愛犬の冷たい態度に「嫌われてしまったかな…」と感じることはあるでしょうか。愛犬のしぐさや行動によって愛犬の気持ちが伝わってくるので、そっけない冷たい態度に感じられる行動を目にするとそのように感じるかもしれません。
自分の気持ちやテンションと愛犬の態度の温度差にちょっと戸惑いを感じることがあるかもしれませんね。飼い主さんが感じる愛犬の冷たい態度にはどのような理由が考えられるでしょうか。一緒に見ていきましょう。
冷たいと感じる犬の態度
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人と同じように犬の性格もさまざまですので、信頼や愛情の表し方は変わってきます。冷たい態度と感じる背を向けられたり、呼んでも反応が一瞬で終わってしまったり、出かけるときもそっけなかったりすることには犬のどのような心理が現れているのでしょうか。
背を向ける
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部屋でくつろいでいると愛犬がそばにやってきたので、甘えたいのかなと顔を近づけようとしたらくるっと背中を向けて座ってしまうときには、冷たい態度に感じるかもしれません。飼い主さんにとっては切ないですね。
でも、これは愛犬に信頼されている証拠です。野生時代の犬は、急所である後ろ足やお尻を敵に攻撃されないように、仲間同士でお尻や背中をくっつけ合って、眠ったり休んだりしていたと言われています。そして今でも、背中を預けても安心と思える相手以外には、むやみに背中を見せたがりません。
つまり、愛犬が背中を向けるのは、飼い主さんのことを信頼し、絶対に自分に危害を加えることはない人と確信していると言えるでしょう。スキンシップが好きな愛犬なら、そっと背中をなでてあげるならリラックスさせてあげられるでしょう。肩やしっぽの付け根あたりもなでられると喜ぶポイントです。
飼い主さんに怒られているときに背中を向けることもありますが、これは「落ち着いて」という相手に伝えるためのカーミング・シグナル（自分や相手を落ち着かせるためのしぐさや行動）です。怒っている飼い主さんに不安や緊張を感じているので、怒り過ぎには注意しましょう。
呼んだときに、その場でしっぽを振る
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愛犬の名前を呼んだら、嬉しそうに駆け寄ってくるかと思いきや、その場でしっぽをブンッと振っただけ…という経験はありませんか?愛犬の塩対応に、寂しい気持ちになったり、愛犬との関係性が心配になったりしてしまいますね。
でも愛犬は、しっぽを振って「聞こえているよ」としっかり応えてくれているのはコミュニケーションができているということになります。これは、「しっぽで返事するだけでも、飼い主さんなら分かってくれる」と思っているからこその反応と言えます。それだけ愛犬は、飼い主さんのことを信頼しているのです。
たまにしっぽだけで返事をすることがあっても、必要なときにきちんと呼び戻しができているのであれば、そんなに心配しなくても大丈夫でしょう。犬にも自分の時間というものがありますので、構わないことも愛情ですので静かに見守ってあげるようにしましょう。
お見送りがあっさりしている
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犬は飼い主さんの行動をよく観察しているので、「行ってくるね」などと言わなくても、飼い主さんが出かけることを察知してしまいます。その結果、クンクンと寂しそうな声で鳴いたり、ワンワンと行かないでと言っているかのように吠えると、愛犬の様子に後ろ髪を引かれる思いでお出かけすることもあるでしょう。
その一方で、飼い主さんが出かけると分かっていても、おとなしく飼い主さんを見送ることができる犬もいます。我が家の愛犬のお見送りがあっさりしていると、安心して出かけられるような、ちょっと寂しいような複雑な心境になるかもしれませんね。
しかし、愛犬が出かける飼い主さんをおとなしく落ち着いて見送ることができるのは、飼い主さんを信頼していて、飼い主さんとの良好な関係を構築できていることの証拠です。愛犬は「飼い主さんは出かけても、必ず帰ってくる」と信じているので穏やかな気持ちで飼い主さんを送り出してくれているのです。
きっとお留守番している間も、あまりストレスを感じずに過ごせているのでしょう。飼い主さんが愛犬がひとりで過ごすときも、安心して過ごせる環境を整えてあげているとも言えるかもしれませんね。
大谷翔平・野球ニュース