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犬ににんじんはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!


犬ににんじんを与えても問題ない?

ニンジンをかじる犬

Dora Zett/shutterstock.com

にんじんはビタミンが多く含まれる緑黄色野菜の一つで、私たち人間にとってもさまざまな栄養効果を期待できる食材です。料理に彩りを添えてくれる野菜でもあるので、テーブルによく上がるご家庭も多いことでしょう。

にんじんは中東国アフガニスタンが原産とされています。西洋系と東洋系のにんじんがありますが、日本でよく食べるのは西洋系のにんじんです。にんじんにはたくさんの栄養素が含まれていますが、中でも「βカロテン」を多く含む野菜として知られており、犬にとっても栄養価の高い食材です。

「βカロテン」は体内に取り込まれるとビタミンAに変わります。そして、このビタミンAには皮膚や粘膜の働きを良くする効果や目の健康を保つ働きがあります。さらに消化不良や食欲不振のケアにも良いとされているので、シニア犬の健康サポートにも役立つと言えるでしょう。

犬ににんじんを与えてもいい量

にんじん

pixabay.com

犬に与えても良いにんじんですが、どんなに栄養価が高い食材であっても「摂取量」に注意しなければいけません。与え過ぎは下痢や嘔吐などの消化不良につながる可能性があるからです。

特に、犬の場合は基本的な栄養素はドッグフードだけで摂取可能ですから、にんじんを与えるときはおやつとしてサポート的な役割で与えるだけで十分といえます。

犬といっても犬種や個体によって体重やサイズが異なります。犬の体重に合わせて「適量」を与えることを心がけましょう。ここでは、犬のサイズごとに与えても良いにんじんの適正量を取り上げます。

超小型犬の場合

超小型犬とは体重が4kg未満の犬のことをいいます。代表的な犬種としてはチワワやトイプードル、ヨークシャーテリア、ポメラニアンを挙げることができます。

超小型犬に与えても良いにんじんの適正量は6g~15g程度です。にんじん1本の重さが平均で150g前後なので、輪切り1枚もしくは乱切り1個程度で十分な量となります。

小型犬の場合

小型犬には体重が10kg以下の犬が含まれます。例えばパピヨンやパグ、マルチーズ、シーズー、ミニチュアダックスフンドが小型犬として挙げられます。

小型犬に与えて良いにんじんの適正量は33gまでです。にんじん1本の5分の1程度が適量といえるでしょう。

中型犬の場合

体重が25kg以下の犬が中型犬に含まれます。コーギーやボーダーコリー、ブルドッグ、柴犬、スタンダードプードルやスタンダードダックスフンドなどが代表的な犬種として挙げられます。

中型犬の摂取可能量は60g程度です。にんじん1本の3分の1くらいが適量といえるでしょう。

大型犬の場合

大型犬とは体重が25kg以上の犬のことをいいます。例えばセントバーナードやグレートピレニーズ、グレートデーン、ロットワイラー、マスティフを挙げることができます。

25kg以上ということなので目安にはなりますが、60gから90g程度が適正量といえるでしょう。

子犬の場合は注意が必要

子犬ににんじんを与えてももちろん問題ありませんが、子犬の場合は特に与える量に注意が必要です。なぜなら子犬は消化器官の機能が未発達なため、消化不良を起こしやすいからです。

「ほんの少し」程度なら問題ないと思いますが、「わざわざ与えなくても良い」といえるかもしれません。

犬ににんじんを与えることで期待できる効果

犬

pexels.com

犬ににんじんを与えるメリットは大きく分けて3つあります。

その①皮膚や粘膜を正常に保つ効果

にんじんに含まれるβカロテンは、体内に入るとビタミンAにとって代わります。ビタミンAは皮膚や粘膜に働きかけたり、目の健康を保ったりする効果を期待できます。犬の病気を予防し、健康維持に役立つといえるでしょう。

その②抗酸化作用の効果

βカロテンには体内の酸化を抑えたり、取り除いたりする抗酸化作用の働きもあります。細胞が酸化すると老化を早めたり、病気になりやすくなったりするので、やはり病気の予防や健康維持、さらにはシニア犬の老化防止に役立つといえます。

その③ダイエットにおすすめ

にんじんは野菜の中でも特にカロリーが低い食材です。そのため肥満気味の犬のフードトッピングやおやつに取り入れることで、ダイエット効果を期待できるでしょう。

犬ににんじんを与えるときの注意点

カットにんじん

pexels.com

犬は食べ物を丸飲みすることが多いので、硬いにんじんをそのまま与えるとのどに詰まらせてしまう危険があります。にんじんを生で与えることもできますが、なるべく細かくカットして与えるようにしましょう。

おすすめなのはすりおろして与えるか、茹でて柔らかくしてから与える方法です。すりおろした方が細胞内の酵素の働きを良くするといわれていますし、茹でてもβカロテンの栄養効果が減ることはありません。特に小型犬やシニア犬には生ではなく、すりおろすか茹でてから与えた方が消化しやすいでしょう。

また、特定の食材にアレルギー反応を起こす犬もいます。もし、にんじんを食べた後に何らかの体調の変化が見られる場合は、すぐに病院に連れていき獣医師の診断を仰ぐようにしてください。

にんじんを使った加工品は与えても問題ない?

にんじんジュース

pexels.com

にんじんを使った加工品も多く販売されております。

にんじんジュースは原材料ににんじん以外のものが含まれていなければ問題ありません。

市販のにんじんチップスは油で揚げていたり、塩や砂糖などで味付けされていたりするものが多いので与えない方が良いでしょう。ご家庭でにんじんだけをオーブンでそのまま焼いたり、乾燥させたりしたものであれば問題ありません。

にんじんドレッシングには犬に絶対に与えてはいけない玉ねぎやにんにく、香辛料や調味料が入っているので、犬が誤飲誤食してしまわないよう注意しましょう。

にんじんのみを使った加工品であれば、問題ないですが、市販の人間用のものにはその他のものが原材料に含まれている場合が多いので、あえて与える必要はないといえます。

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