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犬は聴覚にも優れている生き物!苦手な音や苦手な音が聞こえた時のしぐさとは?


犬は音に敏感な生き物

Adorable brown and white basenji dog smiling and giving a high five isolated on white

De Repente/shutterstock.com

犬は音にとても敏感な動物です。人間にとっては何でもないような音でも、犬にとってはとても怖い音として聞こえます。

たとえば雷や花火などの大きな音を聞くと怖がり、震えたり、パニックになってしまうことがあります。また、大きな機械音やエンジン音なども、犬にとっては正体不明の未知な音として恐怖心を与えます。

音に強いストレスを感じると、過剰に吠えて、最悪な場合は周囲に危険を与えることもあります。

ですから、愛犬を生活音に慣れさせ、落ち着きのある犬へ育てることは飼い主さんの役目と言えます。

では、犬が音に敏感な理由や音に慣れさせる方法などについてみていきましょう。

犬が音を怖がる理由とは?

dog listening with big ear

Javier Brosch/shutterstock.com

犬が音を怖がる理由には、さまざまなことが関係しています。

具体的には犬にとって苦手とする音が正体不明の未知な音であることや、音と強烈な思い出がセットになっていると、その音を聞きトラウマのように思い出し怖がることもあります。

また、犬が優れた耳を持っていることや神経質な性格であること、生まれ持った遺伝子なども関係していることがあります。

特定の音に慣れていないから

犬は、普段聞きなれていない特定の音を怖がる傾向があります。

人間にとっては身近な音である機械の音やエンジンの音でも、それらは自然界には存在していない音なので犬にとっては聞き慣れてはおらず不快に感じるようです。

音の正体を理解できないことで、怖さはさらに増してしまうこともあります。

音に対してのトラウマ

音と嫌な思い出や経験がセットで記憶されていると、その音を聞く度に嫌な思い出や経験を思い出して怖がってしまうということもあります。

たとえば掃除機の音に驚いている愛犬の足を間違えて踏んでしまった場合、犬は掃除機の音と痛いという経験をセットで記憶してしまいます。そのため、それ以降、掃除機の音を聞くと足を踏まれた嫌な経験がよみがえり、掃除機の音を聞くだけで恐怖心を抱くようになります。

このような恐怖心は、主に子犬のときに経験したことが大きく影響していると言われています。

優れた聴覚をもっているから

犬は人間とは比較できないほど、優れた聴覚を持っています。そのため、人間が聞き取れないような高い音でも聞こえます。

具体的には、犬が音を聞くことができる範囲は人間の4倍、聞こえる大きさは人間の6倍と言われています。

このように優れた聴覚を備えていることから、犬はとても音に敏感で、人にとってはそれほど大きく感じない音でも犬にとっては大きな影響力となることが理解できます。

神経質な性格

犬は臆病で、神経質な性格をしています。そのため、音に敏感に反応する傾向があります。

特に子犬の頃、家族以外の人間やほかの動物と接する機会がなかった犬の場合、大人になってからも臆病で神経質で、精神的に不安定な犬になってしまう可能性が高いようです。

また、犬種によっては、生まれつき神経質な性格をしています。さらに小型犬は大型犬よりも臆病な子が多く、音を怖がる子も少なくありません。

犬の性質や遺伝性

犬が音に敏感で怖がる理由には、生まれ持った性質や遺伝、本能も関係していると考えられています。

たとえば多くの人がヘビを本能的に怖いと感じるように、犬も音を本能的に怖いと感じるのではないかと言われています。

犬が怖がる音とは?

Dog and cat under a plaid. Pet warms under a blanket in cold autumn weather

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

わたしたちも身の周りにある生活音で、犬が敏感に反応し怖がって落ち着かない状態になるものには、雷の音、花火の音、掃除機の音、洗濯機の音、電子レンジの音、バイクの音、工事の騒音、電話のベル、インターホンなどが挙げられます。

また、外出先で遭遇するパトカーや救急車のサイレン、散歩の途中で出会う犬や猫の鳴き声などにも敏感に反応する子もいます。

雷の音

雷は、花火や爆竹のように大きな音がするので犬にとってはとても恐怖です。

特に犬は気圧や空気中の電流の変化を敏感に感じ取ることができる能力が備わっているため、雷の音を苦手とすると考えられています。

花火の音

人間よりも耳の優れている犬は、花火や爆竹などの大きな破裂音が苦手です。

また犬の場合、大きな音に加え、空気の振動なども敏感に感じるため、音の恐怖はさらに倍増していることも恐怖を感じる理由と言えます。

掃除機や洗濯機、エンジン、工事などの騒音

掃除機や洗濯機、エンジン、工事のドリル音などは、自然界には存在していない機械音です。わたしたちはそれらの音の正体を知っており、危険な音ではないことが分かっていますが、犬はこれらの音の正体や理由を知らないため不安や恐怖を感じます。

電話やインターホンのベルの音

電話やインターホンなどのベルの音を怖がる犬もいます。電話の場合、耳のよい犬には飼い主さんが電話で話している相手の声が聞こえています。

声は聞こえるのに会話をしている相手の姿が見えないため、恐怖を感じている犬もいるようです。

またインターホンの場合は、インターホンが鳴ると知らない人が家の中に入ってくるということが頭にインプットされているため、その音を聞くだけで怖がるようです。

犬が音を怖がっている時に見せる行動とは?

Cute young woman kisses and hugs her puppy jack russell terrier dog. Love between owner and dog. Isolated on white background. Studio portrait.

Ovchinnikova Stanislava/shutterstock.com

では、音に敏感に反応する犬が、音に怖がっている時にはどのような行動をするのでしょうか?

震える

わたしたち人間も怖い時に体が震えるように、犬も怖い時や緊張している時にブルブルと体を震わせます。

身をすくめる

大きな音を聞き尻尾が身体の内側に入ったり、少し上目遣いで耳を寝かせているような行動をするなら、犬は怖がっています。

身をすくめているようにも見えるこの行動は、恐怖の対象から距離をおき、様子を遠くからうかがっているように感じ取れます。

吠える

犬が音を聞いて吠える場合、威嚇しています。音を出している対象物から気をそらせることで落ちつくでしょう。

隠れる

音にびっくりし怖さのあまり、逃げられる状況にいる場合は、自分の避難所へ逃げ込む行動をします。

それはお気に入りのハウスだったり、こたつの中など犬が安全と思える場所へ避難します。飼い主さんが「もう大丈夫だよ」とお迎えにいけば、たいていすぐに出てきてくれます。

脱糞や脱尿

怖がっている時に見せる行動で一番の最高度は、脱糞や脱尿です。怖さのあまり、自分で身体をコントロールすることができなくなってしまい排泄をしてしまうことがあります。

決して叱らないで、そっと片付けてあげましょう。


この他にも仲の良い動物や人に寄り添ったり、息が荒くなる、逃げる、よだれを垂らす、嘔吐、下痢などの行動や症状がみられることもあります。恐怖心からパニック状態になってしまうと手がつけられず、最悪の場合は噛むなどの攻撃的な行動をすることもあるので注意しましょう。







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