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キャバリアは抜け毛が多い犬種!抜け毛が多い理由と対策を紹介


キャバリアは抜け毛が多い

カメラをじっと見つめるキャバリア

oes/shutterstock.com

キャバリアは日本でも人気が高い小型犬種の一つですが、キャバリアの正式名称は「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」です。キャバリアは友好的な性格で子どもとも仲良くやっていける人間なので室内でも飼いやすいのが特徴です。

しかしキャバリアには一点厄介なポイントがあります。それは抜け毛が多いという点です。キャバリアはダブルコートという二層構造の毛の仕組みですが、下のふわふわした毛が抜け毛の原因になります。初夏と秋の毛が抜け変わる時期にはまとまって抜けますが、それだけでなく通年抜け毛が多いという特長があります。

性格の良さや初心者でも飼いやすいこと、あまり吠えないことなど、キャバリアの良さはたくさんありますが、「抜け毛だけはやはり手ごわい」と感じている人は少なくないでしょう。個体差はあるものの、キャバリアを飼う時は以下のような悩みに直面する可能性は高いです。

・散歩から帰ると毎回スリッカーブラシを使って処理する必要がある
・毎日キャバリアが寝るところを何回も掃除する
・一年中毛が抜ける
・掃除が終わったと思ってもすぐに抜け毛が舞う

これからキャバリアを飼おうと思っているのであればその点によく注意する必要があります。キャバリアの性格の良さや飼いやすさにあこがれて飼い始めたのはいいものの、毎日抜け毛のことでイライラしてしまっているようでは、自分自身も愛犬も疲れてしまいます。

キャバリアは換毛期だけでなく通年抜け毛があるので、抜け毛処理になれていないという人や神経質な人、また部屋の掃除をこまめにできない人には難しいかもしれません。

キャバリアの抜け毛が多いのは何故?

キャバリアの抜け毛が多いのには理由があります。それはキャバリアがダブルコートの犬種で、なおかつアンダーコートの毛が非常に豊富だからです。世界には様々な犬種がありますが、被毛の種類で分けた場合は以下の2つに大別できます。

・シングルコート
・ダブルコート

シングルコートとは主に下の毛が少なく上の毛が多い種類の犬種を指します。一方ダブルコートは下の毛も上の毛も多い犬種です。下の毛はアンダーコートと呼ばれ上の毛はオーバーコートと呼ばれますが、それぞれ別々の働きを持ちます。

・シングルコート:体温調節の働き
・ダブルコート:衝撃吸収、撥水などの身体保護機能

基本的にシングルコートは温暖な国、ダブルコートは寒い国に由来しているといわれています。犬はアンダーコートによって暑い熱と寒い冬のどちらも快適に過ごせるようにしています。そのために換毛期がありますが、この時期にはアンダーコートの抜け毛が多くなります。抜け毛は約1か月くらい続いて新しい毛が古い毛にとってかわります。

シングルコートのワンちゃんにも抜け毛はありますが、ダブルコートのワンちゃんほど目立たないため、抜け毛が気になる場合はダブルよりもシングル方が良いです。

今回話題になっているキャバリアはダブルコートのワンちゃんですが、ダブルコートの犬種の中でも特にアンダーコートの量が多いという特長があります。そのため抜け毛が多いことで有名なんです。

キャバリアの抜け毛対策はどうしたらいい?

キャバリアのブラッシングをする飼い主

Dora Zett/shutterstock.com

ではキャバリアの抜け毛を少しでも減らすにはどうしたら良いでしょうか。抜け毛そのものは生理現象なので仕方がありませんが、抜け毛が散乱するのは軽減できます。例えば以下のような対策ができるでしょう。

1.ブラッシング

やはり基本となるのはブラッシングです。毛はもつれることがあるのでブラッシングをして余計な毛を取り除いてあげましょう。ブラッシングをこまめに行って事前に抜け毛をキャッチすることで床に散乱する量を軽減できます。忙しくてなかなか床掃除をしっかりできないという場合にも手間がなくなって良いでしょう。

ちなみにブラッシングは血行促進効果もあるので皮膚病予防という二次的なメリットもあります。

ブラッシングに使えるものとしてはブラシやスリッカーがあげられます。スリッカーブラシは「くの字型」の針金がたくさんついた特殊なブラシで、毛をすいたり毛玉をほぐすために便利です。固さはソフトタイプとハードタイプの2種類がありますが、皮膚にあたると傷をつけてしまう恐れがあるのでハードタイプを使う場合は十分注意しましょう。もし皮膚の弱さなどが気になる場合はソフトタイプを使うか、獣医師に相談すると良いでしょう。

