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犬のジャンプには危険やデメリットがある?!ジャンプを防ぐためのしつけや対策とは?


犬がジャンプする理由

ジャンプする犬

Nejron Photo/shutterstock.com

飼い主さんであれば、ワンちゃんがジャンプする姿を見ることがあるかもしれません。ワンちゃんがジャンプする理由はいくつかあります。ワンちゃんは言葉で話せない分、体で感情を表現します。それがジャンプする行為として表れる場合があります。

ここではワンちゃんがジャンプする理由と、それは危険な行為なのかどうかについて見てみましょう。まずはワンちゃんがジャンプする理由について考えます。

要求をしている

散歩に行きたい、遊んで欲しい、構って欲しいなどの気持ちをアピールするためにジャンプする子もいます。ストレスがたまっているという場合も考えられます。自分の欲求を早く満たしたいという気持ちの表われでしょう。

興奮している

ご飯を上げる前や散歩に行く前、散歩に行っている間などのワクワクしている時、興奮を抑えきれない時の感情がジャンプという行動に表れます。人間で言うとスキップをしているような感覚かもしれませんね。

同じように、好奇心がある時にもジャンプをします。あれは何だろう?気になるなぁ!と気になり、その興奮からジャンプします。

愛情表現

ワンちゃんは飼い主さんに会えた喜びの表れからもジャンプします。「大好き!」「会えて嬉しい!」などの愛情表現です。飼い主さんが帰宅したときや一緒に遊んでもらえるとき、飼い主さんと一緒に散歩ができるときなどの喜びの表現です。

威嚇している

ワンちゃんのジャンプの理由には、喜んでいたり楽しかったりする時にするポジティブな理由によるものが多いのですが、威嚇しているというネガティブな理由の場合もあります。

激しく嫌いな人や物、動物などに対して自分を大きく見せる為にジャンプをして威嚇します。そのようにして相手を寄せ付けないようにします。この時には牙をむき出しにしたり、鼻と目の間にシワが寄ったりします。

上下関係を確認している

自分の方が上だという事を相手に分からせようとする行為です。基本的にはジャンプして相手に飛びつくという行為は、自分よりも上だと認めているワンちゃんや人間に対しては行わないので、その行為は相手は自分より下だと見ている証拠だと言えます。

本能によるもの

動いている物にジャンプして飛びつくというのは、犬の本能が関係しています。野生で暮らしていたワンちゃんは獲物が動くと本能でパッと飛びついたり、ジャンプして捕らえようとしたりします。

犬がジャンプをするシチュエーション

飼い主に飛びつく犬

Kzenon/shutterstock.com

ワンちゃんがジャンプする理由がいくつかあることを解説しました。ではどのようなシチュエーションでジャンプするのかご紹介します。

散歩中に

普段は家の中という狭い空間の中ですごしているワンちゃんにとって、広い外に繰り出し、大好きな飼い主さんと散歩できるのは待ちに待った楽しい時間です。草の匂い、他のワンちゃんとの出逢い、こうした出来事はワンちゃんにとって興奮を誘う状況にあると言えます。そうした時には興奮を抑えきれずにジャンプで喜びを表現します。

他のワンちゃんと遊んでいる時

仲の良いワンちゃんと遊んでいる時には興奮しやすく、相手に飛びつく傾向にあります。楽しいね!と体全体で表しているのでしょう。

知らないワンちゃんにジャンプして飛びつくような場合には、どっちが強いか勝負しよう!と相手を誘っています。遊び感覚の場合もありますし、本気で喧嘩をしようとする場合もありますから、飼い主さんはよく観察する必要があります。

ソファーやベッドなど高いところに登りたい時

ワンちゃんはソファーやベッドなどが大好きです。理由としては柔らかくフワフワとしているからでしょう。ワンちゃんは固い場所よりも柔らかいところを好みます。

また、飼い主さんの匂いがするので好きという子もいます。飼い主さんの匂いに囲まれて過ごせるなら安心できるのかもしれませんね。実際に飼い主さんがソファーでくつろぐことを知っていて、飼い主さんのそばにいたい、そばにいると落ち着くという気持ちもあるでしょう。

そうした理由から、ソファーやベットなどに乗りたいワンちゃんが、欲求を満たしてほしいとジャンプして飼い主さんに気持ちを知らせます。

こうした理由やシチュエーションから犬がジャンプすることが分かりましたが、その行為は果たしてワンちゃんにとっていつも良いのでしょうか?次にその点を見ていきましょう!

