特性や車の収容量などの問題でケージに入れることが難しい場合でも、わんこ用のドライブボックスやコットに入れたり、わんこ用のシートベルトを着用したりするなどして、最低限の安全を確保するようにしましょう。

2.休憩をとらずに走り続ける

ドッグランの犬

旅行や帰省など、わんこと一緒に長時間ドライブをすることもありますよね。先を急いでいるときほど休憩をとるのがもったいなく感じてしまうかもしれませんが、わんこと一緒にドライブする場合、少なくとも2時間に1回は休憩を挟みましょう。

車が好きなわんこであればあるほど、「まだ疲れてなさそうだから休憩はもう少し先で良いかな」「休憩なしでもいけるだろう」と高をくくってしまいがちですが、狭い車内に閉じ込められていることはわんこにとって少なからずストレスです。

自分自身の匂いが車内にこもってしまい、気分が悪くなってしまうこともあります。近年では、高速道路のパーキングエリアなどにも、ドッグランを併設している箇所が増えてきました。

適度なタイミングでしっかり休憩をとり、わんこがトイレをしたり自由に体を動かせる時間を設けてリフレッシュさせてあげましょう。

3.水分補給をさせない

水を飲む犬

ドライブ中はトイレをしたくなるのが心配だったり、水をこぼしてしまうのが気になったりして、わんこに水分補給をさせたくないという人もいるかもしれません。ですが、適切なタイミングで水分補給をせずにドライブを続けていると、わんこが脱水症状に陥ってしまうリスクがあります。

脱水症状は熱中症を招きます。そして熱中症が命の危険すら招くことは、誰でも周知の事実でしょう。実際にエアコンをしっかり効かせて走り続けていた車内で、わんこが熱中症になってしまったケースも報告されています。

運転手の他に同乗者がいなかったり、走行中はわんこが飲みたがらなかったりして車内で飲ませるのが難しい場合でも、休憩中などに意識的に水を飲ませるように心がけましょう。

4.ひとりで留守番させる

車内の犬

これはもはや言わずもがなのことですが、わんこを車内にひとりで留守番させるのは絶対にNGです。特に夏の暑い時期には言語道断。「エアコンを付けっぱなしにしておくから」と思っても、何かの拍子にエアコンが切れてしまえば、車内はあっというまに灼熱地獄に陥ってしまいます。

真夏はもちろんですが、油断してしまいがちなのは春から初夏の時期。「このくらいの気温なら、窓を開けておけば何とか大丈夫かな?」と軽く考えてお留守番させた結果、思っていた以上に車内温度が上昇して、取り返しのつかない事態になってしまうリスクも否定できません。

まとめ

車内の家族と犬

いかがでしたでしょうか?わんこと移動を楽しむために車はとても便利なツールです。ですが扱い方を間違えると、大切な愛犬の命を危険にさらしてしまいかねません。

これからも車で愛犬との素敵な思い出を重ねていくためにも、今回ご紹介したNG行為をしっかり認識し、安全で楽しいドライブにしていきましょう。


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