「フーリー」や「ファーミネーター」というツールもあります。フーリーはフランス発のペット用ブラシですが、上の毛はそのままで下の毛だけキャッチできるという超人気商品です。ファーミネーターもペット用のくしで、驚くほど毛がたくさん取れるということで人気になっています。

これらのツールを使えばかなりごっそりとアンダーコートが処理できるので便利です。ただし細かい刃がたくさんついているので、使いすぎると皮膚を傷つけたり皮膚炎を起こす可能性があります。そのため十分注意して使いましょう。

ブラッシング回数ですが、換毛期でなければだいたい2,3日に1回くらいが目安になります。換毛期は毎日こまめにしてあげましょう。

2.服を着せる

おしゃれでワンちゃんに服を着せる人もいますが、服を着せることで部屋に抜け毛が舞い散るのを防ぐこともできます。抜け毛防止と愛犬のドレスアップが一度にできるので一石二鳥です。今や犬用の服もバリエーションがいろいろとあるので、抜け毛でイライラせずに、むしろ愛犬とのコミュニケーションを楽しむ機会にできるかもしれません。

ただ注意点として、ワンちゃんが嫌がるようならストレスがたまる恐れがあるので、決して無理強いしないようにしましょう。

3.シャンプー

毎月1、2回シャンプーをすると、抜け毛をしっかり洗い流せます。シャンプーは抜け毛対策としてだけでなく、ノミやダニなどの害虫対策にもなったり皮脂汚れを洗い流すことにもなるのでメリットが多いです。

ただしシャンプーする時はいくつか注意点があります。まず人間用のシャンプーは刺激が強いので犬用のシャンプーを使うようにしましょう。また清潔にしようとシャンプーをやりすぎると必要な皮脂まで取ってしまうことになるのでやめましょう。またシャンプー成分が皮膚に残ると皮膚病を誘発する恐れもあるので注意です。

4.レーキング

レーキングとはトリミングナイフでアンダーコートを処理する方法です。事前にサロンなどでアンダーコートの量を減らすことで抜け毛だけでなく現在生えている毛の処理もできます。毛量が減ると通気性がよくなるので暑さに弱いキャバリアにも良いでしょう。ブラッシングや洋服とシャンプーで抜け毛対策、レーキングで毛量調整という2段階の対策を踏めば、キャバリアの抜け毛もさほど気にならなくなるでしょう。

散乱した抜け毛の処理方法

コロコロで掃除している人

Syda Productions/shutterstock.com

抜け毛対策をしてもやはり抜け毛がある程度舞い散ってしまうことがあります。そういう時は以下のようなグッズを使うと良いでしょう。

・コロコロ
キャバリアに限らず、ペットを飼っている人にとっては王道のツールです。コロコロを、予備も含めてキャバリアが動くスペースに1つずつ置いておくと、サッと掃除が出来るので面倒くさくなりです。

もし抜け毛がかなり目立ってしまう場合は、キャバリアが室内で動くスペースにあらかじめリミットを設けるのも手です。入れる部屋と入れない部屋をしっかり分けることで掃除する面積をコントロールできます。ただし、あまりに狭いスペースでしかキャバリアが動けないとストレスになってしまうかもしれないので、ほどほどにしましょう。また散歩に定期的に連れていってあげることも大切です。

・掃除機
通常の掃除機も良いですが、抜け毛がからみにくいヘッドを採用している抜け毛対策掃除機というのもあります。通常の掃除機とは別に用意しておくとメンテナンスに苦労しません。

まとめ

キャバリアはなんとも愛くるしい見た目をしていて、かつ性格も温厚な小型犬なので今後人気がさらに高まる可能性があります。「一目ぼれした」という人も少なくないでしょう。

しかしキャバリアを室内で飼う場合は抜け毛のことをしっかり考えておく必要があります。一年中抜け毛があるので、毎日きちんと処理できるのかどうかをよく吟味してから飼育の決定をしてください。仮に飼い主さんが気にならなくてもお客さんなどがペットの抜け毛を気にするかもしれません。ですから、紹介したツールなどを使ってちゃんと処理するように心がけましょう。

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