犬がジャンプする危険やデメリット

腰を痛めた犬

WilleeCole Photography/shutterstock.com

ワンちゃんの骨格というのは四足歩行に適したものですから、二足でジャンプすると後ろ足に負担が当然かかります。その頻度が高ければ高いほど、足腰への負担は大きくなるでしょう、

元々骨の丈夫な子なら問題はないかもしれませんが、小型犬などの骨の細い犬種、足腰や関節などが弱い子は、ますます怪我をするリスクが高まります。ではジャンプすることでどのような怪我や病気があるでしょうか?他にも考えられるデメリットがあるのでしょうか?

椎間板ヘルニアになる危険性

私たち人間でもなる病気なのでご存知の方も多いことでしょう。背骨にある骨と骨の間には通常はクッションがあり、これを椎間板と言います。椎間板ヘルニアとはこの椎間板が正常な位置から飛び出し神経側に出てしまうことで、脊髄という太い神経を圧迫してしまう状態のことを指します。

症状はどの神経を圧迫するかという部位よって異なります。ワンちゃんの場合、椎間板ヘルニアで最も起こりやすいのは胸椎と背中、首です。痛みや麻痺が起こります。放置し続けると神経が破壊されてしまいます。一度破壊されてしまった神経は二度と再生することはなく、歩行が不可となってしまいます。

治療方法としてはまずはレントゲンや、必要であればCTやMRIを撮って、椎間板がどのように飛び出ているのか確認します。軽度の場合には、鎮痛剤などの薬で安静にすることで改善する場合もあります。

しかし症状が重度の場合は手術が必要となります。麻痺を起こしている場合は、手術でないと治せない可能性があります。飛び出してしまっている椎間板を摘出します。その後リハビリを重ねて治していきます。

膝を痛める危険性

ジャンプした衝撃により足の関節が正しい位置からずれて、膝にあるお皿がずれてしまっている状態を「膝蓋骨脱臼」と言います。

根本的に治すには手術しかありませんが、軽度の場合には保存療法と呼ばれる環境改善、生活改善、痛み止めなどの薬によって症状を抑えて様子を見るという方法があります。重度の症状となると手術が勧められるでしょうから、動物病院の先生と相談しながら治療していく必要があります。

ジャンプした相手に怪我をさせる危険性

ワンちゃんは興奮した状態でジャンプして飛びつく場合があります。そのような場合には、かなりの力で相手を押すことになります。健康な大人なら大丈夫かもしれませんが、相手が小さな子供や年配の人、体調が悪い人であればワンちゃんが飛びついた時に押し倒されてしまう事もあります。

小型犬でもかなりの力で飛びつくので、大型犬であるならばさらにそのリスクは高まります。倒れて頭を打ったり、打ち所によってはかなりの怪我をさせてしまったりすることもあり得ます。また、恐怖を感じさせてしまうなら、二度とそのワンちゃんに近づきたくないと思わせてしまうことになるでしょう。

散歩中などにワンちゃんがいきなり興奮してジャンプすると、リードを持っている飼い主さんが手首を脱臼する危険もあります。

訴訟問題になる危険性

ワンちゃんのジャンプの理由が不安などからくる威嚇の場合であるとき、相手を本当に攻撃してしまう可能性もあります。他のワンちゃんや他の人に実際に怪我をさせてしまうなら、それは飼い主さんの問題となります。飛びついて相手が転んで怪我をしてしまっても訴訟問題に発展することもありますので、非常に危険な行為と言えるでしょう。

このようにワンちゃんのジャンプにはマイナスな面もあることが分かります。では、ワンちゃんのジャンプを止めさせる方法はあるのでしょうか。


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