猫と暮らし、猫のことを書き続けて3年。色々ありました。おかげさまでねこ検定にも合格しましたし、素敵な猫友達もたくさん出来ました。猫はやっぱり幸せを運んでくれる、そう思います。
猫はいつも「にゃーん」という鳴き声ひとつで人間を「下僕」に変える悪魔のような存在ですが、その半面、そばにいてくれるだけで「ハァ～」と心が癒される、「天使」のような存在でもあります。
果たして自分は猫に好かれているのだろうか？猫に好かれる飼い主ってどんな人？愛すべき相棒、猫を幸せにするにはどうしたら良いのか、3つの方法を考えてみました。
■規則正しい生活をしよう
「毎朝猫に起こされて困っています」という相談を時々耳にします。そうです。全くその通り。猫には目覚まし時計は要りません。そして猫の体内時計は恐ろしいほど正確です。
毎日毎朝、決まった時間にご飯を食べる、そして毛づくろいをした後は家の中をパトロール。トイレ掃除をチェックして、汚かったら飼い主に容赦なく猫パンチ。。。と猫は結構毎日規則正しい生活をしています。
猫に好かれる飼い主とは、きっとそんな猫に合わせて規則正しい生活をしてくれる人でしょう。猫は「昨日のような今日。今日のような明日」を好むと聞いたことがあります。猫のために早寝早起きを習慣にすれば、結果的に自分も健康的な生活が送れますから一石二鳥かも知れませんよ。
■音と匂いに気をつけよう
猫の五感の中で、一番優れているのが「聴覚」だそうです。猫の聴覚は犬の2倍、人間の8倍も優れているのだとか。
特に猫は「高音」の音に敏感です。猫は1日の大半は寝て過ごしていると思われていますが、猫をよく観察すると、耳が寝ている間もピクピク動いているのがわかります。
猫は音に敏感なため、ほとんどの時間を眠れずにウトウトしているだけだそう。1日の猫の熟睡時間はたったの4時間だという報告もあります。
猫に好かれる飼い主とは、きっと猫が寝ているときは静かにそっとしておいてあげる人でしょう。自分の感情のままに猫を抱き上げたり、声をかけたりしない人が、猫に好かれる飼い主さんではないでしょうか。
そしてもう１つ、忘れやすいのが「部屋の匂い」です。洗濯物や部屋の芳香剤、猫砂につけられた香りは、人には良い匂いでも猫にとっては「悪臭」なのかも知れません。
猫が自分の体をしょっちゅうペロペロと舐めるのは、動揺を隠す時にもしますが、たいていは毛についた匂いが気になるから。
猫は匂いに敏感です。特に柑橘系の匂いは苦手だと言われています。猫を幸せにしたかったら、「匂い」を「香り」でごまかすのではなく「無臭」に分解してくれるスプレーや消臭剤を使うと良いのではないでしょうか。
■1日10分、猫と遊ぼう
気がつくと部屋の隅でじっとこちらを見つめる猫。最近は堂々と飼い主さんが読んでいる新聞紙の上に寝そべり、「えっ、遊ぶの？俺様と遊びたいの？どっち？」と猫の方からアピールするのが流行っているようですが、やはりスキンシップは大切です。
猫は1日中部屋の中であなたの帰りを待っています。ポーカーフェイスの顔の後ろには「寂しい、つまんない、誰かあそんでくれないかな。」という気持ちで窓の外を眺めているのかも。
仕事が忙しくても、疲れて帰ってきたときでも、1日10分だけ、猫と向き合って一緒に遊んであげる人は、きっと猫に好かれる飼い主さん。
猫を幸せにする人は、自分の気持ちよりも猫の気持ちを優先して考えられる人かも知れません。
■最後に
猫との暮らし。ある調査によると、猫と暮らしている人のほとんどが、「猫と暮らせて幸せだ」と思っているそうです。
それなら猫も「人間と暮らせて幸せだ」と思って欲しい。そのために、何をしたら良いんだろう。まずはそう考えると、答えが見えてくるような気がします。
ここで紹介した3つ以外でも、もっとたくさん猫を幸せにする方法はあるでしょう。知り合いの猫友達は、
「うちの猫はお客さんが苦手。いつも玄関のチャイムが鳴ると怖がって隠れてしまうので、思い切って玄関チャイムを外しちゃった。」
と言っていました。凄い。きっとこの人は猫に溺愛されているでしょう。
あなたの愛猫にはあなたのやり方で。どんな風にすれば愛猫が幸せを感じてくれるのか、猫を膝に抱きながら、ちょっと考えてみてはいかがでしょうか。
大谷翔平・野球ニュース