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サモエドとスピッツの違いは何?5つの相違点と、それぞれの特徴を解説


サモエドとスピッツは似ている

舌を出してカメラを見るサモエド

Lisjatina/shutterstock.com

白いフワフワの体が印象的なサモエド。子犬のときはまるでぬいぐるみのようで癒されますよね。思わず触ってみたくなる外見と、笑っているような表情が可愛らしく、愛好家も多い犬種です。

ところでサモエドにはよく似たスピッツという犬がいます。スピッツの方が良く知られていますが、サモエドと外見的特徴がとてもよく似ているので、違いはどこにあるのか疑問も思う方もいるでしょう。

今回はサモエドとスピッツについて、特徴や性格・歴史などを交えつつ、その違いについてご紹介していきたいと思います。まず最初に、それぞれの特徴を見ていきましょう。

サモエドとは?

ソファの上に乗っている二匹のサモエドの子犬

Zanna Pesnina/shutterstock.com

サモエドはフワフワで真っ白な毛が印象的なワンちゃんです。寒い地方原産のためボリュームのある暑い被毛が魅力的で、最近ではテレビやメディアでも紹介されるなど露出も増え、人と穏やかに接する姿が可愛らしいと人気も急上昇です。

極寒の地「シベリア」出身

サモエドは、ロシアのシベリア地方で暮らしていたサモエド族の相棒として、人々の生活に密着していました。サモエドの名前の由来になっているのは、もちろん「サモエド族に飼われていたから」です。飼われていたといっても愛玩犬としてではありません。

サモエド族が連れていたトナカイがオオカミに襲われないように警護する牧羊犬として、また狩猟の手伝いをしたり、そりを引っ張たりと作業犬として欠かせないパートナーでした。サモエドは皮下脂肪が厚く、ボリュームのある被毛に覆われていたため、サモエド族が寒さから暖をとるときにも活躍していたという歴史があります。

寒さへの適応能力と作業効率性を見込まれて、極寒地域の探検で活躍してきました。1911年、探検家アムンゼンと50頭のサモエド犬が南極の地を探検したことは、サモエドという犬種を世界に知らしめることになります。

初めは「白」以外のサモエドもいた

現在では、サモエドと言ったら「白い毛」という印象が強いですよね。でも、実は茶色や黒など、白以外のサモエドもたくさんいてカラーバリエーションは豊富だったんです。

サモエドがイギリスに持ち込まれた段階で、「白いサモエドがいい」と、白い被毛が生まれるように選択繁殖が繰り返されたと言われています。そのため白いサモエドが生まれて人気になっていきます。

がっしり体型

体の大きさは50~60センチで20~30キロ程度の体重のサモエドは、フワフワの毛に包まれているので、一見「かなり大型犬なのでは?」と思われているかもしれませんが、体重的には中型犬から大型犬の間と言えるでしょう。サモエドはたくましい体つきをしています。

がっしり体型ですが、バランスの良い体型です。寒い地方出身なので皮下脂肪がとても厚いです。この皮下脂肪が寒さから身を守る役割をしていました。被毛の下はとっても筋肉質なんですよ。

白いボリュームたっぷりの被毛

サモエドの大きな魅力は、白いフワフワの被毛ではないでしょうか。極寒の地であるシベリア生まれということもあって、被毛は寒さに耐えられるようにダブルコートで毛が密集して、かなりのボリュームです。白く美しいので、どこか優しく上品な雰囲気があります。

真っ白くて長い毛並みを維持するためには、毎日のブラッシングなどのお手入れは欠かせませんが、その手間をかけてもなお余りあるくらいに魅力的な毛並みです。両目グシやスリッカーブラシを使って毎日のブラッシングしてあげましょう。

サモエドスマイル

サモエドを見たときに「笑っているのではないか」と思うほど、可愛らしい笑顔が印象に残ります。口角のあがったサモエドの笑顔は「サモエドスマイル」と言われていて、見る人の心を和ませてくれます。

