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猫を保護する猫シェルターについて知ろう!活動や地域貢献について解説


猫は保護が必要なペット

猫シェルターで働いている女性と猫

hedgehog94/shutterstock.com

猫たちを取り巻く環境は変化することがありますが、「猫シェルター」という言葉を聞いたことがあるでしょうか猫たちはあらゆる事情で保護してもらう必要が生じる場合があります。猫シェルターではそんな猫たちを保護する場所です。

もっと詳しく猫シェルターについて知りたいと思われますか?

今回は猫シェルターとはどんな場所で、どんな団体が関係しているかをご紹介したいと思います。猫シェルターの働きを知るなら、飼い主としての認識が深まり、飼い猫を正しく扱おうという気持ちが新たにされるに違いありません。

猫シェルターの必要性

エサを探す野良猫

Ketolina/shutterstock.com

私たちの周りにはたくさんの猫が生活しているのではないでしょうか?自分たちが猫を飼育している場合もありますし、ご近所さんが猫を飼っていることもあるでしょう。外には野良猫たちが生活している地域もあります。

私たちにとって猫は非常に身近な存在です。身近な存在だからこそ、良い部分だけでなく、悪い部分にも目を向けなければいけません。

猫は可愛らしく華やかな存在です。ペットショップにもたくさんの猫が販売されるでしょう。猫用品も簡単に手に入るので、猫を飼い始めようと考える人も多いのです。

しかし、猫たちは華やかさの裏で大きな問題を抱えているのです。毎年保護を必要とする猫たちが存在するようになっており、保健所で殺処分される猫たちもたくさんいるのです。

そうした猫たちを保護してくれる場所はあるのでしょうか?あります。それが「猫シェルター」です。

「猫シェルターとは何か?」をご説明する前に、猫シェルターが必要な理由と、それが必要である背景をもう少し詳しくご説明します。

保護が必要な猫たち

毎年、保護が必要な猫たちは増えています。保護を必要とするどんな猫たちがいるのでしょうか?最近では、気軽に猫を購入できるようになりました。しかし、飼い主のすべてがモラルをもって行動できていないのが事実です。

猫を飼ったものの、飼育が面倒くさくなってしまったり、猫そのものに飽きてしまったりするのです。そしてそれらの軽薄な理由で猫を路上に捨ててしまう人がいるのです。

全ての人がそのような軽薄で身勝手な理由ではないかもしれません。それでも、飼育する前の計算不足や思慮の浅さが原因で猫を育てきれなくなる人はいるようです。

捨てられてしまった猫たちは野良猫として生きていくしかありません。路上での生活はとても大変です。病気にかかったり、喧嘩によって怪我したりすることもあるからです。

避妊や去勢をしていない猫たちは交尾によってたくさんの子猫を生みます。子猫たちもあっという間に成長するので、野良猫の数はどんどん増えていくのです。それでも、外では十分な栄養を摂取できない子が多く、死んでしまう場合もあります。

そんな野良猫たちは保護され正しいお世話を受けなければなりません。保護が必要な猫たちは私たちのまわりにたくさんいるのです。

野良猫で困る住民たち

野良猫が増えると、近隣の環境に悪影響を与える場合もあります。野良猫たちは食料が必要ですから、周囲から食料を取ってこようとします。その結果、ゴミ捨て場や畑が荒らされたりするのです。

野良猫が増えるとケンカによって怪我をする子、交通事故で死んでしまう子も増えます。猫の死体が放置されるなら周辺の衛生環境が悪化します。感染病が流行ることもあるのです。

野良猫が増えてしまうと近隣の住民は困ってしまいます。自分たちでも飼育することは難しいため、どうしても保健所に依頼して処分してもらわないといけなくなるのです。

幸運にも殺処分される前に里親が見つかる場合もあります。それでも、大抵の野良猫や捨て猫たちに里親が見つかることはありません。そんなかわいそうな猫たちを保護しようとする団体があるのです。それが猫シェルターなのです。

猫シェルターは猫の保護施設

ごはんを食べる猫シェルターの猫たち

zatvornik/shutterstock.com

「猫シェルター」とは保護を必要とする猫を助け、飼育し、新しい親が見つかるようサポートする場所や団体の事です。団体によって猫シェルターの働きは異なりますが、大抵の場合は、捨て猫を保護して新しい里親を探すことが目的です。

特定の場所を猫シェルターにして、たくさんの保護猫をお世話しています。場所によって数十匹の猫が飼育されており飼育員の手によってお世話されています。

猫好きの人たちは猫シェルターから好みの猫を探して譲り受けることが出来ます。あたたかい飼い主さんの手に渡ることによって、保護された猫が救われるのです。

猫の中には里親が見つからない猫たちもいます。猫シェルターはそんな猫たちを最後まで飼育してあげることで殺処分を避けるよう働いてもいます。

猫シェルターの働き

猫シェルターは、保護が必要な猫にとって重要な働きをしてくれています。猫シェルターの働きは場所や団体によって異なります。主には猫を保護して譲渡するための施設ですが、野良猫を減らすための問題に取り組んでいるグループもあります。

