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犬が飼い主に撫でられると喜ぶのはなぜ?その理由や心理に迫ります!


犬は飼い主に撫でられるのが好き!

撫でられて嬉しそうな犬

Bachkova Natalia/shutterstock.com

犬は飼い主さんの元にやってきて、さまざま手段を使って飼い主さんに注意を自分に向けて撫でてもらおうとすることがあります。背中を向けて目の前にちょこんと座って、飼い主の行く手を遮ってみたりしているのを見ていると、犬は撫でられることが好きなのを感じますね。

では、なぜ犬は撫でられることが好きなのでしょうか。その理由についてご紹介していきたいと思います。愛犬が撫でているときに見せてくれるうっとりとした表情の背後にある感情を見ていきましょう。

犬はどうして撫でられることが好きなのか

飼い主が犬を撫でている

New Africa/shutterstock.com

飼い主さんがテレビを見てくつろいでいるとき、忙しく家の用事をしているとき、愛犬は飼い主さんの隣にやってきて撫でて欲しいことをアピールしてくることがありますね。

前足をちょんちょんと腕に持ってきたり、ゴロンとお腹を見せておねだりしたりすることもあるでしょう。犬が飼い主さんに撫でられると喜ぶことにはどのような理由があるのでしょうか。

1.マッサージのように気持ち良いから

当たり前ですが、犬は人間とは違い四足歩行です。そのため、体のいろいろな場所が凝っていると言われています。しかし、人間のようにしてもらいたいときにマッサージをしてもらいに行くということはできません。それで飼い主にマッサージのお願いをしに来ることがあります。

犬は特に首のラインから肩のラインがこりやすいと言われています。この場所を慣れるまで円をかくようにマッサージをしてあげるだけでも、疲労回復の効果が期待できるでしょう。

また撫でるという行為によって、犬の血行を促進するマッサージ効果が生まれることがあります。この「気持ち良い」という感覚を味わうために、わざわざ飼い主さんの元に行ってマッサージしてもらうこともあるのです。そのため、撫でるときには犬のツボを意識しながら撫でてあげると、より愛犬を喜ばせることができるでしょう。

人間と同じで犬も体の至る所にツボがあるので、そこを刺激してあげることによって気持ちよくリフレッシュ効果が期待できます。

マッサージは強く揉み過ぎないことが大切です。やさしく撫でるように触っていく程度からスタートさせて、軽く圧迫させるくらいで行なっていき、耳の後ろから首筋、背中、お腹、四肢など全身をマッサージしてあげましょう。

マッサージをしたことがないという方は、愛犬の後ろから鼻の両脇に軽く手を当てて、鼻筋に沿いながら耳の方へ向かって2本の指を優しく押し当てるように動かしてみましょう。その後、首の方に移動させて、肩にあたる部分を両手を使い軽くほぐすようになでてあげましょう。

愛犬がハッと振り向いたり逃げたりするような動作をするならば、力が強すぎることが考えられます。触られてもじっとしていて気持ちよさそうにしているなら、力加減の調節は愛犬に合っていると思って大丈夫でしょう。

愛犬の好みを表情を見ながら行なっていくことによって、コミュニケーションの時間にもなっていくことでしょう。

2.痒いところを掻いて欲しい

マッサージと少々似たような理由ですが、マッサージではなく自分の足では届かない痒い部分を掻いて欲しいという理由から、撫でてもらおうとする犬もいます。普段は器用に後ろ足を使って、痒いと感じた部分を掻いている犬ですが、足の長さには限界があるため、掻きたくても掻けない場所もあるのです。

そんなときには「飼い主さんに掻いてもらおう!」と思いつき、飼い主さんに撫でてと寄ってくることがあります。「痒い場所があるから掻いて欲しいな」と寄ってきているときには、その部分を飼い主さんに押し付けてくるなど、分かりやすく教えてくれています。是非そのサインをくみ取ってあげて、その場所を撫でてあげるようにしましょう。

