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猫のヘアボールって何のこと?猫が毛玉を吐く原因と対策方法をすべて解説します!


猫の毛玉対策が必要なのはなぜ?

猫のグルーミング

Bogdan Sonjachnyj/shutterstock.com

毛玉対策はすべての猫に必要です。なぜなら、猫はグルーミングと呼ばれる毛づくろいを頻繁に行う動物だからです。グルーミングをする度に体内に毛玉を飲み込んでしまうため、毛玉を吐くことがよくあります。吐いている姿を見るのは飼い主さんにとってつらいものです。

では、猫が毛玉を吐かないようにケアすることは可能なのでしょうか?この記事では猫のヘアボール(毛玉)とその対策について詳しく解説していきます。さっそくみていきましょう。

猫のヘアボールとは?

猫を飼っている方なら、愛猫がゲーッと吐き出す長さ数センチの毛の塊を見たことがあるのではないでしょうか?だれもがそれを初めて見た瞬間はとてもビックリします。

これはヘアボール(毛玉)といって、猫が毛づくろい、つまりグルーミングをすることで舐めて飲みこんだ自分の毛です。猫によって吐き出す毛玉の大きさは異なりますが、決して小さいものではありません。

通常、猫が飲みこんだ毛は胃から腸を通って、便として排泄されるのが一般的です。しかし、飲み込む量が多いと体内に蓄積されてしまい、胃の中でもつれたり固まったりし、ボール状の塊になった毛を吐き出すことがあります。

猫が毛玉を吐く原因とは?

吐きそうな猫

Dmitry Pichugin/shutterstock.com

猫が毛玉を吐くことは珍しいことではなく、正常なことです。ただあまりにも多くの頻度で吐く場合は、何かしらの異常も考えられます。

では、猫が毛玉を吐く原因とは何なのでしょうか?

原因①毛玉が胃に蓄積されている

猫はもともとグルーミングをする際に、舐めながら毛を飲み込みます。そして胃の中に蓄積された毛玉を吐く、もしくは便と一緒に排泄するという習性を持っています。

そのため、単純に胃の中に蓄積された毛玉を吐きだしているだけなら特に問題はありません。換毛期で毛が大量に抜けている時期なら、その分多くの毛玉を吐くことも考えられます。胃の中に蓄積された毛玉を吐いているだけなら、正常なことなので心配する必要はないのです。

原因②アレルギーの可能性

毛玉をあまりにも頻繁に吐く場合は、皮膚がアレルギーによって荒れてしまい、大量に毛玉を飲み込んでいるのかもしれません。

特にアレルギー皮膚炎の場合、脱毛に加え、皮膚炎による不快感から毛づくろいの頻度も増えるため、胃の中に毛玉が蓄積されやすくなっているため、吐く回数も増えます。

もし愛猫が頻繁に毛づくろいをしているようなら、アレルギー性皮膚炎の可能性がありますのでチェックしてみましょう。

またアレルギーの症状は皮膚炎だけでなく、嘔吐の症状としてあらわれることがあります。毛玉を吐くわけでもなくただ単に吐いているようなら、アレルギーである可能性が高いですので動物病院を早めに受診するようにしましょう。

原因③毛球症

胃に蓄積されてしまった毛玉が吐けなくなってしまうと、毛球症という病気になってしまいます。毛球症は胃の中に毛が蓄積されて固まってしまい、なかなか吐くことができずに胃が圧迫されてしまう病気です。それにより食欲が低下し、体重も減少してきます。

毛球症は、特に長毛種の子がかかりやすいので注意しましょう。

原因④消化器管の病気

毛玉を頻繁に吐く場合、何かしらの病気を患っていることが考えられます。それには消化器管である腸や胃の疾患などが挙げられます。

これらの器官に炎症が起きると嘔吐する頻度が増えますが、毛玉はほとんど吐き出されていません。1日に何回も吐こうとしているなら、嘔吐を伴う病気の可能性がありますので、早めに動物病院を受診しましょう。

猫が毛玉を吐くときの対処法とは?

診察を受ける猫

santypan/shutterstock.com

では、愛猫が毛玉を吐くときどのように対処すればよいでしょうか?

まず何が原因かを見極める

猫があまりにも頻度に毛玉を吐くようなら、まず何が原因なのかを見極めることはとても大切です。

上記でみた毛玉を吐く原因を参考に、愛猫の様子をしっかりチェックしてみましょう。そして、もし何らかの異変があるならその異変を素早く改善することが重要です。

動物病院を受診する

あまりにも毛玉を吐く場合は、早めに動物病院を受診して獣医師さんに診察してもらいましょう。病院でしっかり診察を受けるなら、毛玉を吐く理由もはっきりしてきます。

愛猫の健康を守れるのは飼い主さんだけですので、早めに対応するように心がけましょう。

猫の毛玉ケア対策をしよう!

