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犬にプルーンはNG!致死量ともしも食べたときの対処法!


犬にプルーンを与えてはいけない理由とは

プルーン

Markus Mainka/shutterstock.com

プルーンはほかのフルーツと比較してもビタミンやミネラルなどの含有量が非常に多く、欧米では「ミラクルフルーツ」と呼ばれるほど栄養価が高いフルーツとして愛されています。食物繊維も含まれているので、便秘解消や美容目的で摂取している女性は多いことでしょう。

そんなに栄養バランスがいいのであれば、愛犬にも食べさせてあげたいと思う方もいるかもしれませんが、プルーンは犬に食べさせてはいけないフルーツの中でも危険度がより高いランクに入っている果物です。プルーンには犬が食べると中毒症状を起こしてしまう成分が含まれているので、絶対に与えてはいけません。

では、具体的にプルーンに含まれるどんな成分が犬の体に影響を与えてしまうのでしょうか。

①アミグダリンによる中毒の可能性

プルーンの種子や茎、葉にはアミグダリンという成分が含まれています。アミグダリンは未成熟なプルーンにも含まれています。このアミグダリンという成分は青酸中毒の原因になってしまうこともあり、わずかな量を口にしただけでも犬の体に影響を与えてしまう危険があります。

②高カリウム血症の危険

生のプルーン100gに含まれるカリウムの量は約220mgと、フルーツの中でもカリウムの含有量が多い種類に入っています。乾燥させるとカリウムの量はさらに多くなります。

カリウムは体内の余分な塩分や老廃物を排出するのに必要な成分で、犬にとっても大切な成分です。しかし、腎機能が低下しているシニア犬や腎疾患を持つ犬にとっては、カリウムを過剰に摂取すると高カリウム血症という病気につながる危険があります。

③ソルビトールによる消化不良の可能性

プルーンには食物繊維の働きをするソルビトールという成分が多く含まれています。人間にとってはこのソルビトールが腸内環境を整えたり便秘解消に役立ったりするわけですが、犬には過剰摂取になってしまうわけです。

ソルビトールを多く含むプルーンを犬が食べると、下痢の症状が重症化してしまう恐れがあります。

犬がプルーンを食べてしまった時の症状

元気がない犬

Anna Hoychuk/shutterstock.com

犬がプルーンを食べてしまうと、どんな症状が見られることがあるのでしょうか。



  • 呼吸困難
  • けいれん
  • 嘔吐や吐き気
  • 強い下痢症状
  • 脱水症状
  • 手足のしびれ
  • 筋力の低下


これらの症状が見られる場合は、犬がプルーンを食べた可能性があるかもしれません。呼吸困難やけいれん、嘔吐や下痢はアミグダリンによる青酸中毒の可能性が考えられますし、手足のしびれや筋力の低下、吐き気は高カリウム血症の症状です。強い下痢症状や脱水はソルビトールによるものです。

犬に危険が及ぶ摂取量

プルーン

Sergey Chayko/shutterstock.com

実際に犬がどれくらいの量のプルーンを食べてしまうと危険なのかは、今のところ明確な研究結果は出ていないのが実情です。つまり、犬に危険が及ぶ摂取量は不明ということです。

もちろん体の大きさや体重によっても危険度は違うと思いますが、プルーンの場合は体重や犬種、年齢に関わらず体に影響を与えてしまう可能性があります。大量にプルーンを食べてしまったのに何の反応も見られなかった犬もいれば、ほんの少量口にしただけで下痢や嘔吐してしまった犬もいます。

いずれにしてもはっきり言えることは、犬の体重や年齢に関わらず、たとえほんの少しの量であっても「プルーンを食べさせてはいけない」ということです。

プルーンを誤って口にしてしまった口コミ

うちの犬がおばあちゃんが袋を落としたプルーンをほとんど食べました。半分ぐらいなくなったそうで。。

昨日は嘔吐をして、今日の朝下痢をしました。そしたら、プルーンがたくさんでてきました。

大丈夫なんでしょうか?
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1131817661?fr=sc_scdd&__ysp=

子犬の場合はさらに要注意

年齢に関わらずと述べましたが、子犬の場合は特に注意が必要です。なぜなら、子犬は成犬のように消化器官が発達していないので、下痢や嘔吐などの消化不良を起こしやすいからです。子犬が誤ってプルーンを口にしないように、より細心の注意を払うようにしてください。

犬がプルーンを食べてしまった場合の対処法

病院で診察を受ける犬

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

犬が誤ってプルーンを食べてしまったことが分かったら、あるいは体に何らかの異変が見られるような場合は、素人判断をしたり無理に吐かせたりするのではなく、すぐに獣医師に指示を仰ぐようにしてください。

獣医師にはより正確な情報を伝えることが大切です。「いつ」「どのくらいの量」を食べたのか、現在の愛犬の健康状態はどうか、愛犬の犬種や体重、年齢、病歴など詳しく伝えるようにしてください。

プルーンジャムや乾燥プルーンも与えてはダメ

生のプルーンだけではなく、乾燥させたプルーンやプルーンジャム、ジュースなどの加工品も与えてはいけません。

特に、乾燥プルーンに含まれるカリウムの含有量は100gあたり480mgと、生の状態の倍以上になってしまいます。成分がより凝縮されて危険度もより強まってしまうので、ドライプルーンも与えないようにしましょう。

プルーンジャムやジュースに関しては、プルーンそのものに含まれる危険な成分に加えて、砂糖や添加物なども含まれていることがあります。どれも犬の健康に良くないので、人間用に加工された食品は与えないようにしましょう。

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