3.構って欲しいという気持ちの表れ

飼い主さんに構って欲しいという甘えん坊な犬は、飼い主さんに撫でてもらうという方法で構ってもらおうと寄ってくることがあります。前足でちょんちょんと腕を触ったり、飼い主さんにくっつくようにゴロンと横になったりしたときには、「構って欲しいな、撫でて欲しいな」という欲求の表れです。

飼い主さんのことが大好きな愛犬は、飼い主さんと触れ合う時間がとても好きです。愛されていると感じさせてあげるためにも、構って欲しいという欲求にこたえてあげる時間を取ってあげることは大切でしょう。

でも毎回応えてしまうと、いつでも自分の思い通りなると勘違いさせてしまうので、適度が大事です。いつでも構ってあげられるわけではないので、構ってあげられないときのストレスが大きくなってしまう可能性もあります。

構って欲しいという気持ちがワガママや分離不安につながるようなことならないためにも、バランスを取りながら愛犬の気持ちに応えてあげるようにしましょう。

4.飼い主さんの安心感を得たい

飼い主さんに構って欲しいという心理とは別に、飼い主さんに撫でられることによって安心感を得たい、リラックスしたいというときにも犬は撫でてもらおうとすることがあります。犬には、生まれたときから他の犬と舐め合ったりすることで、相手に愛情を表現してコミュニケーションを取る性質があるそうです。

例えば生まれたばかりの子犬の頃は、お母さん犬から体を舐めてもらうことで、お母さんの愛情を感じ安心すると言われています。大きくなってからも他の犬と舐め合ったりじゃれたり、体を触れ合わせたりすることによって、コミュニケーションを取って信頼関係を築いていきます。

ですから、親のように信頼する飼い主さんに撫でてもらうことによって、さらに信頼関係を深めていこうとしているのでしょう。特に、不安なことがあったり、長時間の外出から飼い主さんが帰ってきたりしたときには、近くに寄っていって飼い主さんに撫でてもらうことで安心感を得ようとするかもしれません。

「やっと帰ってきた。よかった」というホッとした感情と、不安を埋めて欲しいという感情が合わさり、撫でて欲しいとアピールすることがあるでしょう。

5飼い主さんから褒められたい

犬は飼い主さんを喜ばせることが大好きな動物です。犬は褒められると、飼い主さんを喜ばせることができると考えているため、褒められようとしてさまざまな行動を取ります。

例えば、「おすわり」「伏せ」「待て」などのしつけも、飼い主さんを喜ばせるためにこれらの行動を取って、飼い主さんの反応を見ています。

犬を褒めるときに飼い主さんは、犬を撫でて「よくできたね」と言うことが多いので、犬は撫でられると飼い主さんが喜んでいると感じて嬉しそうにします。飼い主さんが大好きで飼い主さんの気持ちに寄り添っていることがよく分かりますね。

「撫でられることが好き」とは違う場合もある?

嫌がってる?

Aneta Jungerova/shutterstock.com

実は撫でられることが好きなのではなく、どちらかというと撫でられることを受け入れているという感覚があることも事実です。もちろん、撫でられることが好きな犬なら、マッサージ代わりや足が届かないところを掻いて欲しい、飼い主さんに構って欲しいという気持ちで、自ら撫でられにくる犬もいることでしょう。

しかし、中には撫でられることを嫌がる犬もいます。特に飼い主さん以外の人間には警戒心を抱いているため、基本的に嫌がります。受け入れるとすればそれは、犬がとても穏やかな性格であったり、何度も会っていたりして心を許しているからでしょう。

したがって、人間の側からしつこく撫でまわすと犬にストレスを与えてしまう恐れがあります。

撫でることは犬とのコミュニケーションの機会となりますが、撫でることだけがコミュニケーションの方法ではありません。その犬の好きなことを見つけてコミュニケーションを取るようにするのが良いでしょう。撫でるのは愛犬の方から来た時のみ、または程度を考えて撫でてあげることが大切です。


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