これから猫シェルターの働きを詳しくご紹介したと思います。

1.保護
猫シェルターの主な働きは、捨てられた猫や野良猫を保護することです。スタッフによって猫が発見されることもありますし、保護が必要な猫の情報が入ってくることもあるでしょう。さらに、猫シェルターへ直接連れてこられる場合もあるかもしれません。

猫シェルターのスタッフが保健所から殺処分になった猫を保護することも多いようです。

ただ猫シェルターの施設には限界があります。団体や施設によって受入数が異なるので、まだまだすべての捨て猫や殺処分予定の猫を救うことはできません。それでも出来る限り、保護しようと働いてくれているのです。

時には、遠方の保健所から猫を保護してくる場合もあります。猫シェルターのスタッフの熱意によってこの活動が支えられているのです。

2.治療
保護された猫たちは大抵、最初に健康状態がチェックされます。野良猫として生活していた猫は弱り切っている猫が多く、すぐに処置しなければいけないこともあります。感染症にかかっている場合も多く、同じシェルター内の猫が感染してしまわないように、治療が行われることがあります。

大きな団体では、専門的な知識や技能を持ったスタッフがいることもあります。そうでない場合でも近くの動物病院で診断や治療を受けるはずです。投薬が必要な猫もおり、スタッフによって薬を飲んでもらうようサポートされます。

健康チェックと治療により特別なお世話が必要無くなれば、猫シェルターの他の猫との共同生活が始まります。衰弱していた猫は毎日体重チェックされます。健康になるまでしっかりとしたお世話が必要となるのです。

猫の中には以前の飼い主に虐待されて精神の病気を抱える子もいます。人間に対して強い恐れや警戒心を抱くのです。ストレスを自分の身体を傷つけることで発散させようとする猫もいます。

そんな猫たちのケアも行なわれます。治療しつつ、毎日の生活で心を落ち着け、通常の生活が出来るようサポートするのです。

3.飼育
保護された猫たちは健康的に生活しなければなりません。スタッフたちが保護猫たちを飼育します。

たくさんの猫を同時に飼育するのはとても大変な作業です。たくさんのエサが必要になります。エサやり、水の補充だけでもたくさんの時間を費やすことでしょう。

清潔な環境で生活してもらうために掃除は欠かせません。猫のうんちを掃除したり、抜ける被毛を処理したりしなければいけません。猫たちは定期的に身体を洗ってもらうこともあるでしょう。

飼育の中に含まれる大切なこととして「運動」がありあす。猫たちにとって運動は欠かせないものです。健康を維持するためにも広い場所で走り回ったりジャンプしたりする必要があるのです。

猫シェルターの広さにもよりますが、普段から広い場所で自由に飼育されている場合があります。狭い場所であればケージの中で生活することもあるでしょう。それでも定期的に運動する機会が与えられるよう努力が払われています。

各家庭の飼い主が飼育している環境ほど快適ではないかもしれません。それでも保護される前の状況に比べるならはるかに恵まれた環境で生活することが出来るのです。何より殺処分を免れることが出来るので、猫たちにとっては大きな救いとなっているのです。

4.しつけ
猫には基本的なしつけを教えることが出来るところもあります。猫シェルターでは集団での生活になるので、その場所でのルールを守る必要があります。食事やトイレのしつけがなされることで、不自由なく生活できるようになるのです。

ある程度のしつけがなされることで里親が見つかりやすいというメリットもあります。

しつけは大変な作業です。たくさんの猫を教えるのは難しいですが、猫シェルタースタッフの大きな努力によって、しつけまでもが成し遂げられているのですね。

もちろん、猫の数や方針によっては保護して飼育するだけで手いっぱいの場合もあるでしょう。

しかし、猫シェルターに来た猫は徐々に穏やかになっていくものです。危険な状態から保護されて優しいスタッフや仲間に囲まれて生活することで精神が落ち着いてくるのです。しばらくすると十分育てやすい猫になっていることでしょう。

5.スキンシップ
猫シェルターではスタッフとのスキンシップもなされています。スタッフの愛情を受けることで傷ついた心が徐々に癒されていきます。猫シェルターによっては猫カフェなどで他の人とふれあいの機会を持てる場合もあります。

6.譲渡
猫シェルターの主な働きの1つです。保護した猫が健康になり、譲渡できるようになったなら受け入れ先を探します。インターネットで里親を募集したり、里親会などを開いて里親を探したりすることもあるでしょう。

スタッフはブログやウェブサイトを更新したり、里親会を企画したりと事務仕事でも大忙しです。

7.相談受付
団体によっては、猫を育てきれずに困っている人や、野良猫で困っている人の相談を受け付けていることもあります。

猫シェルターにはたくさんの猫たちを保護してきた実績と経験があります。捨て猫・野良猫によるトラブルにもよく精通しているので、困っている一般の方に正しいアドバイスを与えることが出来るでしょう。1匹でも捨てられる猫が減少するための取り組みなのです。

動物愛護への教育活動

これも団体によりますが、講習会などを開いて、多くの人に捨て猫の現状についてお知らせする活動を行なっている場合もあります。地域社会の認識を深めることで、猫を大きな枠組みで保護できるよう活動しているのです。


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