カナダのオンタリオ州で暮らすゴールデンレトリバーの「スマイリー」。
彼は、生まれつき両目が不自由だった。
さらに子犬の時は劣悪な環境で数年間を過ごしたため、今の飼い主であるジョアンさんが里親になり引き取ったときは両目が落ちくぼみ、目を縫合する必要もあったとのこと。
ただ幸いにも手術は成功し、少しずつ快方に向かっていったようです。
現在のスマイリーの様子
現在のスマイリーは10歳。
今は、公認セラピードッグとして、精神障害や身体障害のある人たちに癒しを与える仕事をしているという。
「スマイリー」という名にふさわしく、彼の笑顔にたくさんの人が癒され、救われています。
ただそこにいるだけで、障害を持った人たちの表情が変わってしまうかけがえのない存在になっているのだそうです。
▼ そんなスマイリーの様子を動画でご覧ください。
エピソード1. 笑顔を見せない患者さん
施設で暮らしていたとある重度障害の患者さんは、職員に一度も笑顔見せたことがありませんでした。
そのため、職員の中でも感情がないのかと思われていたほどだといいます。
しかし、初めてスマイリーの顔を見たとたん、その患者さんも笑顔を見せてくれました。
スマイリーの素晴らしい笑顔につられてしまったのかもしれませんね。
スマイリーが近くにいるだけで
エピソード2. 落ち着けない自閉症の子供
スマイリーの暮らす地元の図書館でドッグセラピーに、スマイリーが参加したときのこと。
とある自閉症の子供の近くにスマイリーが寄って行くと、その子供もスマイリーに寄り添い、30分ほど本を読んでいました。
というエピソードがあります。
この時のことを、自閉症の子供の母親は驚きを隠せない表情でこう言ったらしいのです。
「娘がこんなに長く一ヶ所にいるのを見たのは生まれて初めてだ」と。
その子は、普段1分でもじっとしていることができないのですが、スマイリーが近くにいるだけで、長時間落ち着いていられたそうなのです。
癒しを与えるスマイリーならではのエピソードですね。
そんなスマイリーの癒される画像をご覧ください。
辛い過去を経験してもなお、スマイリーのように人を癒せる存在になれることは本当にすごいことだと思います。
この笑顔を見ていると本当に両目が見えていないのかな? と、疑問に思ってしまうほど、幸せそうで癒されますね。
出展:http://www.mymodernmet.com/profiles/blogs/happy-tails-pet-photography-smiley-golden-retriever