ブラッシングタイム

Massimo Cattaneo/shutterstock.com

猫が毛玉を吐くのを予防するために、毛玉ケア対策を行うことができます。

次のことを実践することができるでしょう。

対策①ブラッシングをする

猫は自分の被毛をケアするためにセルフグルーミングをしますが、その際に舐めながら毛を飲み込んでしまいます。つまり、セルフグルーミングをたくさんするキレイ好きな猫ほど毛をたくさん飲み込んでしまうため、それだけ毛玉を吐く回数も増えるのです。

そこで愛猫が毛玉をたくさん飲み込まないように、飼い主が定期的にブラッシングをして抜け毛を少なくしてあげることができるでしょう。

愛猫にブラッシングをすることで余分な毛を取り除くことができるので、猫が舐めて飲み込む毛の量を少なくすることにつながり、毛玉ケアができます。

対策②被毛をカットする

長毛種の猫は飲み込む毛の量も多くなりますが、被毛をカットするなら毛玉ケアになります。

しかし、猫にとって毛をカットされることはストレスとなりますので、換毛期だけ胴体の被毛をカットすることができるかもしれません。

対策③毛玉除去剤の使用

猫の食間に、舐めて与える毛玉除去剤(経口緩下剤)を毛玉ケア用のお薬として与えることもひとつの方法です。お腹の毛玉を柔らかくして、便と一緒に毛玉を排出するように促します。

ただし、下剤なので長期間にわたって継続して与え続けることは避けましょう。また当たり前のことですが、用法用量をしっかり守ることが重要です。

対策④猫草を与える

完全室内飼いの猫の場合、猫草を与えると毛玉ケアの効果を期待できます。猫草を猫が食べるなら、毛玉の排出につながるでしょう。

猫草は毛玉を吐きやすくする効果がありますが、猫によっては全く食べない子もいますし、食べても効果が見られない子もいます。ペットショップなどで簡単に手に入るので試してみる価値があるでしょう。

対策⑤毛玉ケアのフードに切り替える

毛玉ケアに特化したフードを与えれば、猫は毛玉を吐くだけでなく、便と一緒に排出することもできます。毛玉ケアフードは、食物繊維の働きで腸内環境を活発にさせ、毛玉を便から排出するよう促します。

ただ、食物繊維に毛玉が混じることで便が大きくなってしまい、便秘や痔になるリスクや腸を傷つけてしまう危険性もあるので、様子を見ながら与えるようにしましょう。

対策⑥サプリメントを与える

毛玉の排出を促すサプリメントを使用するのもひとつの方法です。多くのサプリメントはニオイや味がないので、いつものフードに混ぜて与えても違和感なく食べてくれることでしょう。

長期的に服用しても特に副作用はないと言われていますが、もし何らかの異常がみられたらすぐに使用をやめ、動物病院を受診するようにしましょう。

愛猫のブラッシング方法

ブラッシングで気持ちよさそうな猫

Impact Photography/shutterstock.com

猫の正しいブラッシング方法をマスターし、愛猫の毛玉ケアにつなげましょう。

①愛猫に合ったブラシを選ぶ

まず猫のブラッシングで一番大切なことは、愛猫に合ったブラシ選びです。猫のブラシにはさまざまな種類があります。

基本的に短毛種か長毛種かでブラシを使い分けますが、猫の毛の状態やブラッシングに対しての慣れ具合などを見て、細かく使い分けることが理想的と言われています。

②愛猫の好きな部位からブラッシングをはじめる

猫のブラッシングを始めるとき、まずは愛猫が気持ちいいと感じる部位からブラッシングしていきましょう。多くの猫がお腹や尻尾を触られることを嫌がりますので、突然お腹や尻尾から始めることは控えましょう。

個体差にもよりますが、首周りや頭など慣れている部位からはじめ、少しづつ背中やお腹、尻尾と移動していくことができます。

③毛並みに沿ってブラッシングする

猫にブラッシングする際、部位ごとに生えている毛並みに沿ってブラシをあてることは基本です。ですから、ブラッシングをする前に部位ごとの毛並みをよく確認するようにしましょう。

ちなみに顔周りは鼻を中心に外側へ、耳周りは耳の付け根から耳の先へ、首周りは背中に向かって、胸周りは胸のふくらみに沿って下へ、胴周りは尻尾の先に向かって、お腹は外側から中央に向かってブラッシングをすると良いです。

④ブラッシングは短時間で!

猫にブラッシングをしていると毛がたくさん抜けるので、ついつい長い時間にわたってブラッシングをしてしまいがちですが、短時間で済ませることがポイントです。

ブラッシング中に猫が嫌がるならすぐに中断してあげましょう。嫌がる愛猫を押さえつけてまでブラッシングをするなら、猫はブラッシングは嫌なものと認識してしまいます。

長くても3分程度でブラッシングを終わらせるようにしましょう。

⑤力を入れないこと

愛猫の毛があまりにも抜けるとついつい力がこもってしまいがちですが、力任せにブラッシングをすることはNGです。

人間も髪をとかすときは優しく皮膚にブラシが当たらないように行うように、愛猫の皮膚に気を付けながら優しくブラッシングをしてあげましょう。

特にお腹や尻尾など猫の皮膚は人間に皮膚よりも繊細でデリケートなので、丁寧にやさしく行いましょう。


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