性格

サモエドスマイルと言われるだけあって、穏やかそうに見えるサモエド。その性格はというと見た目を裏切らず優しく温和な犬です。古い歴史のなかでも、人間の近くに寄り添って生活していたことから、リーダーになった飼い主さんとそのご家族には忠実です。

体格は大きいですが、人間とも仲良く暮らせるので室内飼いがおすすめと言われています。また筋肉質でたくましいので、運動することが大好きなためアクティブに人間と一緒楽しく遊ぶことを好みます。初対面の人にもフレンドリーなので、ほかの犬たちとも仲良くやっていける柔軟性があります。

体格が大きいので番犬として飼いたいと思う人もいるでしょうがあまり大人しすぎて番犬としてがおすすめできません。個体差にもよりますが、とても落ち着きがあり、ほかの犬の争う事も好みませんのでほかの犬を飼っているご家庭でもケンカなどのトラブルになることはめったにないそうです。

スピッツとは?

真っ白い被毛が特徴の日本スピッツ

dien/shutterstock.com

日本でスピッツというと、いわゆる「日本スピッツ」のことを言います。実は戦後にかけて、白くてフワフワのスピッツが大ブームを巻き起こしたこともあります。現在でも注目されている可愛らしい犬です。そもそも、ドイツ語で「尖っている」という意味のスピッツという言葉。

「スピッツ」と言えば、世界的にはシベリアン・ハスキーやジャーマン・スピッツなどをはじめ、耳がピンと立っていて、口元がシュッと尖っている犬のことを指します。犬種のことではなく、犬を分類したときに「尖っている外見的特徴」を表しているのです。しかし、日本で「スピッツ」と言う時には、日本が原産になって繁殖された「日本スピッツ」のことを言うことが多いです。

日本スピッツの歴史

日本スピッツについてはいろいろと起源が語り継がれていますが、ドイツ原産の白い犬「ジャーマン・スピッツ」がもとになっているという説もあります。日本の家庭で飼いやすいように小型化が試みられました。戦時中から戦後にかけて、日本スピッツは大ブームになり、繁殖数も一気にその数を増やしていったともことです。

ただ、当時の人気にあやかって乱雑な繁殖が繰り返されて、無駄吠えの多さが特徴となってしまいました。「うるさい犬」というイメージが定着してしまったのです。その後日本スピッツの愛好家の手により改良が進められ、現在では無駄吠えが特徴になることはなく、日本国内にとどまらず世界的にも「日本スピッツ」は愛されるワンちゃんとなっていったのです。

日本スピッツの特徴

体重5~10キロ前後で室内犬としても飼いやすい犬です。オスの方が少し大きな体をしています。「真っ白でフワフワの毛」は触り心地もよく、一緒に暮らせば見ても触っても癒されること間違いなしです。ダブルコートの白い毛が体全体を覆っています。しっぽも白い毛でふさふさ、とてもゴージャスな飾りになっています。喜びを表現するときに、ふさふさの白いしっぽをフリフリと振る様子が可愛らしいですよ。

また、体と頭の大きさのバランスもよく、つぶらな瞳で整った良い顔立ちをしています。口元が尖っているため口角もあがり、笑顔に見えるのでサモエドと表情が似ていますね。

性格

明るく活発な日本スピッツは飼い主さんのことが大好きで、家の中では明るく太陽のような存在となってくれるでしょう。笑顔を振りまいてくれるので、飼い主さんも癒されます。家族のことが大好きなので一緒に楽しく遊んでくれます。愛犬と一緒に楽しく遊びたい活動的な人にとっては楽しい時間を過ごせるでしょう。

飼い主さんとは友好的な関係を築くことができる日本スピッツですが、飼い主さん以外にはなかなか心を開かないようです。初対面でしっぽを振り振りするほど親しみを見せることはほとんどなく、一般的には人見知りで警戒心を発揮するようです。また家の中では何かの物音にもいち早く反応するので、番犬的な要素も持っている犬です。

トレーニングの効果も出やすい犬種ですが、その分よくわからないことも覚えてしまうところがあるので、日本スピッツにはしっかりとしたしつけが必要です。マンションなどの集合住宅で飼う場合には、無駄吠えしないように上手にしつけを行ないましょう。


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