猫が急にプイッ!猫の気持ちが知りたい!目をそらす本当の理由?!
意外に猫の見ている世界を知らない人も多いと思います。
猫の見ている世界を知ると、猫が視線を急に変えて目をそらす本当の理由がわかるかもしれません。
猫の見ている世界を知りたくありませんか?
そこには本当の猫の気持ちが隠れているかもしれませんよ?
意外に猫の視力は、どれもボンヤリ
bloomcloud/shutterstock.com
This Is How Cats See the Worldという海外のサイトでは、猫の現実に見えている世界を画像で再現しています。
それを見ると、猫の目は限りなく夜間に順応した視力であり、わずかな光でもかなり夜は明るく見えています。
しかし、昼間は逆に視界は周囲が霧に包まれたように、世界がぼんやりして見えているそうです。
This Is How Cats See the Worldwww.wired.com
この画像は、「猫の目の仕組みを獣医師や眼科医からの情報を利用し、猫には実際の風景がどう見えるか?を再現したもの」です。
周辺視野が異なるために、人間はピントが中央に集中するのに対し、猫は焦点が定まる範囲がやや広いのです。
人間が20度でありながら、猫は30度の角度の焦点が合うようになっています。
以下は夜間の見え方ですが、画面分割の上の人間の視力では暗闇で視界はほとんど無いのに対して、猫はまるで暗視カメラのようにハッキリとものが見えています。
www.wired.com
特徴的なのは全体的にボンヤリしている点で、これは猫の視力は人間ほど詳細に見える距離は非常に短く、人間では30メートルくらいの距離にある人などの姿はある程度見分けられるのに、猫にはそこまで物や生物が離れてしまうと、ぼんやりとした像にしか見えていないのです。
猫が相手をハッキリと見分けられるくらいの距離は、なんとたった6メートルまでです。
つまり、猫はかなりの近眼なんですね。
猫の目は感度が良い
Eric Isselee/shutterstock.com
わずかな光さえあれば、暗闇でも網膜に像を映すことができる猫は、短時間で網膜を移動する物体をとらえることが得意です。
猫の目は、まるでレーザーのように動体視力が高く、それも広範囲で常に周囲を見ていることになります。
猫が目をそらすのは、あなたが敵ではないから。
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猫が人間をじっと見つめるのはそれが「獲物なのか?」あるいは、全く無関係などうでも良い存在なのかを見分けている可能性が非常に高いのです。
加えて縄張りになかに自分と体格の同じ猫がいた場合、必ずにらみ合いやがて争うのも、縄張りの範囲が狭く狩猟の確率が減るのを防ぐためでもあります。
猫にとっての人間は、「獲物よりも自分が狩られてしまうかもしれない存在」なので、ひとまず逃げてから、距離を置いて追いかけてくるかどうかを、視力の悪い目で確認していることになります。
飼い猫は、すでに飼い主さんとは同じ縄張りの中にいる”仲間”なので、いつも見つめる必要はなく、猫の習性である単独行動に従って普段は相手の動作だけを確認し、後は無視しているんですね。
つまり、目をそらしたからといって「猫の気持ち=嫌ってる」というのは違います。
猫が相手をじっと見るときは、何かを要求するときだけ
Kamil Martinovsky/shutterstock.com
不服があるときは目をそらすのではなく、その場所からすぐに移動するはずです。
窓を眺めていた猫がこちらを向いて、声をかけてもプイッと目をそらすのは、単純に用もないし興味もないからに過ぎないからでしょう。
そこは流石に”元”ハンターであるが故のことなのかもしれませんね。